やまあそび

きのこと釣りと山菜の記録と思ったことをずるずる綴る

20241021緊急速報 モミタケは旨かった

2024-10-21 20:22:23 | 考察
昨日のモミタケを今喰ってみた。
はっきり言って旨かった。

モミタケは昨日に水で洗い、汚れを落としたのみ。
それを持ち帰り、先ほど柄と傘に切った。
柄を盾に4等分、、傘を6等分に分けた
虫は全く入っておらず、非常に綺麗だった。
ああ美しい・・・・・


まずオリーブオイルで塩のみ、しっかり加熱した。
ウラベニホテイシメジとは違う粉臭が少々あるが気にならなかった。
しっかり旨味はあったが、濃厚な旨味といったものではなく
優しい旨味だった。


次にバターで炒めて少しの醤油を垂らした。
きつね色になった所で試食した。
これも旨かった。
粉臭は気にならなかった。
旨味がバターに負けているかもしれないと感じた。

自分で見つけて収穫し、味わい頂く。

本当に旨かった。
ちょっと涙出た。

他のキノコはうどんの汁にしている最中。
9時を回ったら食べる。
こちらも今煮込んでいるが、キノコの出汁が非常に美味しかった。



秩父に向かい、山の神様に3度御礼を申し上げのだった。

謎のフウセンタケ2と3及びオオイチョウタケの試食結果

2024-10-06 19:57:41 | 考察
今しがた表題の通り試食をしてみた。

まず、謎のフウセンタケ2の写真


このきのこの特徴は
①傘の半分から上に、写真の赤丸内にあるような
 ブツブツの模様があること。
②匂いについて、芝臭さが少なく、チチタケの乳液が乾いた時のような、煮干しのような匂いが
 若干含まれていること。
③切断面を見たとき、傘と柄の色が、若干黄色掛かっていること。
④幼菌時、傘の周辺部は紫がかっているが、成菌になるにつれ茶色になり
 最終的に傘全体が茶色になる。

続いて謎のフウセンタケ3の写真

ブツブツの模様がない。

匂いに芝臭さがなく、クリフウセンのような匂いが微量にする。
傘の切断面が紫を帯びる。

2と3の写真比較


左が謎のフウセンタケ2
右が謎のフウセンタケ3
傘の切断面に違いがあることが分かる。
また、柄の下方が2は紫に見え、3は白いままだ。

調理したもの

①謎のフウセンタケ3
②謎のフウセンタケ2
③オオイチョウタケ

フライパンにオリーブオイルを引き
まず①謎のフウセンタケ3を炒めた。
次にフライパンを洗わず、③オオイチョウタケを炒めた。
最後にフライパンを変えて、オリーブオイルを引き
②謎のフウセンタケ2を炒めた。
全て味付けは塩のみ。
若干焦げ目がつく程度炒めた。


味比べ
①謎のフウセンタケ3から試食した。
 芝臭さは全くない。
 塩のみだが旨味が十分ある。
 味としては謎のフウセンタケ1に近いように感じた。

②謎のフウセンタケ2
 芝臭さは全くない。
 匂いに煮干し臭さがあるように、本当に若干、独特な風味があるが
 チチタケが好きな人には喜ばれる風味と言える。
 旨味は十分ある。

両者共、食感に違いは見られなかった。
歯ごたえは、まあフウセンタケらしい、シャキシャキとまでは言わないが
きのこらしい歯ごたえ(マッシュルームのような感じ)

其々旨味は十分だった。
今後も狙っていきたい。

ちなみにこの手のフウセンタケは、冷凍すると少々えぐみが発生するので
出来るだけ生のままで調理することを進める。
味が全然違うのだ。
てか、自己責任で食べてください。

余談であるが、傘にブツブツの模様がある、黄色の強い黄土色のフウセンタケは
とんでもない程芝臭い。
匂いの確認は、とても大事なのだ。







え?
オオイチョウタケ?
油で炒めたのがいけなかったのかね?
もういいや。



20221016秋のダルマ祭り

2022-10-16 20:00:57 | 考察
起きたのは6時半だった。
目覚ましは5時にセットしていた。
疲れているのだ。
何とか起き上がり朝飯を喰らう。
腹が減るのは健康な証拠だ。
疲れているが・・・

前回見てきたムレオオフウセンタケの回収に向かう。
あれから6日が過ぎた。 その間雨も降った。
もう傘が開いているかもしれない。
居ても立っても居られない。
これは病気である。

早速7時20分に出発。
現地着8時。
いそいそと着替えシロに向かう。
入り口の勾配が滑りやすく、ひっくり返りそうになりながら
キノコ目で周囲を見渡す。
あれ? 前回と余り変わってないな?
今のところ新たな発生は見られない。
シロを覗くと静まり返っていた。
でかく育っていると思ったがどうやら当てが外れたか?
ここのムレオオフウセンタケ(以後ダルマと呼ぶ)は期待を裏切らないはずだ。
よく見る。
よく見る。
きのこ目モード全開でよーーーーく見る。








あったあった!
見つかった。 あってよかった。
でも思っていたより成長していなかった。
もう少し育っていると思っていたがまあしゃーない。
よく見ると他にいくつか出ていた。



ダルマ

出来ればもうちょい育っていて欲しかったが、仕方ない。
神様に感謝して収穫する。

よく見ると、マメがいくつかある。
しかし、育たないようだ。
何が不足しているのか?
分からないが、とりあえず微妙な大きさの蕾を2つ残しておく。

さて、他に何かないだろうか?
少し散策。
謎のフウセンタケ1はもう終わっているが、前回出ていた場所の近くに何かある。





カワムラフウセンタケ(推測)
これはこのエリアに出るきのこだ。
前はもう少し上の方の日当たりの良い場所に出ていたのだが
ここ数年見ていなかった。
とりあえず出ていて良かった。
かなりナメクジに齧られており、中も虫が入っているが、そんなもの関係ねぇ!
喰うんだよ!!
神様にお祈りして収穫した。

んで、



コケイロヌメリガサ
これが出たら終盤戦突入だ。
これは喰えるが一度試しただけで以降喰ってない。
ヌメリガサ系なのでヌメリが著しいが、油で炒めて塩のみで喰ったら結構旨かった。
但し油跳ねが半端なかった。
他に何も取れないときは持って行って色々試そうと思うのだが、まだそんな状況になったことはない。
今年もいよいよ終わりが見えてきたなぁ
などと感慨深く浸っていたら何かあった。


謎のフウセンタケ2


同上裏面

これは潰されたシロによく出ていたやつだ。
こいつは傘がこげ茶っぽく、熟成前の襞がクリーム色で、キヒダフウセンタケを香ばしくしたような
匂いが特徴だ。 こいつも旨いんだ。
有難く頂く。

他にイッポンが少しだけ出ていたが、冷凍庫に唸っているので収穫は見送った。
それにしても今日はニタリが多い。
しかも立派である。
これは騙される人がいてもおかしくないレベルだ。


クサウラベニタケ
これは新鮮だったので写真撮ってみた。
この数倍でかいのがポツポツ見られた。


クサウラベニタケ傘断面図
イッポンもニタリも襞が垂れ下がっているのが特徴の1つだ。
これがハタケシメジの場合、垂れ下がることはない。
そして、匂いも全く違う。
覚えて損はない。

んで、次のシロに向かう。
前回ダルマを収穫した場所だ。
しかし先行者がいた。
仕方ないので移動。
2年前マイタケをしこたま取った場所。
ここには松の木があるので少し覗くと1つだけアミタケがあった。
虫食いが酷いので置いてきた。
他に見るところなしなので、3年前ナラタケが出ていた場所に歩いていく。


何もない。 マイタケ木も沈黙している。
きのこの数は少ない。

なんて思っていたら



ダルマ
なんか出てたよ。 マイタケ木の少し上にあった。
今発生時期なんだろうな。 こりゃ新たなシロとして記憶しておこう。
ここで4つ拾うことが出来た。



ヒメワカフサタケ(多分)



なんだちみは!!!



ハナビラニカワタケ



んで、なんかダルマ目線になっていたんだろうな





また見つけちまった。
おお神様ありがとうございます。
喜んで収穫する。

一息入れてクリタケを見に行く。


前回の残り
株は全てなくなっていた。
誰か収穫したのだろう。
立ち枯れ木には



ニガクリタケ
まあこれを間違えて持っていく人はいないだろう。

いないよな?


そして、新たな発生が確認された。






クリタケ
このクリタケが本来のクリタケなのだ。
前回のはハシリなのである。
いつもハシリが腐っている頃ここに来るのだが、今年はハシリに合う時期に来てしまったのだ。
例年より10日遅いか。

まだ蕾が多かったので大き目の物をハサミで収穫した。

で、前回ダルマ収穫した場所に戻る。
しかしまた新たな先行者が入っている。
仕方ないので少し離れた場所に駐車してゆっくり歩きながら向かうことにする。
前回ダルマが取れた場所は、アカモミやハタケシメジが出る場所なのだ。
それらも見ておきたいと思っていた。

車から降りて、別のアカモミポイントに入る。




アカモミタケ
出てたよ。
いよいよもって今年も終了が近いぞ。
ただ、まだハシリらしくこれから本番のようだった。

林の中をゆっくり進み、ダルマポイントに近づく。
先行者は帰ったようだ。
とりあえず覗いてみる。
多分取り残しが出ているはずだ。

途中


コムラサキシメジ
ポツポツ出ていた。
余りに綺麗なので頂いた。




そしてダルマポイントに入ると










なんじゃこりゃ~~~~~!!!

めちゃくちゃ残ってた。
てか、先行者何見てるの?
これに気づかないのか?
まあこんなとこ覗かないよな。
本当にそんな場所なのである。
そして前回こんなに出てたのに気づかない俺が
言えたことではない。


そして
ああなんということでしょう!
また1つ踏んづけてしまったのだった。




こんなに収穫出来た。
つか、予想以上に多すぎ。
どうするよ。
バックに入らないので袋に入れて持って車に帰る。


そこに、林の中でなにやら漁っているじい様を見つけた。
早速声掛け、ダルマを半分以上あげた。
無駄にならずに済んだ。
よかったよかった。
じい様は喜んで速攻で車に乗って帰っていった。
よかったよかった。


んで15時に帰ってきて洗濯きのこ掃除。
今虫出し終了して、今日はキノコ汁 + キノコのソテーを味わうのだ。


今年も終わりは近い。

20201025喰ってみた

2020-10-28 21:42:13 | 考察
10月24日に収穫してきたシモフリシメジ(仮)を
喰ってみた。
喰う前に色々確認した。
シモフリシメジで合っていると判断した。
ポイントは、襞の付き方と襞の傘周辺が微妙に黄色だったこと。
時期的なことも鑑みてシモフリシメジと判断した。
先に言っておく。
旨くなかった。
恐らく処理に失敗した可能性80%
残り20%は口に合わなかったのかもしれない。
つか、旨味なんて全く感じなかった。
処理方法だが、虫出しで塩水に1時間。
その後軽く茹でた。
んで、泥を落とした。
虫少し入っていた。
脆いので洗いにくかったので茹でて強度を上げた。
ここらへんで味がかなり落ちた可能性が高い。
ゆで汁は少しトロミが出て、黄色味を帯びていた。
今思えばあれが旨味だったんじゃないかジュルジュル。
で、澄まし汁にした。
出汁は昆布だけ。
味付けは醤油のみ。
昆布の味の醤油汁だった。
舌触りと歯切れは良かった。
残念だ。無念だ。次はしっかり旨味を頂こう。


次にサンゴハリタケモドキだが、なぜか今回はすんごい風味が強かった。
強すぎて臭くてヤバかった。
虫出ししたらでかいやつがたんまり出てきたイヤ~~~~~~~!!
しつこく洗った。 根元の太い部分は細かく裂いて確認した。
んで少し油で炒めて食ったら臭くてオエッてなった。
臭いといっても腐り塩梅の匂いじゃない。
近いところだと、あれだ、ブナハリタケのあのエステル系の匂いか?
又はハナビラタケの大物が、プラスチック様の匂いを出すけどあんな感じ。
特有の匂なんだが、前に喰ったときは香ばしくて旨かったんだがなぁ。
もしかしたら前に喰ったのは正規版かもしれないな。
モドキじゃない方。  場所も全く違うところだったからな。
とにかく臭い。 そこで茹でこぼした。 2度茹でこぼした。
やっと落ち着いてきたので炒めて食った。
何とか食えた。  そこまでして喰うのはもったいないからだ。
体に悪いなら捨てもするが、そうでもなければ喰う。
収穫した者の務めだ。 
これは俺の美学。
完全なエゴである。

汚い話だが、秋になると俺はお通じが非常に良くなる。
多いと日に5回籠る。
きのこの喰いすぎである。
この時期は膨満感が抜けない。
基本は便秘なのだ。
快便はすばらしい。
力まなくてもスルスル出ていくのは実に爽快だ。
山の恵みは素晴らしいのだ。
ああ神様ありがとうございます。




20201011休息

2020-10-11 21:09:51 | 考察
今日も出張るつもりだったがやめた。
なぜなら大量の舞茸を処理しなくてはならないからだ。
よく「キノコを洗ってはだめ」などということを目にするが
雨後の舞茸なんざ布で拭き取れるような生易しい汚れではない。
今回もだが大きく育った舞茸は、その懐に色々な生物を内包している。
よく出てくるのがムカデ。
今回は、オサムシが2匹雨宿りしていた。
洗わなければそりゃ味は落ちないだろうが、触感ジャリジャリの方が
ダメージでか過ぎてとても食えたもんじゃない。
どうせ一口大に割いて調理するのだから、割きながら1つ1つ丁寧に水洗いするのだ。
これがどえらい労力を要求するのだ。
9月に採取した舞茸はほとんど汚れていなかったのでさらっと洗えたが
今回計8株の処理は熾烈を極めた。
ちなみに出ていた木ごと、採れた順に番号を付ける。
①1番最初に採れた小さい株
②2番目に採れた北斜面成菌株
③3番目に採れた第2北斜面株
④4番めに採れた別山北斜面2株
⑤5番目に採れた尾根上株
⑥6番目に採れた尾根上2株
このうち③と⑤がとにかく汚れていた。
⑤は木の根元ではなく地面から出ていたので雨の影響が大きかったようだ。
こう見ると俗にいう西向き斜面ではない日当たりの悪い場所での発生が
多かったようだ。
②③④は日の当たりにくい場所、特に④は日中ほとんど日が当たらない斜面なんだがなぁ。
そんな環境なので下草や低木が全くない場所なのだ。 だからこそ驚いたのだが。
とにかく洗うのが大変だった。
2日かけて賞味6時間を費やした。
洗いながら味比べしてみた。
株ごとに洗い終わった後、一握り分を油で炒めて塩のみで確認。
微妙に変化があるが概ね似たり寄ったりであった。
炒めている間の匂いは①が一番強かった。
他は対して匂わなかった。
数年前に採った舞茸は炒めたら物凄い匂いを放出してびっくりしたけど
あれ以来、強い匂いの個体に巡り合っていない。
触感は其々違いがあった。
特に③と④が飛びぬけていた。
③は洗っているときに気づいたが、うまく割けないのだ。
ボキボキ折れる感じ。
食感もルスラ系のようなボソボソ感があった。
逆に④はめちゃくちゃ割けやすかった。
その癖食感もシャキシャキしていて大変美味しかった。
なんでだろ?
想像だが③は乾燥状態で大きく育った感がある。 柄の根元が固く茶色くなりかけていた。
④は水を十分に吸収して大きく育った感がある。
柄が長く伸び柔らかかった。
他にも何かしら影響があるのだろう。 種の個体差かもしれない。

そんなこんなで②の株は洗ってすぐに炊き込みにした。
株全て使って2合炊きだ。
あとはジップロックに詰めて冷蔵した。
中の袋に一杯詰め込んで5袋になった。
これから毎日舞茸ご飯になる。

サクラ、イッポン、クリフウセン、ハタケはシチューにした。
サクラが思いのほか大量だったのでジップロックに1つ保存して
後は全てぶっこんだ。 ついでに先週採れたセンボンを1袋分ぶっこんだ。
ナスを6本購入して、3本舞茸と一緒に炒めた。

キノコ尽くしの秋の夜は、虫の音と共にふけて行った。