今日は凶にて己書ならぬ忌書か

今日は家人が風邪をひき休養していました。
そんな中、ちゃっちゃとお昼ご飯の用意と夕ご飯の下ごしらえをして、私はいそいそと己書の道場に向かいました。

「おはようございまーす」と元気よく中に入ったら、「あら、今日は午後ですよ」
「?!」そうだそうだ、そうだった！　すっかり勘違いしてた！

先生は他の予定があり、私は出戻りと相成りました。あーあ。

帰る途中でドラッグストアに寄り、頼まれていた風邪薬を買いに行きましたが、見つかりません。
仕方なく去年買った違う店まで遠回りをして行きました。

ところがその店にもありません。わざわざ行ったのに。
で、違う薬を買って帰りました。
去年はあったのに、変だなあと思って調べたら、その薬はもう販売されないとのこと。

後継者がいなくなり生産を止めてしまったそうです。
義父の時代から安心して飲んでいた薬なのに、あーあ、がっかり。

気を取り直して、今度は、お寿司教室で使うこだわりの食材を買いに行きました。
そうしたら、そのお店がお休みでした。あちゃ！

どうなってるのよ、今日は。まったくもって厄日だわ。
午後もまた何か起きるのでは、と疑心暗擬で再度己書の道場へ。

「こんにちわー」と声は控え目、うつぶせ気味の顔でそろそろっと席に着きました。

なんとか無事４枚の作品を書き上げてやれやれです。









己書のホットな言葉も今日は慰めの言葉に聞こえます。

「あの人おっちょこちょいだね。」
「まあ、仕方がないわ。人間だもの。」

「明日も、何かしでかすかもよ。」
「あの人も風邪をひかなきゃいいけどね。」

ねこちゃんと雪だるまさんの内緒話が聞こえてきそうです。