やまあそび

きのこと釣りと山菜の記録と思ったことをずるずる綴る

20241102きのこ

2024-11-04 17:07:15 | 日記
月日が経つのは早いもので、はや11月である。
今年は10日程度季節が遅れ、それ以上に気温が下がっていない。
本来なら11月にはきのこ終了時期なのだが、まだ晩秋きのこが一部
見れていない。
なわけで、台風の影響で雨の中、行ってきたのだ。
もはやガイキチなのである。

朝3時半に目が覚めなんだかんだで5時前に出発。
おなじみコンビニでの食料調達は、毎回変わらないラインナップだ。
んで、一番近いシロに到着したのは7時。
雨は小雨程度だが、山歩きはびしょ濡れになるのでカッパを羽織る。
リュックもカバーを取り付けていざ出発。
て言うほど気合を入れなくても、道路から丸見えなシロなんでさっさと入る。





ムレオオフウセンタケ

出てました。
ここに来るのを1週間遅らせたのだが、やはり当たってた。
丁度良いサイズだ。
山の神様に感謝して収穫した。
ここでは6本収穫した。
なめくじにやられていたり、小さいものは残してきた。


んで少し奥に入る。 謎のフウセンタケ1が出る辺り。
ここは遅出のカワムラフウセンタケが出るのだが




カワムラフウセンタケ

これ1本だけでした。
しかも蹴とばしちゃったよ!
仕方ないのでそのままにしてきた。

そして前回ウスヒラタケが流れていた藤の枯れ木には



ヒラタケ

正直ウスヒラなのかよくわからんが、どちらも美味しいので問題なし!
喜んで収穫してみたが、襞を見てがっかりした。



白コブ病

白い繭のような瘤の中に線虫が這いずり回っているらしい。
しかも多数らしい。
流石に虫出ししてでも喰いたいとは思わないので収穫は諦めた。
俺残念。

その他、前回見たコケイロヌメリガサはバクサレて、新たな株が発生していた。
こいつ、2度も出るのか?
気合入ってやがるぜ!

などと思いつつ、散策したが、他に新鮮なクサウラベニタケ(毒)やいくつかの
コルチナspの老菌があるだけだった。



んで場所移動。
次はモミ林だ。
いつも確認する道端のハタケシメジはどうかな?




ハタケシメジ

出てました。 もう老菌だな。
この感じだとアカモミも結構出ているはず。
雨の中いそいそとモミ林に入る。



ウラベニホテイシメジ

なんとイッポンが残っていた。
結構若い個体だぞ。
この時期に傘が開く前の個体が見つかるとは思ってなかった。
少しびっくりしたが、山の神様のお恵みなので有難く頂く。



ウスタケ

これも11月に見られるキノコではないのだがまだ残っていた。
それでいてヒメサクラシメジは全く出ていない。
なんか怪しくね?
そんなこんなでアカモミタケのシロを歩く。



アカモミタケ

出てた。
出ていたが、成菌や老菌しか見つからない。
こいつは微妙だ。
時期が遅かったか?

いくつか収穫しつつ状況を伺い、そしてダルマのシロを覗くと








ムレオオフウセンタケ

なんかめっちゃ出ていた上、成長著しかった。
倒れているものもある。
先週芽が出たんだな。
過去の状況だと、一番近いシロの個体と同じ時期にほぼ発生していたので
ここも蕾か成菌直前くらいかなと思っていた。
成長したものは柄の歯切れが良いので有難く収穫する。
ここだけで袋に入り切らなくなった。
車に戻りクーラーバックに入れた。


さて改めてアカモミ探索を開始する。
ところが、なかなか見つからない。
偶に見つけても老菌だったり、単発で1本だけ出ているのみだ。
なんかおかしい。
先行者がいたのか?
分からないが、余り発生数が多くないような印象だ。

そのまま色々物色するがやはり余り見つからない。
そんなところで



ヒラタケ

少し出ていたので有難く頂戴する。
ここのは白い瘤に侵されていなかった。

んで


キハツダケ
こいつも1本だけしか見つからなかった。
やはり発生数が少ないと思われる。


だめだなこりゃなどと思っていると、なんかサクラシメジが


と思ったらルスラspでした。
ああ紛らわしい。
傘だけ見たら間違えるわ!!


ダメそうなので車に戻る。
その途中足元に



フウセンタケsp

幼菌と成菌があったので、匂いと味を確認してから収穫した。

で、更に



ヒラタケ

また見つけたので有難く頂いた。

車に戻ると一休みして、以前ナラタケとマイタケ、ダルマが出ていたシロを覗く。
こちらには何もなかった。

標高を上げてクリタケを探す。
ナラタケとクリタケが出るシロを覗くが、ナラタケは真っ黒に流れ、クリタケは
痕跡すら見つからなかった。

最後にクリタケポイントを目指す。


覗いてみたがほぼ見つからなかった。



クリタケ

これは取られた後かもしれない。
どちらにせよなんか今年は終了の予感がヒシヒシと俺の中で大きくなっていた。


2週間前に結構取ったハタケシメジのシロでいくつか追加収穫し、着替えて
帰路に付く。

今年はこれで終了だな。
なんだかんだでクーラーバックは一杯になっている。
降りしきる雨の中、車内で昼飯を食べながら今年の収穫を振り返る。
なんか変な出方をした年だったな。

豊作なのか不作なのか判断が難しい。

全国的にマツタケは豊作のようだ。
俺的にセンボンは不作だったが、前年大豊作だったので地力が落ちたのだと思う。
バカマツタケは前年と変わらない感じで、フウセンタケ類は豊作だったように感じた。
んで、気温が下がらないせいか、ムキタケ、チャナメ、クリタケ、アカモミタケは
発生が遅れ一部不作に感じられた。

その一方、モミタケに出会えた。
これは僥倖だった。
恐らく今後数年は会えないだろう。


なんにしても数だけは沢山採れた年だったと思う。
来年も良い年でありますように・・・・・・・・・・
山の神様に畏怖と感謝を祈り、雨降る山を後にした。




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