4時10分意識再起動。
外はうっすら明るくなり始めていた。
薄暗いのでヘッドライトを装着し朝飯の準備。
朝の献立はレトルトモツ煮×2袋とレトルトご飯1パック。
湯煎して出来上がり。
楽なもんだぜ~~それでいて味は悪くないのだ。
喰ってまったりコーヒーを満喫。
撤収作業に入る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/e8/5e55b2e78fd4c44a7c7d97dd86fedae7.jpg)
何も残さない。何も持ち帰らない。 俺の哲学。
嘘、持ち帰りは結構ある。
今回は何も持ち帰らないのだ。
5時46分撤収完了。
山の神様に礼をし、6時30分入渓する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/b7/a7ce0ab5198f8f253fc61e97ca338afa.jpg)
入渓点に降りたらワタが捨ててあった。
オタマジャクシが啄ばんでいた。
結構人が入っているっぽい。
釣り始めるが暫く反応がなかった。
気配もない。
ほとんど釣り切られている感じだった。
300m程釣り上がり大淵に出合う。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/f5/037eabd1c62f8f425d3b39c4b115af9d.jpg)
なんかライズしてた。
白い岩の右だ。
ちょっと上流に10番カディスを落とす。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/03/46595edc4fcabd1cf68af2668d0fb9b5.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/dd/6c2f0aa697452a2966fe5f0109d51dfa.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/ce/d0b1a149b75e9d2a99fcfb9088420972.jpg)
なんか管釣りみたいな感じ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/54/945ea86ebf286597fb63d89c7774fae7.jpg)
23cm位だったけどいい引きを堪能できた。
次に白い岩の向こう側で出た。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/ce/a6baefca869451fed9c59f940d00928f.jpg)
似たようなサイズだった。
とりあえず釣れてホッとする。
この場所は多分21年前に初めて来たときに入渓した場所だと思う。
雰囲気が全く変わっていて気づかなかった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/5f/bc33586abc7806913d2a21c336bb5897.jpg)
対岸の崖をヘつりながら21年前にイワナを釣ったことがある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/74/02e6898659100dd84d56f5b515fe7c35.jpg)
これが当時の写真。真ん中にある三角岩の左で釣れた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/32/dbe9db4d0bfca658da6ee436c727b977.jpg)
これが当時釣れた岩魚。
27Cmだった。
9月中旬に来た時のことだった。
今はどうだろう? 今回はここで反応はなかった。
ここから暫くは反応が良くなかった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/e9/ae25cdd352ff50186360891dc9058a9d.jpg)
流心から出たイワナちゃん。ひったくるように出た。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/86/81ef28f3c2c10efcef9df32d12227280.jpg)
小さな巻き返しから出たイワナちゃん。
2度喰いに来た。
更に2つ小さいのを追加して大きな支流との出合点に着く。
でかいプールになっていて日差しが直接降り注いでいるが
ライズしていた。
2度出たけど乗らなかった・・・
すぐ上にでかい取水口がある。
脇からよじ登る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/ff/2bbecdf763b120d7ff8de9496372cd31.jpg)
登ってる最中にウルイ発見。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/55/6798e126ec3a95b081954bf65dbb2188.jpg)
取水口上。
ここからどうしようか悩んだ。
ここで10時30分。 まだ時間はある。
ここから先は未知の世界なのだ。
堤の上は埋まっていて徒歩遡上出来そうだ。
とりあえず対岸に行ってみようと左岸を歩く。
そして転んで転覆。
正直冷たくて気持ちよかった。
ウェーダー内部以外ずぶ濡れになった。
不思議と心地よかった。
そのまま渡りきり、帰り道の確認をして(この川は林道が脇を走っているが高低差が半端なく
川通しで下ることになる、しかも林道は酷く荒れていて普通車は走行不能)
釣り上がる。
バックウォーターからすぐ、瀬の中央からいきなり出た。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/e0/29c0e1d0f10858f24f7ff8c6be829358.jpg)
いいサイズのイワナちゃん。
大抵バックウォーター近くは釣れないものなのだが、なんか出方に一切の迷いがなかった。
それはつまりスレていないということだ .
もしかして本当にスレてないのか? すぐ上の岩との流れ、影のある流れにフライを落とす。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/63/01fda5c40cf59bf90800077fc181c148.jpg)
でたーーー!バッサリ喰ってきた!!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/62/f9a0793878544ab1126cd5510e7e8be2.jpg)
これまたいいサイズのイワナちゃん。
ヤバいこれはピュアなイワナちゃんの宝庫じゃね?
期待に胸が膨らみまくる。
とりあえず一服して落ち着こう。
しかし先ほどの転覆でタバコはびっしょりになっていたのだった。
仕方ないので持ってきたパンを頬張る。
ペットボトルの水を飲んで一息つく。
日差しが強い。
衣類はまだ濡れているが不快感はない。
むしろ心地いい位だ。
一息入れた後、システムを一新し再度釣り上がる。
先ほど釣った場所から先は、灌木が張り出していていい塩梅に日陰を作っている。
出るよなこりゃ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/02/35dda4dc3f61dcf2d8c48ac3ee90f0f3.jpg)
ここなんかどう見てもいるよな。
早速10番カディスをぶち込む。
数回流していると何やら水面下で魚が動いている気配がある。
ポイントど真ん中上流にフライを流した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/3d/c04f24afdfa7551760429e6c7c46e25f.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/91/5d99e83218a95af0bcdc2a4b7a970128.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/97/fc755430746943c5ef095bbb121d2c7d.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/cd/458288d037bec2540cb2e2875982b74f.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/b9/17617c4be394c880e63f777709c38956.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/74/481e927d2496f04d2fa0964f6b161832.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/56/30dea21785bfce08764a3b6024c944b0.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/f6/941116f5fd5bdf92f107b656b0a22ced.jpg)
出た!! ガンガン引く。 でもこっちもガンガン引き上げる。
狭い場所なので一気に寄せた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/92/41e087544d9815a34046f3144d0c64d6.jpg)
でかかった(俺的に)
久々の大物だ(俺的に)
メジャーで計ったら29.5Cmだった。
俺の釣果最大対記録だった。
俺にとって30Cmの壁は厚いようだ。
針を外して即リリース。
これは念願の尺クラスをGETできるかもしれないぞ!!
ニコニコしながら釣り上がる。
しかし、ここから渋かった。
緩い淵では反応がなくなり、大場所で1つ出たのみ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/b1/adcf982f21278416b62ec1f8e4a36a08.jpg)
本日最後のイワナちゃん。
ここで11時30分。
車に戻るのに小1時間かかる。
帰りのことを考えるとそろそろタイムアップなのだ。
流れが2分している場所で俺は一息入れて考える。
満足した。
満足してしまった。
何しに7時間かけて釣りに来ているのだ。
尺以上を釣るためじゃなかったのか?
渓流釣りを初めて31年目になる。
未だ尺クラスを釣ったことがない。
そういった大物がいる場所に余り行けないからかもしれないが
それなりのものがそれなりに釣れると満足してしまうのだ。
今回も尺物には出会えなかった。
でも気分は清々しく悔いはない。
また来ればいいじゃないか!
ここ周辺の川は20年来楽しませてくれたじゃないか!
次回もきっと楽しくさせてくれる。
そんな確信を抱きながら俺は帰路に就いた。
2時間かけて舗装された道路に降り立つと
山麓から見える山体にしばし見とれていた。
俺は心の中で呟く。
「生きていたら、また必ずここに来ます」
外はうっすら明るくなり始めていた。
薄暗いのでヘッドライトを装着し朝飯の準備。
朝の献立はレトルトモツ煮×2袋とレトルトご飯1パック。
湯煎して出来上がり。
楽なもんだぜ~~それでいて味は悪くないのだ。
喰ってまったりコーヒーを満喫。
撤収作業に入る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/e8/5e55b2e78fd4c44a7c7d97dd86fedae7.jpg)
何も残さない。何も持ち帰らない。 俺の哲学。
嘘、持ち帰りは結構ある。
今回は何も持ち帰らないのだ。
5時46分撤収完了。
山の神様に礼をし、6時30分入渓する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/b7/a7ce0ab5198f8f253fc61e97ca338afa.jpg)
入渓点に降りたらワタが捨ててあった。
オタマジャクシが啄ばんでいた。
結構人が入っているっぽい。
釣り始めるが暫く反応がなかった。
気配もない。
ほとんど釣り切られている感じだった。
300m程釣り上がり大淵に出合う。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/f5/037eabd1c62f8f425d3b39c4b115af9d.jpg)
なんかライズしてた。
白い岩の右だ。
ちょっと上流に10番カディスを落とす。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/03/46595edc4fcabd1cf68af2668d0fb9b5.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/dd/6c2f0aa697452a2966fe5f0109d51dfa.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/ce/d0b1a149b75e9d2a99fcfb9088420972.jpg)
なんか管釣りみたいな感じ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/54/945ea86ebf286597fb63d89c7774fae7.jpg)
23cm位だったけどいい引きを堪能できた。
次に白い岩の向こう側で出た。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/ce/a6baefca869451fed9c59f940d00928f.jpg)
似たようなサイズだった。
とりあえず釣れてホッとする。
この場所は多分21年前に初めて来たときに入渓した場所だと思う。
雰囲気が全く変わっていて気づかなかった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/5f/bc33586abc7806913d2a21c336bb5897.jpg)
対岸の崖をヘつりながら21年前にイワナを釣ったことがある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/74/02e6898659100dd84d56f5b515fe7c35.jpg)
これが当時の写真。真ん中にある三角岩の左で釣れた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/32/dbe9db4d0bfca658da6ee436c727b977.jpg)
これが当時釣れた岩魚。
27Cmだった。
9月中旬に来た時のことだった。
今はどうだろう? 今回はここで反応はなかった。
ここから暫くは反応が良くなかった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/e9/ae25cdd352ff50186360891dc9058a9d.jpg)
流心から出たイワナちゃん。ひったくるように出た。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/86/81ef28f3c2c10efcef9df32d12227280.jpg)
小さな巻き返しから出たイワナちゃん。
2度喰いに来た。
更に2つ小さいのを追加して大きな支流との出合点に着く。
でかいプールになっていて日差しが直接降り注いでいるが
ライズしていた。
2度出たけど乗らなかった・・・
すぐ上にでかい取水口がある。
脇からよじ登る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/ff/2bbecdf763b120d7ff8de9496372cd31.jpg)
登ってる最中にウルイ発見。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/55/6798e126ec3a95b081954bf65dbb2188.jpg)
取水口上。
ここからどうしようか悩んだ。
ここで10時30分。 まだ時間はある。
ここから先は未知の世界なのだ。
堤の上は埋まっていて徒歩遡上出来そうだ。
とりあえず対岸に行ってみようと左岸を歩く。
そして転んで転覆。
正直冷たくて気持ちよかった。
ウェーダー内部以外ずぶ濡れになった。
不思議と心地よかった。
そのまま渡りきり、帰り道の確認をして(この川は林道が脇を走っているが高低差が半端なく
川通しで下ることになる、しかも林道は酷く荒れていて普通車は走行不能)
釣り上がる。
バックウォーターからすぐ、瀬の中央からいきなり出た。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/e0/29c0e1d0f10858f24f7ff8c6be829358.jpg)
いいサイズのイワナちゃん。
大抵バックウォーター近くは釣れないものなのだが、なんか出方に一切の迷いがなかった。
それはつまりスレていないということだ .
もしかして本当にスレてないのか? すぐ上の岩との流れ、影のある流れにフライを落とす。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/63/01fda5c40cf59bf90800077fc181c148.jpg)
でたーーー!バッサリ喰ってきた!!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/62/f9a0793878544ab1126cd5510e7e8be2.jpg)
これまたいいサイズのイワナちゃん。
ヤバいこれはピュアなイワナちゃんの宝庫じゃね?
期待に胸が膨らみまくる。
とりあえず一服して落ち着こう。
しかし先ほどの転覆でタバコはびっしょりになっていたのだった。
仕方ないので持ってきたパンを頬張る。
ペットボトルの水を飲んで一息つく。
日差しが強い。
衣類はまだ濡れているが不快感はない。
むしろ心地いい位だ。
一息入れた後、システムを一新し再度釣り上がる。
先ほど釣った場所から先は、灌木が張り出していていい塩梅に日陰を作っている。
出るよなこりゃ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/02/35dda4dc3f61dcf2d8c48ac3ee90f0f3.jpg)
ここなんかどう見てもいるよな。
早速10番カディスをぶち込む。
数回流していると何やら水面下で魚が動いている気配がある。
ポイントど真ん中上流にフライを流した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/3d/c04f24afdfa7551760429e6c7c46e25f.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/91/5d99e83218a95af0bcdc2a4b7a970128.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/97/fc755430746943c5ef095bbb121d2c7d.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/cd/458288d037bec2540cb2e2875982b74f.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/b9/17617c4be394c880e63f777709c38956.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/74/481e927d2496f04d2fa0964f6b161832.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/56/30dea21785bfce08764a3b6024c944b0.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/f6/941116f5fd5bdf92f107b656b0a22ced.jpg)
出た!! ガンガン引く。 でもこっちもガンガン引き上げる。
狭い場所なので一気に寄せた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/92/41e087544d9815a34046f3144d0c64d6.jpg)
でかかった(俺的に)
久々の大物だ(俺的に)
メジャーで計ったら29.5Cmだった。
俺の釣果最大対記録だった。
俺にとって30Cmの壁は厚いようだ。
針を外して即リリース。
これは念願の尺クラスをGETできるかもしれないぞ!!
ニコニコしながら釣り上がる。
しかし、ここから渋かった。
緩い淵では反応がなくなり、大場所で1つ出たのみ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/b1/adcf982f21278416b62ec1f8e4a36a08.jpg)
本日最後のイワナちゃん。
ここで11時30分。
車に戻るのに小1時間かかる。
帰りのことを考えるとそろそろタイムアップなのだ。
流れが2分している場所で俺は一息入れて考える。
満足した。
満足してしまった。
何しに7時間かけて釣りに来ているのだ。
尺以上を釣るためじゃなかったのか?
渓流釣りを初めて31年目になる。
未だ尺クラスを釣ったことがない。
そういった大物がいる場所に余り行けないからかもしれないが
それなりのものがそれなりに釣れると満足してしまうのだ。
今回も尺物には出会えなかった。
でも気分は清々しく悔いはない。
また来ればいいじゃないか!
ここ周辺の川は20年来楽しませてくれたじゃないか!
次回もきっと楽しくさせてくれる。
そんな確信を抱きながら俺は帰路に就いた。
2時間かけて舗装された道路に降り立つと
山麓から見える山体にしばし見とれていた。
俺は心の中で呟く。
「生きていたら、また必ずここに来ます」