やまあそび

きのこと釣りと山菜の記録と思ったことをずるずる綴る

20220925きのこ 不作の豊作

2022-09-25 16:50:23 | 日記
センボン畑に行ってきた。
凄かった。

今日は1か所だけしか入らないつもりだったので7時出発。
8時過ぎに現地着。
現地は霧雨で尾根は雲の中だった。
今日は晴れるはずなので着替えて出発。
相変わらずキツイとりつきから胸突き八丁宜しく30m程のし上がる。
ガスっているので時折笛を吹いて獣に注意を示す。
雨後で足跡がくっきり残っているが、全て獣の物だ。
蹄から判断するに鹿かイノシシの物だ。 
今年3度目なので調子よく登れる。
30分程で尾根に着いた。
何の気配もない。
早速残したセンボンを確認する。





まだまだあった


何でこんなにあるんだ?
丸2週間以上出っぱなしだ。
今年は豊作なんだろうな。
実はまだマメが少し出ているのが確認できた。
流石に冷えてきたので大きく成長できないと思う。
それに2日前の雨でかなり泥を被っていて処理が大変そうだ。
ここでは3株だけ収穫した。
もちろん山の神様への感謝は欠かさない。
他にもいろいろ出ていればいいなと思いながら周辺を散策した。


不明種


スリコギタケ?
始めて見た。 何かで喰えると聞いたことがあるがやめておく。
30分程して、何も見つからなかったので尾根を上がり祠に向かう。

途中で1本だけ若い松の木が生えている尾根の東斜面、かなり急勾配なのだが低木の根元に何やら黄茶色の
傘が見えた。
注意しながら確認する。



バカマツタケ
久しぶりに見つけた。
5年以上ご無沙汰だった。
ここにシロがあったのか!
なんてこった、バクサレもありやがる。
先週から出ていたんだ。
周辺をよく確認してみたらそれなりに出ていた。
どうやら新たな発生は18~23日あたりからのようだ。
滑落せぬよう注意しながら手を合わせて山神様に感謝する。
ここだけで大小10本の収穫になった。
凄い匂いだ。 鼻について暫く離れない。
幾分雨を吸っていて匂いが飛んでいるかと思いきや、逆にきつく醸している。
暫く匂いを堪能していたら少し気持ち悪くなってしまった。

改めて祠に到着。
お供えした栗饅頭とお神酒1本は獣が平らげたようだ。
もう一本のお神酒を開封し祠周辺に撒いてゴミを回収した。
今日の収穫の感謝の祈りをして、一服する。
暫く佇んだ後再出発。
ここからセンボン畑は近い。
途中


ん?


なんだちみは!



センボン畑健在!!
マメからバクサレまで全世代が終結していた。










正直すごいな。
俺は地元ではここと、隣尾根の一部でしかセンボンは見たことがない。
原発事故前、道の駅に沢山天然キノコが売られていて、秋だけで150万稼ぐと豪語していた人がいたが
センボンが売られているのを見たことがない(単に見逃がしていただけかもしれない)
珍しい部類なのは間違いないのだが、ここは特別だ。
今年は2度収穫して保存も沢山あるのでお土産用に程度の良い1株だけ収穫させてもらう。
パンパン本当にありがとうございましたパンパン
暫くその場に佇み、先に進む。

あとは出ていればサクラとシバッカブリが欲しいかな~
シシタケは今年もダメっぽいよな~
などと、10年前に大株のシシタケを見つけた場所を覗く。
な~、やっぱりないやな~

ん?
鹿道のど真ん中、10年前にコウタケの大株を見つけた少し脇。
シシタケの♂の残骸が!!

周辺をよく見る。
よく見る。
よく見る。
よーく見る。

見えた。 俺にも見えたよ!

なんじゃこりゃ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

どうなってんだこりゃ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

シシタケ♂(コウタケ)
今年は全国的にコウタケの当たり年みたいだったけど
おらが山も大当たりだったみたいだんべ!!

これ先週から出てたな、全く見えてなかった。
つか、先週は雨の中だったのでさっと見ただけだったな。
実は写真以外にも沢山株が出ていた。
バクサレも多いが、幼菌も見られた。
大きくて状態のいいものだけ収穫したがとても取り切れないので
半分はそのままにしてきた。
3週続けて下山時にビニール袋をバックにぶら下げることになった。


更にセンボンの大株があった場所に発生していたマメ

立派に育っていたが、泥被りが酷かったし持ちきれないのでそのままにしてきた。
来年またよろしくね!!


帰りに祠で感謝の祈りを捧げて下山する。
少し斜面をトラバース気味に歩いてみた。


イッポン(ウラベニホテイシメジ)
ここは余りイッポンは発生せず、サクラが結構見られる場所なのだが、今年はサクラの発生数が
かなり少ない。
謎のフウセンタケ2も先週1つ見られただけで終わったようだ。
今のところサクラとイッポンは不作のようだ。
それともこれから出るのだろうか?
それにしても今日はセンボン、バカマツタケ、コウタケと高価なきのこが沢山とれたな~
感無量だいな~
おお~コウタケの甘香ばしい匂いがたまらんなぁ~
そんなことを考えながらときおり獣に注意の笛を鳴らして下山した。


余りにコウタケが取れすぎたので実家に2/3+センボン全部おすそ分けした。
帰ってきて洗濯と、きのこ掃除。



こうしてみると本物マツタケにみえるなー

コウタケも久々見たけどでかくなるよなー
しっかしこの匂いはたまんないなー


バカマツタケはほぼ虫が入っておらずかなり良い状態だ。
但し泥が酷いので洗浄して干している。
コウタケも大きいもの以外は虫が入っておらず良い状態だ。
こちらは塩水につけて虫出ししている。
これから数日干すことになる。
匂いがとんでもないことになりそうだ!


なんか満足してしまったなー!!



20220923きのこ

2022-09-24 12:46:51 | 日記
前回雨降りの中、センボン畑まで行って大量収穫してきたが
あの雨から5日経過、そろそろ里山の様子が気になる。
そんなわけで今年初めての里山シロ巡りに行ってきた。

近場から順繰りに回るので6時に出発。
早速一番身近で一番有望なシロに入る。
今日も台風の影響で雨の中である。
本降りまで行かないがシトシト降り続ける雨だ。
斜面がとても滑りやすい。
低木を避けつつシロに着く。余り雑キノコの姿は見られない。
よもや過渡期で発生の前なのか?
昨年の倒木跡に出ていたきのこも今年は沈黙していた。
しかし、少し離れた場所で




謎のフウセンタケ1 (マルミノフウセンタケspと思われる)

でてたーーーーーー
俺的うんまいキノコ上位!!(ちなみに身近で取れるきのこの味順位)
この手のいかにもフウセンタケっていうきのこは、俺の中では匂いによって2つに分かれている。
良いにおいがするか、臭いかの2点だ。
謎のフウセンタケ1,2,3は全て何も匂わないか、クリフウセンやツガタケのような
香ばしい良い匂いがする。
ダメな奴は土臭いやつ。
青臭いような場合もある。
キアブラシメジのように匂いは良いが、味は最悪って場合もあるが正体不明の場合は
その場で齧って確認する。
謎のフウセンタケ1はほぼ無臭。 生のとき味なし。 油で炒めて塩のみで確認するとしっかりした
旨味があったりする。
これが炒めてよし!出汁に良し! 最強なのだ。
だが1つだけ判明していることがある。
保存がきかないのだ。
採取後即食べる分には最高なのだが、冷凍すると臭みが出る。
なので出来るだけ早く味わねばならない。 味わえるのは1年に今しかないのだから。
今年は多めに10本ちょい収穫出来た。 山の神様に手を合わせ感謝した。
これ以外にしっかり身が詰まったイッポンが1つだけ収穫出来た。
この時期里山で柄が太く身が詰まっているイッポンは本当にめずらしい。
有難く頂戴したが、他には見当たらなかった。

1時間で場所移動。
30分ほど移動すると次のシロだが・・・・
シロが壊れていた。
伐採されていた。 伐採された木がそこら中に横たわっていた。
少しだけ覗いてみたが、どうも春先に伐採したようだ。
生えている草木の様子や、切り株から新たな芽が出ているのを確認してそう判断した。
ここは謎のフウセンタケ2、3が発生する場所。
特に謎のフウセンタケ3はここでしか見たことがなかったので非常に残念だ。
新たなシロを探さねばなるまい。
残念無念。

泣きながら次のシロに移動する。
こちらはモミ林にコナラが混じった場所。
今だとサクラシメジやイッポンが見られるのだ。
そそくさとシロみたが、サクラシメジが数本見られただけだった。
どうにもおかしい。
更に移動、2年前マイタケを取ったシロ。
ここもほぼなにもなし。
バクサレも見られない。
釈然としないまま標高を上げる。
1000m付近。
ここはイッポンが沢山出るシロ。
入り口にサクラが出るのだが、ポツポツバクサレて残っていた。
30分程でシロにつく。




出てたが、少し遅かったようだ。
柄がスカスカだった。
いくつか状態のよさそうなものだけ頂いてきた。
他には

ブドウニガイグチ
木の根元から出ていた。 笠裏を見るまで分からなかった。
他にシロカノシタがいくつか見られただけでめぼしいものはほとんど
見られなかった。 いくつかフウセンタケ属の土臭そうなやつが幼菌で
見られた。
びみょ~~~~

更に場所移動。
いつも行く定点。
こちらも変わらず新たな発生は見られない。
つか、クモの巣の罠が解除されているところを見ると
取られた後なのかもしれない。
まあバクサレもないので発生しているとも思えないのだが・・・

一つ尾根を変える。
すぐ隣なので簡単に行けるのだが、こっちは少し違っていた。


ヒメベニテングタケ
ナメクジがお食事中だ。


タマゴタケ
この時期にして良い状態で発生していた。
今この状態ってことは今年は余り発生していなかったのかもしれない。

ちょっと期待に胸を膨らませていたら



クリフウセンタケ
めずらしく、今年はここで発生が見られた。
但し状態の良いものはほぼ見られなかった。



そこそこ出ていた。
ここは数年に一度大量に発生する。
それこそ足の踏み場もないほど出ることもある。
もう10年前なんだけどなーーー
発生が確認できただけでもありがたいことだ。
本当にいいものだけ選んで採取したら5つだけ収穫出来た。
これ以外のキノコは本当に沈黙状態だった。

なぜかアキノギンリョウソウは元気なようだった。


里山はどうやらまだこれからみたいだ。
シロがまた1つ無くなって悲しいけど新たに散策しようと思う。

帰ってきて洗濯、キノコ掃除して虫出ししていたら死ぬように寝てしまった。

翌7時30分に起きてキノコ汁作成。
10時30分に喰ったが、ああ死ぬほど旨かった。
チタケとはまた違った旨味があり、これはこれで旨いのだ。
山の神様、ありがとうございます。

今日は台風のためひきこもり。
明日はセンボン畑に向かう予定。
前回の芽がどこまで育っているか、バクサレしてても悲しくないぞ。
事故を起こさぬよう注意していってくる。



20220918きのこ センボン祭り

2022-09-18 15:08:27 | 日記
センボンシメジの大株を収穫して1週間が経過した。
大株1つだけ持ち帰り、あとは実家におすそ分けした。
洗浄するのに2日かかった。
1/4をオリーブオイルで炒めて塩のみで食した。

!!!!!旨かった!!!!!

残りはジップロック中袋3つにパンパンに入れて冷凍保存した。

土曜日に収穫したキノコと日曜日に収穫したキノコを
合わせて汁にしてうどんとそばを楽しんだ。

!!!!!これも旨かった!!!!!

3日程緩慢な筋肉痛になった。
そして今日、残してきたマメを見に行ってきた。
ここ10日程雨らしい雨は降っていない。
新たな発生は無いだろうなと思いつつ、確認のため行くことにしたのだ。
センボンはでかい菌糸の塊から沢山のきのこが生えてくる。
この菌糸の塊は栄養源のようなもので、生えているキノコの成長と共に
瘦せていく。
ような気がするので、雨が降らなくてもマメは育つのではないかと考えている。
さて、どうだろう?
5時に出発し6時30分に到着。
途中雨が降ったり止んだりしていたが、現地は乾いていた。
台風の影響なので、早ければ早いほど雨に悩まされる時間が減ると考えていた。
元々雨の中の行動になると思っていたので、降り出す前に到着できたのは行幸だった。
7時前に歩き始めると弱い雨が降り出した。
先週のオオイチョウタケはでかく成長していた。
しかも4つ固まって・・・
斜面に取りつくと、さすがに息が切れ始めた。
足も少しだるい。
1週間で体力は落ちるんだな、年だな。
などと思いつつエッチラオッチラ登る。
今日も謎の獣の鳴き声が聞こえた。
鳴き声だけでも動画録音してやろうと思ったら鳴き止んだ。
どっかからこっち見てるんじゃねぇだろうな?
なんて独り言を呟きながら尾根を目指す。
雨脚はそんなに強くないが、絶対本降りになるだろうからできるだけ早く
下山しなくてはならない。
ちょっと疲れたが尾根まで寄り道せず歩き続けた。

尾根上到着。
1週間前には何も出ていなかった場所に株が出ていた。








シャカシメジ(センボンシメジ)

1週間前は、ほんの小さなマメが地中にあったのだろう。
雨も降ってないのに発生するとはやはり塊の恩恵なのだろうか?
今日も山の神様に感謝の祈りを捧げて大きい株1つだけ収穫した。
ちなみに先週残した場所には何も残っていなかった。
なんでだろう?

雨足が少し強まってきた。
さっと見るとこ見てすぐに移動。

山の神様の祠でお供え物をして感謝の祈りを捧げる。
先週のお神酒は祠の前に転がっていた。
鹿か? 熊か? 地震あったっけ?
とりあえず一服してセンボン畑に向かう。
今回は結構手前から確認出来た。
かなり成長している。
2日もしたらバクサレていただろう。
















上の写真は全部別個の写真。
小さなものまで株数を数えたら32株確認出来た。
この代を発見して3年目。
もう名実ともにセンボン畑でいいだろう。
すごいポテンシャルだぜ。
山の神様ありがとうございます!!
開いた株は綺麗な軸から、大きな蕾は株ごと収穫した。
頬が緩む瞬間だ。
小雨のぱらつく中、一時の幸福を味わったのだった。

収穫量はバックにギリギリ入る量になった。
それでも胞子バラまかせるためにそれなりに残してきた。
マメもまだかなりあるのでまた来週くるようだ。
それから周辺を少しだけ散策した。


ヤマドリタケモドキ
まだ出ていた。
麓では遅いと10月初旬まで発生したりする。
そんなときは6~7~8月に雨が降らなかった場合が多い気がする。
そしてタマゴタケも同時期にガサガサ出てきていた気がする。



ん?


なんだちみたちは!!

新たな発生は少なくもあったようだ。

そして前回大株が出ていた場所。


大株のすぐ隣にあった株


そしてまた新たな株が発生


中株2つ収穫した場所
残した株がいい感じに成長していた。
更にマメもある!

有難く収穫する。
もう入りきらないのでバックの脇に括り付けた。
雨脚はさらに強くなってきた。
今日はもうおしまい。
下山する。

先週のコガネヤマドリがあった。


先週より少し傘が開いているが、乾燥のためかヒビが入っていた。
やっぱり乾いているよな。

少しだけ尾根をトラバース気味に歩いてみる。


アカヤマドリ
割としっかりしていた。
最近は喰わなくなった。


サクラシメジ(巡礼)
ポツポツと出ていた。
水分不足なのだろう、巡礼している姿は皆無だった。
今日からの雨で、大量発生すると思われる。




謎のフウセンタケ
これは旨いやつだ。
いくつか出ていたので有難く収穫した。



雨は麓に着く直前に本降りになった。
すばやく装備を外して車に乗り込む。
軽くおにぎりを頬張り一服する。
びしょびしょになった服で帰路についた。
途中実家に寄ってまた半分おすそ分け。
帰ってきたら12時30分だった。

洗濯してこれから洗浄だ。
そして明日はどうしよう・・・・・

20220911きのこ

2022-09-11 18:06:08 | 日記
昨日はしこたま歩いたのでとても疲れた。
収穫物は冷蔵庫に一時保存してさっさと寝てしまった。
そして今日は5時起きして地元の山を徘徊するのだ。
足腰特に足首と太ももがギシギシに固くなったので周到にストレッチしておく。
昨年流れ寸前のセンボンに驚愕したため今年は10日以上早く見に行く。
山の神様へのお供え物を用意して7時に歩き始めた。
杉林の中に発生するオオイチョウタケは、老菌1つ幼菌2つ見られた。
坂の下だったので写真なし。
斜面取り付きすぐの急傾斜をゆっくりと登っていく。
昨日程疲れない。 足も上がる。 昨日の運動が効いているのか?
ゆっくりだが余り止まらずに尾根までこれた。
杣道と鹿道が所々交差しているのでたまに分からなくなる。
迷っても困るような場所ではないので適当にトレースする。
今日も今日とて相変わらず正体不明な獣の鳴き声が聞こえる。
何だろう? 気になるがどうしようもないので無視。
尾根の直前辺りからきのこの数が増えていく。
白いアマニタがポツポツ見られる。
喰ったらおしまいなやつだ。
他によくわからん小汚い系のきのこがポツポツ出ていた。
ベニタケ属はほとんど茶色に変色しバクサレしていた。
尾根上に到着。 散策開始。 いつもヒイヒイ言ってるところだが
今日は余裕がある。 昨日の運動の成果と思いたい。
最初の代を覗いてみる。

出てた。



シャカシメジ
もう少し開いた方がいいのだが、山の神様に感謝して頂いておく。
これ以外にマメが3つあった。
また来週来るようだ。

このまま少し尾根を下る方にトラバース気味に散策する。
多くはないがきのこは出ていた。


タマゴタケ


ヤマドリタケモドキ


なんだチミは!!


ムラサキアブラシメジモドキ



コホウキタケ(全く同定の自信なし)
これ食えます。 割と旨いです。

暫く散策し、戻ってきて反対斜面を見てみる。
こちらはウスムラサキホウキタケやサクラシメジ、シシタケが見られる場所だ。


ウスムラサキホウキタケ
バクサレてやがる。 遅すぎたんだ。
俺的には食べないので正直どうでもいいのだが、発生時期の指標の一つにしている。

他に

タマゴタケ
状態の良いタマゴタケ
様々な料理に使用できるが、他の食材がオレンジ色になるのが欠点。


チチタケ
状態の良いチチタケ
お乳パンパンの状態で持ち帰り、多めの油でしつこく攻めると喜ぶ(俺が)


こちらの斜面は思った以上に出が悪いみたいだ。

とりあえずセンボン畑に向かう。

その途中


キソウメンタケ
始めて見た。 かなり群れて出ていた。


巡礼(サクラシメジ)
水曜の雨で発生したのだろう。
その後成長が止まったようだ。

他にでかいヤマドリタケモドキやコガネヤマドリが見られたがガケ下なのでスルーした。

もうほとんど誰も通らないと思われる細い尾根の杣道にひっそりと佇む小さな祠がある。


山の神様
軽く掃除してお神酒を供えた。
「いつも収穫ありがとうございます
今日も遊ばせてもらいます」
心の中で呟いた。

暫く祠の前でおにぎりを食べて一服した。


10時30分
日向に出ると暑いが、木陰だととても涼しい。
気温22度位だろうか?
斜面下から気持ちいい風が吹き抜ける。
誰もいない空間。  誰も来ない場所。
今この時だけは、俺の場所。
俺の癒しはここにある。


のんびりした後山の神様に一礼し、先に進む。
足取りが軽いのは昨日の運動が効いているだけではないはずだ。
休むことなく目的地に到着した。
じっくり観察すると、出ていた。




大きく4グループに分かれていておよそ20株発生していた。
少し小型が多かったので2株だけ山の神様に感謝して頂いた。
来週絶対に来ることだろう。

その後、周辺を散策する。
この周辺では過去に、コウタケ(シシタケ)、クリフウセンタケが見られた。
今はどうだろう。
巡礼は見られない。
コウタケも過去2回見ただけで以降見ていない。
歩いていると


ホオベニシロアシイグチ
喰えるけど俺は喰わない。

ぐるりと回り、尾根を下ろうとしたところ


おや

でけぇ!!
いやすごく、おおきいです!
びっくりして一人で騒いでいる。
深呼吸して落ち着く。
この瞬間だよ、この発見。
こういうのが味わえるのが醍醐味なんだよ。
もう満面の笑みですよ。

リュックを下ろした方向を見て更にびっくり



これはね。
山の神様のご褒美なんだよ。
嬉しいねぇ。 最高だねぇ。
俺は幸福に満ち溢れた。

結局2kg以上の収穫になり、レジ袋3つをリュックの脇に括り付けた。
もう持てないぞ。
ここまで重いのは、マイタケ7株収穫した時以来だ。
重いリュックを背負い、尾根を下り始めるとなんか見えた。



シシタケ(コウタケ)
秩父ではコウタケをシシタケと呼ぶ。
シシタケにはオス♂とメス♀があると伝えられている。
これはメス♀タイプだ。
湿気っていて匂いが弱かったが、甘香ばしい匂いはまさしくコウタケの匂いだ。
なんてこった。もう持てないよ。
なんて思ったが、いかんせん虫にやられてスカスカだった。
近くにもう一つ出ていた。


こちらも柄がスカスカだった。
残念だけど、発生時期が何となくわかったのは大きな収穫だ。

更にその上に


カワムラフウセンタケsp

一つだけ出ていた。
写真だけ収穫しておいた。


祠まで戻ると神様に感謝し改めてお祈りした。
そして1時間半かけてゆっくり山を下った。


帰りにいつもの里山定点を覗いたが何も出ていなかった。
てか、人入りすぎだろ!
いつもクモの巣だらけなのに今日は一切クモの巣の罠にはまらなかったぞ。
人が入っている証拠なのだ。
そのまま実家に半分おすそ分けして帰ってきた。
これからきのこ掃除だ。
2時間で終わるだろうか・・・・




20220910きのこ

2022-09-10 19:12:03 | 日記
水曜日にかなりの雨が降った。
会社の芝生にベニセンコウタケがわさわさ出てきた。
行くしかないでしょう。

4時に出発。 現地着6時30分。
小雨がぱらついていた。
身支度を整え、カッパを着込む。
今日はかなり歩くので厚手の靴下2枚重ねで準備万全!

10分もしないうちにヒイヒイ言い始める。
10M進んで1分休む。
トレーニングしないともうやばいな。
尾根に取りつくのに1時間30分かかった。

ここまでベニタケ属がガサガサ出ていた。
しかもでかくて白い。
なんだかわからん。
ここで大型ベニタケ属の大群を1日通して見るのは初めてだ。
嫌な予感しかしなかった。

取り付いた尾根をきのこ目で歩く。


ナラタケ
ちょっと早くね?
いつも9月下旬に出始めるんだが・・
もう嫌な予感しかしなかった。


アイシメジ
昨年全く見なかったので今年はかなりの量が発生していた。


ツバフウセンタケ
こいつだけはいつも通りだった。
こいつの安定感は半端ない。

アイシメジとツバフウセンタケ、そしてチチタケがめちゃくちゃ出ていた。
とりあえずそのまま見るだけにして先を進む。



ベニナギナタタケ
群生してた。
群れているの始めて見た。
やはり嫌な予感しかしなかった。



ホウキタケ
今年は何とか収穫出来た。
が、しかしこれが収穫できるってことは、時期が早いということになるのだ。

更に足を進める。



ショウゲンジ
久々に見た。
バクサレが多かったが5つ程収穫出来た。
これは嬉しかった。

結局目当ての獲物は発生していなかった。
だがしかし、別のものが出ていた。



ハナイグチ
早い、めちゃくちゃ早い。
ここで9月上旬に見たのは初めてだ。
いつもは9月下旬以降に発生するのに・・

ここで見慣れないベニタケ属が大量に発生しているのは、多分夏の名残なのだろう。
秋きのこはこれから出てくると見た。
ハナイグチが早くでた理由は分からないが、目当てにしていたクリフウセンが見つからなかった理由は
菌根の優位性?に由来するのだと思う。
要は順番だな。
ベニタケ属がガサガサ出て菌力を使い菌根が縮小・・・他のきのこの菌根が勢力を広げる。
俺的解釈以上おわり。

もう一度雨後に見に来れば検証できるが、ここはかなり歩くのだ。もう疲れた。
写真は撮らなかったがまだキンチャヤマイグチのでかいのがあった。
倒れていた。 誰かが蹴とばしたのかもしれない。
夏キノコだな。
そんなわけでチチタケをメインに収穫してきた。

他には

ズキンタケ


ミヤマベニイグチ

めぼしい収穫は少なかったが、まあ良しとしよう。