やまあそび

きのこと釣りと山菜の記録と思ったことをずるずる綴る

20190929きのこ

2019-09-30 22:48:29 | 日記
雨が降らない。
とにかく雨が降らない。
暑いと思ったら涼しく、寒くなってきたと思えば暑苦しくて
眠れなくなる。
なんとも分かりにくい気候になったもんだ。
今年は例年に比べ、山菜が10日程度遅かった。
7月のキノコも余り芳しくなかった。
8月はほとんど見にも行かなかった。
雨が降らなかったからだ。
9月7日に八ヶ岳に行ったがめぼしい発見はなかった。
翌日は奥秩父に行ったがチチタケが数本収穫出来ただけだった。
その後も多少の雨が降るのは日曜日か月曜日でその後はピーカンと
なんだか天気に恨まれているんじゃないかと勘繰ってしまう始末。
9月23日は雨の中、地元でチチタケを50本以上収穫した。
帰りになすとうどんを買い込み4日間ひたすらチタケうどんを食い漁った。
9月29日再び奥秩父へ出勤。
そろそろ舞茸が出てもいい頃なのだ。
5年前に大きな複数の株が流れているのを発見して以来、毎年確認している。
出れば大きな収穫になるだろうけど、とりあえず出てなきゃ話にならないから
いつもの装備で出発。
7時に歩き始める。
山葡萄をいくつか啄ばみ、途中ハタケシメジを2株収穫。






ブナの立ち枯れを確認。予想以上にキノコが出ていると感じた。



でっかいマスタケもあった。 だがとてもじゃないが食う気になれない。
ここまで大きくなると食えないかもしれないが・・



ヌメリツバタケモドキをよく見かけた。



ウスヒラタケも出ていたが、水不足なのだろう、大きくなれず乾燥気味だった。



ハナイグチも少しだけ見られたが、皆小さかった。
やはり水不足なのだろう。
今年は余り歩いていないせいで息が切れるのが早い。
少し眩暈を感じながら目的の場所に近づく。
足元の枯れ枝にナラタケの幼菌はちらほら発生している。
帰りしな収穫しようとそのまま急勾配の斜面に取りついた。
ひいひい言いながら上がるとようやく目的の木が見えてくる。
息を切らせて遠めに根元を確認すると、出てました!!
距離にして20m位からはっきりわかる大きさの株が2つ。
なんかね、そこからキノコ木までの急勾配がね。
引力を無視して坂道を転げ落ちるように駆け上ったのね。
これが俗にいう舞茸パワーってやつなのね。





傾斜45度程なので注意しながらリュックを下ろして木を一回りする。
大小合わせて全部で8株出てた。
5年越しの大当たりだった。初めての経験。ナイフを出して丁寧に収穫する。
落ち葉を丁寧に取り、土汚れを極力落としとにかく丁寧に気を使い収穫した。
大き目のレジ袋に2株づつ入れ3袋。 2番目に大きい株は1袋。
一番大きい株は40Lの袋に入れた。
とりあえず一息入れる。これを車まで運ばなくてはならない。
こんな大収穫は初めてだ。
リュックのサイドに2袋づつ吊るす。
背負ってみて驚いた。
「おっ、重い!!」
40Lは吊るせないので手で持って急勾配を降りていく。
細心の注意を払った。ここで滑落は絶対あり得ない。
山道まで下りてホっと一息。
足元のナラタケは当然無視。
1時間掛けて下る。何故か足取りは軽い。
上半身が揺れるとサイドの袋がガシガシお尻にぶつかるので
そろりそろりと下半身だけで歩くように下山した。
なのに途中休むこともなく車まで到着。
うん、これぞ舞茸パワー。
帰りがけ実家に寄って5株おすそ分け。
見栄えのいい株を3つ持ち帰り、菌友に1株贈呈。
2株を下ごしらえする。
これがまた、ものすごい綺麗だった。ただ1つも虫食いが無かった。
泥汚れもほとんどなく、水洗いせず食べられる上物だった。
秩父の山も捨てたもんじゃないね。






















今筋肉痛です。