やまあそび

きのこと釣りと山菜の記録と思ったことをずるずる綴る

20241026きのこ

2024-10-27 15:58:07 | 日記
先週沢山採ったキノコたちはうどんの汁にして全て頂いた。
大変美味しかったのです。

で、今回は2週間前のリベンジに、チャナメ狙いに行ってきた。
ちょっと遠いので4時起き、なんだかんだで5時前に出発。
真っ暗な中、秩父方面に向かう。
途中燃料給油し、コンビニでいつもの食料を買い出し。
7時過ぎに現地到着。
早速歩き出す。

ちなみに外気温12度。
この時期としては、めっちゃ熱い。
一桁になってないのはおかしい。
今回もダメかもなぁ。

いつも覗くハタケシメジポイントに入ってみる。
入り口で出迎えたのは


ツチスギタケ
ただのスギタケなのかもしれない。
なんにしても俺は喰わないので余り興味はない。
ここは元ハタケシメジが沢山出た場所だが、あれよあれよとスギタケが占領して
今やハタケシメジは隅に追いやられる状況だ。
自然界厳しい。


ハタケシメジ

出る時期も微妙に重なっていたりする。
そのうち淘汰される運命なのか?
その運命に抗い勢力拡大出来るのか?
その前に埋もれ木がなくなるだろうな。

2つ目の尾根下にたどり着く。
ここに出ていれば、本命の場所も期待できる。


クリタケ

切り株に1本だけ出ていた。
クリタケ1本て・・・・
幸先悪すぎでないかい。

なんか悔しいので目を凝らして周辺散策する。

毎回チャナメが出る場所には何も見られない。
少しぐるぐる見回す。
堆積した落ち葉やドングリと同じ色なので見えていないことが多々あるのだ。
ブツブツとダメだなーなんて呟いていたら


チャナメツムタケ

アッター!
しかもまだ幼菌だ。
周辺をくまなく探すとポツポツと見つかった。
みんなまだ若い。
山の神様に感謝して収穫する。
何年ぶりだ?
とても久しぶりだった。

まだ出ているかもしれないので、散策範囲を広げてみた。


クリタケ

小規模のクリタケに遭遇した。
有難く頂く。

更に散策する。




何かと思ったら、ミネシメジみたいだ。
匂いが臭かった。


??
クリタケ?  ニガクリタケ?
なんか怪しいのでパスする。


チャナメツムタケ
あった。  少し群生して出ていた。
有難く頂いていると、少し上流になにかある。
ありゃなんだ?


固まって株で出ている。
まさか! 憧れのホンシメジか!
心臓バクバクでひっくり返すと、シャカシメジでした。
老菌にしてもなんでここに出てるんだ?
しかもそろそろ11月だってのに?
おかしいことこの上ない。
釈然としないが事実を受け止める。
そして有難く収穫する。

とりあえず出ていることが分かったので本命の場所に向かう。
歩いて1時間かかる。

てくてく歩く。

てくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてく
てくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてく
てくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてく

途中でクリタケが出る場所があるので覗いてみる。


クリタケ

でかいクリタケ


チャナメツムタケ

おまけのチャナメも見つかった。
ありがたやありがたや。

沢を跨ぐ場所があるのだが、そこでナラタケがいくつか取れた。
なかなかに良い出汁きのこが揃ってきた。
今日もうどんが捗るぜ!

ヒイヒイ言いながら本命ポイントの入り口にたどり着く。
疲れたので一休み。
この時10時だった。

30分ほど休憩し再出発。


ツノシメジ


サンゴハリタケモドキ

倒木ブナを目指すが、それは深く苔むしておりそしてグズグズになっていた。
もうムキタケは出なさそうだ。
この辺り一帯が広範囲にチャナメが出る代なのだ。
くまなく探し歩く。
だが何もない。
目を凝らすが何もない。

実は、本当は何となくわかっていたのだ。
ここには出ていないだろうと。
休憩した場所は毎回クリタケが出る場所なのだが、今年は何もなかった。
そう、本命の場所の玄関口のクリタケは出ていなかった。

出ていなかったのだ。

尾根筋の緩い斜面なので風通しが良い。
気温は、まあ低めだ。
つまり、乾きやすいのだ。
一部落ち葉の吹き溜まり以外はカラカラだったのである。

なんとなくわかっていたのであきらめも早かった。
残念、また来年。

ガサガサと尾根を下る。
毎回下る道は同じなのだが、過去にキノコを見つけた記憶に従い
要所要所を覗きながら下る。

んで、大きな水楢の根元でそれは見つかった。


クリフウセンタケ
ここのは柄が太いタイプだ。
てか、本当にクリフウセンなのか微妙ではある。
だがしかし、クリフウセンは、俺にとって数年に1度の相手なのだ。
毎年取れないのである。
本命に振られてショボンだったが、素晴らしいサプライズだ。
山の神様に感謝して収穫する。


うっひょ~~~沢山取れました!!
俺的最高峰クラスのキノコなのでとてもうれしい。
奇跡的に虫食いがとても少ない。
早く食べたい。
全部食べたい。
誘惑に駆られながら帰路を急ぐ。

車に戻る手前の尾根が気になる。
9月にイッポンを取りに来た尾根だ。
ここも過去にクリフウセンの株を見つけている。
2匹目のドジョウ狙いだ。
キノコの世界は基本1年1度の一期一会の世界だ。
可能性があるなら見て回るのが鉄則。

入って上がり始めてすぐ

クリタケ
ぐわ! 群生してる。
ここまで群生したクリタケは初めてだ。
幹の上の方まで出てやがる。
しかも開いて間もないようで、しっかり鍔がついている。
これは有難い。
山の神様に感謝しハサミで丁寧に収穫する。
せっせ、せっせ、せっせ、せっせ
かなり採れた。
嬉しい誤算だ。
リュックに入りきらないので袋を手に尾根を上がる。

すると


ムササビタケ?
老菌化していた。

そのすぐ右上に



クリフウセンタケ

あった!!  見つけた!!  出てた!!  良かった!!
これも虫食いが少なかった。
有難く収穫する。

更に2本追加して帰路についた。

実家に戻り、キノコの洗濯をして、キノコうどんを作る。
流石にクリタケ、チャナメ、ナラタケ、クリフウセンと、出汁きのこ三昧なので
汁は非常に旨くできた。
クリフウセンの虫なしを数本分、オリ-ブオイルと少量の塩で炒めて頂く。
はっきり言います。
本当に美味しいです。

旨い!! うますぎる!!!

歯ごたえがあり、ほのかな甘みときのこの香ばしい風味が口に広がる。
腰が抜けるような強烈な旨さではなく、心の底から「旨い」と思える優しい美味しさなのだ。
来年も頂きたいものだ。



山の神様に感謝を!!!


20241020きのこ ~新たなる出会いに興奮し、余りの大きさに悶絶する~

2024-10-20 21:29:20 | 日記
先週は里山の秋きのこがそこそこ発生し始めていたが、以降金曜日まで
雨は降らなかった。
この調子じゃ余り出てないだろうなと思った。
土曜日は雨らしい。
日曜日に実家に用事があるので、久しぶりに土曜日は自宅でのんびり過ごした。
んなわけで、余り期待はできないが、日曜日の朝5時に出発した。
場所は先週の土曜日20241012と同じ場所をめぐる予定だ。
相変わらずコンビニで食料を買い込み最初のシロに到着したのは6時30分だった。
車を降りて路肩を覗く。



ナラタケ

おや、ナラタケが出始めている。
しかも老菌がない。 出始めだ。
これ幸いと山の神様に感謝してハサミで刈り取っていく。
20本程度収穫出来た。
先週は何もなかったので、金土の雨で出たのだろうか?
足の速いきのこなので成長も早いのだろうか?
よくわからんが、収穫出来たのは僥倖だった。

んで、山装備の支度をしていそいそとシロに向かう。
ダルマのシロはまだ沈黙していた。
まだ気温が高いのだろう。
その付近に



ウラベニホテイシメジ(イッポン)

新たに出てた。
先週無かったからその後出たのだろうが、成菌なり立てっぽいので
8日前には土の中で育っていたのだろう。
なるほど、1週間程度雨が降らなくても、その前に十分降っていれば出るんだな。
勉強になった。 俺喜ぶ。

んで、謎のフウセンタケ1の場所を覗く。




謎のフウセンタケ1(多分マルミノフウセンタケ近縁)

やはりイッポンと同じように、8日前から芝の下で育っていたのだろう。
俺嬉しい。
更に近くに


謎のフウセンタケ2?

これは謎のフウセンタケ2に似ている。
一応食えるか確認のために匂いを嗅いでみる。
芝臭さはほぼない。
次に齧ってみる。
芝臭さや苦みなどは感じない。
うむ、喰える!!
山の神様に感謝してフウセンタケたちを頂いた。
この類のフウセンタケは、秩父では紫のキノコは喰えると聞いている。
但し、言ったのは師匠だけだ。
なので頭から信用はしていない。
ただ、大き目でコルチナ系で若い時期に柄や傘周辺に紫が入っているものは
毒ジンガサ系以外なら多分毒は無いと思う。
臭くて食えない、または苦くて食えないだけだ。
今のところ、当たったことはない。

収穫後、カワムラフウセンタケの出る代を覗くがまだ発生していなかった。
そのまま進むと



コケイロヌメリガサ

これが出てきたら終盤に突入なんだが、今年は季節が狂っているので判断が難しい。
喰えるのだが、青臭い個体があるらしく、味見程度で1本だけ喰っただけだ。
その時は旨かった。
そのうち他に何もない場合は実験的に収穫してみたいと思う。

そのまま迂回して先に進むと


謎のフウセンタケ
これは分からない。 齧ってみたが食えそうなので有難く収穫した。

この場所は狭いのですぐ車に戻る。
その時に見つけたのが


クサウラベニタケ(毒)



ウラベニホテイシメジ(イッポン)

ポツポツ出ているので有難く頂いた。



ホコリタケの仲間

車に戻り移動する。
路肩にハタケシメジ、ササクレヒトヨタケが出るモミ林だ。
先週は何もなかった。
今回は


ウラベニホテイシメジ(イッポン)

出てた。
先週何もなかったので取りつくされたかと思っていたが
今年ようやく出始めたようだ。
かなりの数が出ており20Lの袋が2/3程埋まった。
そんな中、こいつがぽつぽつ見つかった。


サクラシメジ

あらやはりイッポンと同じで今年初めて出始めたのだろう。
イッポンもサクラも老菌が見当たらなかった。

んで、そんな中当たり前のようにクサウラベニタケも大量に出ていた。
その他に


不明菌
クサウラベニタケではない。
①成熟しても襞が肉色にならない。
②襞が狭い
以上から何のキノコかわからないが、多分食ったらえらいことになると思う。
当然跨ぐ。

そんな不明菌を眺めながら斜面を下っていくと、なにやらモミの木の脇に
白っぽくて大きな傘が見えた。
最初イッポンかと思ったがなんか色が違う。
ルスラ系に似たキノコがあるが、なんか大きさが違う。
なんだありゃ?
まさかな、なんて思いながら近づく。




え?






まじか!!!








モミタケだ!!!!!!!!!!!!


と、と、、とんでもねぇ!!
秩父の里山でモミタケなんて聞いたことがねぇ!!!!!



激しく興奮した。
秩父はモミの木が多いから出てもおかしくないのにといつも思っていた。
やっぱり秩父の里山にもモミタケ菌はあったんだな。
めちゃくちゃ感動した。
初めてだったので、根元が折れてしまった。
かなり深く入り込んでいるようだ。
とりあえず1本だけだったが、俺にとっては本当に奇跡の1本だ。

10分くらい興奮して鼻息を荒くしていた。
まあよく考えれば、俺が知らないだけで実は知っている人は知っているのかもしれない。
狙って探したことがないから(そもそも出る時期を知らない)この出会いに16年掛かった。
本当に嬉しかった。
山の神様に土下座して御礼を捧げた。
ふふふ、味見してやる。


すっかり気分が良くなった俺。
暫く周辺を散策する。



チシオタケ



で、見た瞬間ダルマだと思った。


取り上げたら違った。
謎のフウセンタケだった。
齧ったら旨そうだったので収穫した。

そんなこんなで気を良くした俺は車に戻り標高を上げた。
途中ハタケシメジのシロを車内から覗くと、前回の取り残しが大きな傘を広げていた。
帰りに収穫しよう。

先週のクリタケポイントを覗くため車から降りる。
途中でダルマのシロを見ておく。



ムレオオフウセンタケ

出始めていた。
ここが出始めたら来週は里が出始めるだろう。
もうひと雨ほしいところだ。
神様に感謝を込めて収穫する。

んで、サクラシメジをぽつぽつ拾いながら去年見つけたもう一つの
ダルマポイントを覗いて驚いた。





ムレオオフウセンタケ

でかい!
でかすぎる!!あまりのでかさに悶絶する!!俺の手のひらよりでかい!

でかすぎてびっくりした。



もう山の神様に足向けて寝られない。
感謝して収穫する。

パンパンの袋を下げながらクリタケポイントにたどり着くと



クリタケ

で、


なんか先行者に先を越されたというより、何か獣に喰われた?
そんなこんなで少しだけ頂戴して車に戻った。


そして帰り際にハタケシメジを回収すると、クーラーバックパンパンになったのだった。

取れすぎたので半分以上実家に置いてきた。
そんなこんなで帰宅したのは20時になったのだった。


なかなかにエキサイティングな一日だった。
非常に楽しかった。
こんなことがあるからこの山遊びはやめられないのだ!!




さて、来週はどうしよう!






20241012~13きのこ

2024-10-15 18:17:32 | 日記
今週は火曜日と水曜日に雨が降った。
特に水曜日は本降りとなり、1日通して降り続けた。
この雨で熊谷の荒川の水量が2倍になっていた。
これはいよいよ里山キノコが出るでしょう!!
ああなんてすばらしい。
休日が待ち遠しかったのよ!

そんなわけで10月12日の土曜日の朝5時30分に部屋を出発。
途中でガソリン給油、コンビニで食料調達し、一番近いシロに
到着したのが7時ちょいすぎだった。

さっさと着替えて斜面に入ろうとしたが、なんかいつも入る入り口が
草でわけわからなくなっている。
適当に草の浅いとこから斜面に取りつき、すぐの場所がシバッカブリのシロの
場所だった。



謎のフウセンタケ1(多分マルミノフウセンタケ近縁種)
1年ぶりの再会に喜ぶ。
今年は株で出ていた。
まあ10年前は足の踏み場もないほど出ていたのだが、なにが変わったんだろう?
暫く出会いを堪能し、山の神様に感謝の祈りを捧げ収穫した。

このちょっと上にも出るので楽しみだ。
その前に斜面を数歩登りそこから左斜面を覗きこむ。
こちらはイッポンが出る場所なのだ。
眼をキノコ目モードにしてよく見る。



ウラベニホテイシメジ(イッポン)
ありました。 ありましたよ! やっぱり出てた!!
もうニコニコですよ。
45度近い斜面なので、足元に注意しつつ記念撮影し収穫した。
まだ出始めだろうかと思ったら、バクサレがいくつか見られた。
どうも先週出始めたハシリが雨で腐ったようだ。
どちらにしろ、ここが出ているなら他のポイントも出ているだろう。
今日は幸先が楽しみだ。
斜面をトラバースしながら登る。
そしてシバッカブリの出るシロを覗いた。


うほ! 株立ちしてる!
ここ数年はポツポツと出ていたのでとてもうれしい。
感謝を込めて収穫した。
それからすぐ近くの、カワムラフウセンタケが出る場所を覗くが、まだ出ていなかった。
いつも出るのが遅いので次回に期待。
そして去年ヒラタケが出ていた藤の枯れ木


バクサレていました。残念。

その後、イッポンが出るポイントを覗くが、出ていなかった。
代わりに出ていたのが



不明菌
ここでは見たことないキノコが出ていた。
正体が分からないので写真だけ撮っておいた。

この場所は、余り広くないのですぐに帰り道になる。
下っている途中に


ウラベニホテイシメジ(イッポン)
ひとつだけ見つけたので神様に感謝して収穫した。

車に戻り場所移動。
30分程走って別のシロを覗く。
ここはサクラシメジとイッポンがポツポツ出る場所だ。
終盤にはヒメサクラシメジやアカモミタケが出る場所でもある。
要するにモミ林なのだ。

ところが、ここには不明菌(多分毒)がちらほら出ているだけでお目当ての
キノコは見つからなかった。
先行者がいたのかもしれない。

車に戻り標高を上げる。
先週幼菌だったハタケシメジの群生地を覗いてみた。


ハタケシメジ
めっちゃ出ていた。
雨をたっぷり吸いこんだらしく、大きな株でぼこぼこ出ていた。
嬉しい悲鳴を心の中で叫んだ。
山の神様に感謝しながら収穫したら、20Lのビニール袋パンパンに収穫出来た。
まだいくつか幼菌があったのでそれは残してきた。
ここのハタケシメジはとても元気みたいだ。

更に標高を上げる。
クリタケポイントの覗くのだ。
その前に昨年成菌で見つけたムレオオフウセンタケのシロ2か所を覗いてみたが
出ていなかった。
もしかしたら先行者が収穫したもしれない。
気を取り直してクリタケポイントに向かう。
ポイントまでにポツポツキノコを見かけたがどうも腐生菌が多いようだ。
ルスラもちらほら見られる。
で、クリタケは出ていませんでした。
今年は遅いようで、まだマメすら見られなかった。
仕方ないのでイッポンのシロに向かう。
テクテク歩いて20分ばかり。
途中で


カラカサタケ幼菌
成菌もちらほら見られたけど出始めもあるんだね。
土の中ではそれぞれの菌根菌がどんな戦いを繰り広げているのだろう?
まあカラカサタケは腐生菌ですが・・・

んで、イッポンがよく出る場所に到着し、キノコ目で散策を始めるのだが


ウラベニホテイシメジ


クサウラベニタケ


右がクサウラベニタケ、左がウラベニホテイシメジ

そんでこんな風に生えていたりする。


右がウラベニホテイシメジ、左がクサウラベニタケ

これビギナーには厳しいんじゃね?
これは傘の色が違うのでわかりやすいが、ごくたまにそっくりな色合いのクサウラベニタケもある。
まさしくビギナー殺し的罠なのだ。
やばいな、騙される人がいませんように・・
参考に裏から見た写真も載せておく。


右がウラベニホテイシメジ、左がクサウラベニタケ
比べてみれば違いが分かるかもだけど、これは成長具合や個体差も関係してくるので
あまり参考にはならないな。

一番わかりやすいのは、やはり匂いだと思う。
ウラベニホテイシメジは、さわやかな粉臭。
クサウラベニタケは、嫌な粉臭。
跡は味を確認するって手もある。
ウラベニホテイシメジは、苦みあり。
クサウラベニタケは、無味。
但し、毒を口に入れるのは余りおすすめ出来ないのだ。
やるなら自己責任でやってちょ!

んで、そこら一帯を1時間かけてプラプラ散策した。
計20本程度の収穫があった。
全てウラベニホテイシメジで、老菌は見られなかった。

一部アカマツの畔にこいつが出ていた。


ヌメリイグチ

久しぶりに見た。

最初に思ったほど、菌は活発に成長していないようだった。
次回の雨に期待かな。
13時を回ったところで帰路に付いた。






そして翌10月13日
最近外ればかりのチャナメ狙いに行ってきた。
一つ目の尾根はスルーして、2つ目の尾根に向かう。
走りのチャナメが出る場所なので、その後の指標になるのだ。
チャナメが出ていればそのまま標高を上げていくし、なければ
チャナメの見込みは無いので別行動をすることになる。

えっちら向かい途中にあるハタケシメジのシロを覗く。

ハタケシメジ
成菌がポツポツ出ていた。
ん~来るのが早かった可能性が高い。
ハタケシメジは有難く収穫した。

んで、2つ目の尾根に取りつく。
チャナメのシロを覗いてみたがなにもなし。
こりゃ今年も外れだ。
少々散策したがクリタケすら見られなかった。
来るのが全然早いってことか。
そんな中



ウラベニホテイシメジの老菌
ここのイッポンは9月上旬に発生するから、老菌といえど1か月以上残っていたのだろう。
まだ柄は辛うじて生きていたので、柄だけ頂いた。

このまま標高尾を上げても無駄なので戻り、一つ目の尾根を見てみる。
やはりバクサれたイッポンしかなかった。
どうしようもないので、沢合いの倒木をちょこっと見てみる。


ナラタケ


ヌメリツバタケモドキ

ナラタケが申し訳なさげにポツポツ見られたので、有難く収穫する。

いよいよ何もなくなり、入ったことのない場所に行ってみる。
カラマツハ林だ。
20分かけて移動すると、駐車した場所に小指の先程度の大きさのハナイグチがあった。
ちょっと期待して林道を歩いて散策する。
結果、ハナイグチ数個とバクサれたハタケシメジが見つかった。
また、カラマツ林らしく



ホテイシメジ
これは旨いらしいが、食べると酒が飲めなくなるやつだ。
悪酔いするらしい。
しかも毒が抜けるのに1週間以上かかるらしい。
俺は酒飲みではないが、なんか気が進まないので食べたことはない。


結局、大した収穫がないまま帰宅したのだった。

来週は雨が降らないらしい。
どうしよう・・・・・・


20241005~06きのこ

2024-10-06 16:39:29 | 日記
さてさて、今週は週の初めと木曜日から金曜までで、約5mm程度
土曜日の夜に小雨が降った。
この雨はきっときのこの芽が出るトリガーになるに違いない!
そんなわけで当然行ってきた。
土曜日はキッチンの排水が詰まり気味のため、業者に見てもらった。
部屋からの配管に異常はなかった。
その先のメインの配管が詰まり気味のようだ。
約14L流すと水がたまり始めることが分かった。
約15分すると、溜まり水が解消されるようだ。
どうやら詰まりを治すにはしばらくかかりそうだ。

そんなこんなで部屋を出たのが15時過ぎ。
一番近いシロに着いたのが16時20分。
なんといつも車を止める場所に先行者?の車が止まっていた。
こいつはだめだ。
速攻で判断し、別のシロに向かった。
気温と雨の状態から、ハタケシメジが出ている頃だと判断し
昨年沢山採れたシロに向かった。
山道を車で登りながら、山の状態を観察する。
山肌は雨で湿っており、条件は良さそうだ。
だが、路肩から見える山肌にきのこが見当たらない。
ダメかなと思いつつシロを目指す。
ハタケシメジのシロのすぐ近くまで到達すると、なんか白いキノコが沢山見える。
去年群生していた毒カラカサタケかなと思いつつシロに到着。
着いたのが17時。
もう薄暗くなっている。
袋とカメラだけ持って即確認するが、その前に白いキノコをチェックした。



これはオオイチョウタケだ。


誰かがここで物色したらしい。
傘のすぐ下の柄から、ナイフで刈られ、傘だけになったオオイチョウタケが散乱していた。
よく見ると、傘の断面が綺麗で、虫食いのないものがいくつかあった。
また、幼菌がいくつか物色されずに残っていた。
喰ったことがないのでとりあえず状態の良いものだけ頂くことにした。
そしてハタケシメジのシロを確認すると




ハタケシメジ

ちょうど出始めだった。
もう少し傘が開いていればよかったが、粒が大きいので山の神様に感謝して収穫した。
まさに販売されているハタケシメジと同様の大きさだった。
土曜日はこれで終了。

実家に泊まり、翌日6時半に出発。
7時20分に山に取りついた。
空は8割雲っていたが、2割は青空が見えていた。
雨後なので斜面が滑りやすい。
気を付けて登行する。
なんだかんだでちょっと立ち止まり息を整えて進むと何か小さく白い塊が見える。



これは群生する奴だ。


イヌセンボンタケ


別の個体

この日イヌセンボンタケはそこかしこで見られた。

途中で小休止しつつ尾根に上がる。
8時半に尾根に到着。
そこでニタリが出迎えてくれた。


クサウラベニタケ(毒)

こいつが出ているってことは、他のキノコも活動してるってことだから幸先いいと思った。
そしたら


カラカサタケ

幼菌のカラカサタケだ。
傘がここまで小さいものは初めて見た。
これ、ほっておくと傘が20Cmくらいになりそうだ。
なんにしても幸先いいぞ。
早速センボンのシロを確認する。



シャカシメジ(センボン)

もう終わっていてもおかしくない条件なのに、大きな株が出ていた。
写真を撮影して帰りに収穫することにする。

その他になにやら怪しいキノコが見えた。
傘の色からクリフウセンか、ニセマンジュウガサかと思ったが、裏を見てみると


ハンノキイグチ

ここで見たのは初めてだった。
幸先いいぞ!

暫く尾根上を見た後、謎のフウセンタケ2のシロに向かう。
シロの少し手前で


なんか1本だけでてた。

ここでなにかがギャッ、ギャッ吠えながら自分から見て前方の尾根下を黒いものが
走り抜けて行った。
大きさは1m位? 最初見たときは鷹かと思ったが、あんな低空を飛ばないだろと思い直し
よく考えたら熊だった。
若い熊だと思う。
熊除けの鈴をつけているので、こちらに気づいた熊が逃げていったようだ。
カメラ動かしてなかった、残念。
ちなみに本当に鳴き声は「ギャッ、  ギャッ」だった。
なんか、なろう系小説に出てくるゴブリンみたいな鳴き声だと思った。
もしかすると、実は熊ではなくゴブ・・・・・
などと思いつつ先に進む。


テングタケダマシ?
イボテングタケ?
違いが分からん!

バカマツタケのシロに着くと






バカマツタケ

とりあえずこれ以外に3本出ていた。
今年は本家と合わせると2回炊き込んだので、そのまま残してきた。

山の神様の祠でお供えをして一服する。
空はだんだん雲が厚くなってきていた。

センボン畑に向かう。
途中



クロラッパタケ

喰ったことはない。
老菌なのでそのままにした。

さてセンボン畑に到着すると






シャカシメジ(センボン)

老菌から喰い頃までそろっていた。
本当に今年は息が長いようだ。
ひと月近く出続けている。
とりあえず第二畑を覗きに行く。



こちらは老菌2株だけだった。
そのた


謎のフウセンタケ?

正体不明だが、旨いやつが出ていたのでこっそり収穫した。

密かに期待していたコウタケは出ていなかった。
これから出るのか? よくわからん。
暫く周辺を散策し、今年のセンボン畑が終了した。
山の神様ありがとうございました。
また来年もよろしくお願いします。

祠まで戻ってきたら、ツガの立ち枯れに


マゴジャクシ

3本出ていた。

なんだかんだでセンボンを4株頂いて尾根を後にする。
せっせこ下山する途中に


オオイチョウタケ

ここも出ていた。
いつもなら9月中旬には終わっている頃合いなのだが、今年は10月まで遅れたようだ。

車に戻ったのが12時半。
そこから水汲みに行き、そこで出会ったキノコ狩りに来た人に声をかけた。
余り採れなかったらしい。
そこでこれ幸いとばかりに、センボンを全部渡してきた。
持ち帰っても下水が詰まるので洗浄出来ないのだ。
美味しく頂いてくれる人に渡すことが出来て良かった。
フウセンタケとオオイチョウタケだけ持ち帰ってきたので
これから試食する予定。

来週はクリタケとチャナメ狙いだ。
今年のキノコも終わりが近づいてきて少し寂しい。


20240928きのこ

2024-09-29 14:17:23 | 日記
さて今週もいつもの山に行ってきた。
4時半起床5時出発。
1時間半かけて現地到着。
途中コンビニで食料確保。
7時に車から出発。
先週はヒイヒイいいながら登った胸突き八丁も
幾分順調に登れるようになった。
尾根まで1時間半かかっていたのが、1時間で登れた。
途中、山の神の使いに出会った。


シシ神(嘘カモシカ)

杣道の真ん中でのんびりしていた。
声をかけたが慌てる様子もなく、何かを啄ばんだ後、けだるそうに奥に消えていった。
人慣れしてるな。
そういえば、今日はいつも聞こえる謎の獣の声が聞こえなかった。
とりあえず先を急ぐ。

尾根に上がるとすぐにポイントを確認する。






シャカシメジ(センボン)
新たなマメの発生と、先週残したマメが成菌になっていた。
よしよし、このまま残しておこう。

尾根の反対側を覗いてみる。


ハナビラニカワタケ



フウセンタケsp

ハナビラニカワタケは雨も少ないのにいい感じに湿っていた。
なんだかわからないフウセンタケは、とりあえずこれ1本だけだったので
放置した。

んで、前回収穫した謎のフウセンタケ2のシロを見ると


謎のフウセンタケ2
こちらは前回取り残しが複数見つかった。
山の神様に感謝して収穫する。
全て虫食いのない、とてもきれいな状態だった。

そこから前回ハエトリシメジが出ていた斜面を散策する。
雨が少なかったようで、新たな発生は乏しい。


ウスムラサキホウキタケ

俺は喰わない。
単に旨いと思わない、それだけの理由。

そのまま先に進む。
いつものバカマツタケポイント。




バカマツタケ

先週より多く、新たに発生していた。
マメを残して収穫する。
ここのバカマツタケは、急な斜面に発生するが、発生場所がいくつかに分かれていて
おおよそ3か所にシロが分けられる。
東斜面、杣道脇、西斜面て感じだ。
一番多く発生するのは東斜面で、そこから30M離れた杣道沿いにポツポツ出ていて
西斜面はほぼ2~4本程度の発生になる。
トータルで15本程収穫出来た。
今年はこれで終了かな。

そこから山神様の祠は近い。
50m程度か?
いつものようにお供え物をしてお祈りをすます。


山神様の祠

ここで休憩して先を急ぐ。


チチタケ
若いチチタケがまだ発生していた。

センボン畑に到着した。





発生していたのは4株だけだった。
余り状態が良くないのでそのまま放置した。
この4年必ず20株以上発生していたので地力が弱まっているのか?
シロの周りにケロウジのようなキノコが大発生していたので、代が奪われているのかもしれない。
数年様子見しよう。

第2畑に向かう。
途中ポツポツキノコを見かけるが、発生は余り芳しくないようだ。
水不足と気温によるものだと思われる。

第2畑の状況は、前回より改善されていた。






これ以外にも少量のマメが確認できた。
ここ最近急激に気温が下がっているので、マメは育たないと思われる。
山の神様に感謝して、ここでいくつか収穫した。

その後周辺を散策。
やはりコウタケは出ていないようだ。
特に何も見当たらないので下山する。

途中

アカヤマドリ

先週コガネヤマドリだと思っていたものはアカヤマドリだった。
しかも状態が良い。
ほぼ虫食いもない、奇跡の一品。
まあ放置ですけど。

その後西斜面をトラバース気味に物色する。


サクラシメジ


バカマツタケ



クロカワ?
クロカワなんて現物見たの数回だし、喰ったことないし、柄がスカスカだしで
放置した。
つか、秩父でこれ見たの2回だけだわ。

んで山を下り車に戻ったのが12時。
天然水を汲み、来た道を戻る。
いつも何か必ず出ているシロを覗くのだ。
40分かけて到着したが、何もなし。
本当に何もなし。
びっくりするほど何もなし。
こっちの代は本当にカラカラだった。
うなだれつつ、4年前に大発生したマイタケポイントを覗きに行く。
時期的にはそろそろ出ている頃なのだ。

現場について驚いた。


これカシノナガキクイムシによる食害だ。
なんか菌を媒介するらしく、楢枯れを起こすらしい。
いよいよ秩父にも入ってきたか。
ちなみにここの水楢は、7割がたやられているようだ。
特に幹が太いものがよくやられているようだった。
マイタケ菌はやられちゃってる可能性がある。
それどころか菌根菌もダメージでかくなるんじゃないか?
んで赤い毒キノコが大発生すると・・・
俺は秩父でカエンタケは見たことがない。

今回はここのシロで見ただけだが、標高300位の場所だ。
山頂付近はどんな状態なのだろうか?
センボン畑の方では異常なかったが、今後どうなるのか。

ちょっと鬱になってしまうのだった。