やまあそび

きのこと釣りと山菜の記録と思ったことをずるずる綴る

20241026きのこ

2024-10-27 15:58:07 | 日記
先週沢山採ったキノコたちはうどんの汁にして全て頂いた。
大変美味しかったのです。

で、今回は2週間前のリベンジに、チャナメ狙いに行ってきた。
ちょっと遠いので4時起き、なんだかんだで5時前に出発。
真っ暗な中、秩父方面に向かう。
途中燃料給油し、コンビニでいつもの食料を買い出し。
7時過ぎに現地到着。
早速歩き出す。

ちなみに外気温12度。
この時期としては、めっちゃ熱い。
一桁になってないのはおかしい。
今回もダメかもなぁ。

いつも覗くハタケシメジポイントに入ってみる。
入り口で出迎えたのは


ツチスギタケ
ただのスギタケなのかもしれない。
なんにしても俺は喰わないので余り興味はない。
ここは元ハタケシメジが沢山出た場所だが、あれよあれよとスギタケが占領して
今やハタケシメジは隅に追いやられる状況だ。
自然界厳しい。


ハタケシメジ

出る時期も微妙に重なっていたりする。
そのうち淘汰される運命なのか?
その運命に抗い勢力拡大出来るのか?
その前に埋もれ木がなくなるだろうな。

2つ目の尾根下にたどり着く。
ここに出ていれば、本命の場所も期待できる。


クリタケ

切り株に1本だけ出ていた。
クリタケ1本て・・・・
幸先悪すぎでないかい。

なんか悔しいので目を凝らして周辺散策する。

毎回チャナメが出る場所には何も見られない。
少しぐるぐる見回す。
堆積した落ち葉やドングリと同じ色なので見えていないことが多々あるのだ。
ブツブツとダメだなーなんて呟いていたら


チャナメツムタケ

アッター!
しかもまだ幼菌だ。
周辺をくまなく探すとポツポツと見つかった。
みんなまだ若い。
山の神様に感謝して収穫する。
何年ぶりだ?
とても久しぶりだった。

まだ出ているかもしれないので、散策範囲を広げてみた。


クリタケ

小規模のクリタケに遭遇した。
有難く頂く。

更に散策する。




何かと思ったら、ミネシメジみたいだ。
匂いが臭かった。


??
クリタケ?  ニガクリタケ?
なんか怪しいのでパスする。


チャナメツムタケ
あった。  少し群生して出ていた。
有難く頂いていると、少し上流になにかある。
ありゃなんだ?


固まって株で出ている。
まさか! 憧れのホンシメジか!
心臓バクバクでひっくり返すと、シャカシメジでした。
老菌にしてもなんでここに出てるんだ?
しかもそろそろ11月だってのに?
おかしいことこの上ない。
釈然としないが事実を受け止める。
そして有難く収穫する。

とりあえず出ていることが分かったので本命の場所に向かう。
歩いて1時間かかる。

てくてく歩く。

てくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてく
てくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてく
てくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてく

途中でクリタケが出る場所があるので覗いてみる。


クリタケ

でかいクリタケ


チャナメツムタケ

おまけのチャナメも見つかった。
ありがたやありがたや。

沢を跨ぐ場所があるのだが、そこでナラタケがいくつか取れた。
なかなかに良い出汁きのこが揃ってきた。
今日もうどんが捗るぜ!

ヒイヒイ言いながら本命ポイントの入り口にたどり着く。
疲れたので一休み。
この時10時だった。

30分ほど休憩し再出発。


ツノシメジ


サンゴハリタケモドキ

倒木ブナを目指すが、それは深く苔むしておりそしてグズグズになっていた。
もうムキタケは出なさそうだ。
この辺り一帯が広範囲にチャナメが出る代なのだ。
くまなく探し歩く。
だが何もない。
目を凝らすが何もない。

実は、本当は何となくわかっていたのだ。
ここには出ていないだろうと。
休憩した場所は毎回クリタケが出る場所なのだが、今年は何もなかった。
そう、本命の場所の玄関口のクリタケは出ていなかった。

出ていなかったのだ。

尾根筋の緩い斜面なので風通しが良い。
気温は、まあ低めだ。
つまり、乾きやすいのだ。
一部落ち葉の吹き溜まり以外はカラカラだったのである。

なんとなくわかっていたのであきらめも早かった。
残念、また来年。

ガサガサと尾根を下る。
毎回下る道は同じなのだが、過去にキノコを見つけた記憶に従い
要所要所を覗きながら下る。

んで、大きな水楢の根元でそれは見つかった。


クリフウセンタケ
ここのは柄が太いタイプだ。
てか、本当にクリフウセンなのか微妙ではある。
だがしかし、クリフウセンは、俺にとって数年に1度の相手なのだ。
毎年取れないのである。
本命に振られてショボンだったが、素晴らしいサプライズだ。
山の神様に感謝して収穫する。


うっひょ~~~沢山取れました!!
俺的最高峰クラスのキノコなのでとてもうれしい。
奇跡的に虫食いがとても少ない。
早く食べたい。
全部食べたい。
誘惑に駆られながら帰路を急ぐ。

車に戻る手前の尾根が気になる。
9月にイッポンを取りに来た尾根だ。
ここも過去にクリフウセンの株を見つけている。
2匹目のドジョウ狙いだ。
キノコの世界は基本1年1度の一期一会の世界だ。
可能性があるなら見て回るのが鉄則。

入って上がり始めてすぐ

クリタケ
ぐわ! 群生してる。
ここまで群生したクリタケは初めてだ。
幹の上の方まで出てやがる。
しかも開いて間もないようで、しっかり鍔がついている。
これは有難い。
山の神様に感謝しハサミで丁寧に収穫する。
せっせ、せっせ、せっせ、せっせ
かなり採れた。
嬉しい誤算だ。
リュックに入りきらないので袋を手に尾根を上がる。

すると


ムササビタケ?
老菌化していた。

そのすぐ右上に



クリフウセンタケ

あった!!  見つけた!!  出てた!!  良かった!!
これも虫食いが少なかった。
有難く収穫する。

更に2本追加して帰路についた。

実家に戻り、キノコの洗濯をして、キノコうどんを作る。
流石にクリタケ、チャナメ、ナラタケ、クリフウセンと、出汁きのこ三昧なので
汁は非常に旨くできた。
クリフウセンの虫なしを数本分、オリ-ブオイルと少量の塩で炒めて頂く。
はっきり言います。
本当に美味しいです。

旨い!! うますぎる!!!

歯ごたえがあり、ほのかな甘みときのこの香ばしい風味が口に広がる。
腰が抜けるような強烈な旨さではなく、心の底から「旨い」と思える優しい美味しさなのだ。
来年も頂きたいものだ。



山の神様に感謝を!!!


20241021緊急速報 モミタケは旨かった

2024-10-21 20:22:23 | 考察
昨日のモミタケを今喰ってみた。
はっきり言って旨かった。

モミタケは昨日に水で洗い、汚れを落としたのみ。
それを持ち帰り、先ほど柄と傘に切った。
柄を盾に4等分、、傘を6等分に分けた
虫は全く入っておらず、非常に綺麗だった。
ああ美しい・・・・・


まずオリーブオイルで塩のみ、しっかり加熱した。
ウラベニホテイシメジとは違う粉臭が少々あるが気にならなかった。
しっかり旨味はあったが、濃厚な旨味といったものではなく
優しい旨味だった。


次にバターで炒めて少しの醤油を垂らした。
きつね色になった所で試食した。
これも旨かった。
粉臭は気にならなかった。
旨味がバターに負けているかもしれないと感じた。

自分で見つけて収穫し、味わい頂く。

本当に旨かった。
ちょっと涙出た。

他のキノコはうどんの汁にしている最中。
9時を回ったら食べる。
こちらも今煮込んでいるが、キノコの出汁が非常に美味しかった。



秩父に向かい、山の神様に3度御礼を申し上げのだった。

20241020きのこ ~新たなる出会いに興奮し、余りの大きさに悶絶する~

2024-10-20 21:29:20 | 日記
先週は里山の秋きのこがそこそこ発生し始めていたが、以降金曜日まで
雨は降らなかった。
この調子じゃ余り出てないだろうなと思った。
土曜日は雨らしい。
日曜日に実家に用事があるので、久しぶりに土曜日は自宅でのんびり過ごした。
んなわけで、余り期待はできないが、日曜日の朝5時に出発した。
場所は先週の土曜日20241012と同じ場所をめぐる予定だ。
相変わらずコンビニで食料を買い込み最初のシロに到着したのは6時30分だった。
車を降りて路肩を覗く。



ナラタケ

おや、ナラタケが出始めている。
しかも老菌がない。 出始めだ。
これ幸いと山の神様に感謝してハサミで刈り取っていく。
20本程度収穫出来た。
先週は何もなかったので、金土の雨で出たのだろうか?
足の速いきのこなので成長も早いのだろうか?
よくわからんが、収穫出来たのは僥倖だった。

んで、山装備の支度をしていそいそとシロに向かう。
ダルマのシロはまだ沈黙していた。
まだ気温が高いのだろう。
その付近に



ウラベニホテイシメジ(イッポン)

新たに出てた。
先週無かったからその後出たのだろうが、成菌なり立てっぽいので
8日前には土の中で育っていたのだろう。
なるほど、1週間程度雨が降らなくても、その前に十分降っていれば出るんだな。
勉強になった。 俺喜ぶ。

んで、謎のフウセンタケ1の場所を覗く。




謎のフウセンタケ1(多分マルミノフウセンタケ近縁)

やはりイッポンと同じように、8日前から芝の下で育っていたのだろう。
俺嬉しい。
更に近くに


謎のフウセンタケ2?

これは謎のフウセンタケ2に似ている。
一応食えるか確認のために匂いを嗅いでみる。
芝臭さはほぼない。
次に齧ってみる。
芝臭さや苦みなどは感じない。
うむ、喰える!!
山の神様に感謝してフウセンタケたちを頂いた。
この類のフウセンタケは、秩父では紫のキノコは喰えると聞いている。
但し、言ったのは師匠だけだ。
なので頭から信用はしていない。
ただ、大き目でコルチナ系で若い時期に柄や傘周辺に紫が入っているものは
毒ジンガサ系以外なら多分毒は無いと思う。
臭くて食えない、または苦くて食えないだけだ。
今のところ、当たったことはない。

収穫後、カワムラフウセンタケの出る代を覗くがまだ発生していなかった。
そのまま進むと



コケイロヌメリガサ

これが出てきたら終盤に突入なんだが、今年は季節が狂っているので判断が難しい。
喰えるのだが、青臭い個体があるらしく、味見程度で1本だけ喰っただけだ。
その時は旨かった。
そのうち他に何もない場合は実験的に収穫してみたいと思う。

そのまま迂回して先に進むと


謎のフウセンタケ
これは分からない。 齧ってみたが食えそうなので有難く収穫した。

この場所は狭いのですぐ車に戻る。
その時に見つけたのが


クサウラベニタケ(毒)



ウラベニホテイシメジ(イッポン)

ポツポツ出ているので有難く頂いた。



ホコリタケの仲間

車に戻り移動する。
路肩にハタケシメジ、ササクレヒトヨタケが出るモミ林だ。
先週は何もなかった。
今回は


ウラベニホテイシメジ(イッポン)

出てた。
先週何もなかったので取りつくされたかと思っていたが
今年ようやく出始めたようだ。
かなりの数が出ており20Lの袋が2/3程埋まった。
そんな中、こいつがぽつぽつ見つかった。


サクラシメジ

あらやはりイッポンと同じで今年初めて出始めたのだろう。
イッポンもサクラも老菌が見当たらなかった。

んで、そんな中当たり前のようにクサウラベニタケも大量に出ていた。
その他に


不明菌
クサウラベニタケではない。
①成熟しても襞が肉色にならない。
②襞が狭い
以上から何のキノコかわからないが、多分食ったらえらいことになると思う。
当然跨ぐ。

そんな不明菌を眺めながら斜面を下っていくと、なにやらモミの木の脇に
白っぽくて大きな傘が見えた。
最初イッポンかと思ったがなんか色が違う。
ルスラ系に似たキノコがあるが、なんか大きさが違う。
なんだありゃ?
まさかな、なんて思いながら近づく。




え?






まじか!!!








モミタケだ!!!!!!!!!!!!


と、と、、とんでもねぇ!!
秩父の里山でモミタケなんて聞いたことがねぇ!!!!!



激しく興奮した。
秩父はモミの木が多いから出てもおかしくないのにといつも思っていた。
やっぱり秩父の里山にもモミタケ菌はあったんだな。
めちゃくちゃ感動した。
初めてだったので、根元が折れてしまった。
かなり深く入り込んでいるようだ。
とりあえず1本だけだったが、俺にとっては本当に奇跡の1本だ。

10分くらい興奮して鼻息を荒くしていた。
まあよく考えれば、俺が知らないだけで実は知っている人は知っているのかもしれない。
狙って探したことがないから(そもそも出る時期を知らない)この出会いに16年掛かった。
本当に嬉しかった。
山の神様に土下座して御礼を捧げた。
ふふふ、味見してやる。


すっかり気分が良くなった俺。
暫く周辺を散策する。



チシオタケ



で、見た瞬間ダルマだと思った。


取り上げたら違った。
謎のフウセンタケだった。
齧ったら旨そうだったので収穫した。

そんなこんなで気を良くした俺は車に戻り標高を上げた。
途中ハタケシメジのシロを車内から覗くと、前回の取り残しが大きな傘を広げていた。
帰りに収穫しよう。

先週のクリタケポイントを覗くため車から降りる。
途中でダルマのシロを見ておく。



ムレオオフウセンタケ

出始めていた。
ここが出始めたら来週は里が出始めるだろう。
もうひと雨ほしいところだ。
神様に感謝を込めて収穫する。

んで、サクラシメジをぽつぽつ拾いながら去年見つけたもう一つの
ダルマポイントを覗いて驚いた。





ムレオオフウセンタケ

でかい!
でかすぎる!!あまりのでかさに悶絶する!!俺の手のひらよりでかい!

でかすぎてびっくりした。



もう山の神様に足向けて寝られない。
感謝して収穫する。

パンパンの袋を下げながらクリタケポイントにたどり着くと



クリタケ

で、


なんか先行者に先を越されたというより、何か獣に喰われた?
そんなこんなで少しだけ頂戴して車に戻った。


そして帰り際にハタケシメジを回収すると、クーラーバックパンパンになったのだった。

取れすぎたので半分以上実家に置いてきた。
そんなこんなで帰宅したのは20時になったのだった。


なかなかにエキサイティングな一日だった。
非常に楽しかった。
こんなことがあるからこの山遊びはやめられないのだ!!




さて、来週はどうしよう!






20241012~13きのこ

2024-10-15 18:17:32 | 日記
今週は火曜日と水曜日に雨が降った。
特に水曜日は本降りとなり、1日通して降り続けた。
この雨で熊谷の荒川の水量が2倍になっていた。
これはいよいよ里山キノコが出るでしょう!!
ああなんてすばらしい。
休日が待ち遠しかったのよ!

そんなわけで10月12日の土曜日の朝5時30分に部屋を出発。
途中でガソリン給油、コンビニで食料調達し、一番近いシロに
到着したのが7時ちょいすぎだった。

さっさと着替えて斜面に入ろうとしたが、なんかいつも入る入り口が
草でわけわからなくなっている。
適当に草の浅いとこから斜面に取りつき、すぐの場所がシバッカブリのシロの
場所だった。



謎のフウセンタケ1(多分マルミノフウセンタケ近縁種)
1年ぶりの再会に喜ぶ。
今年は株で出ていた。
まあ10年前は足の踏み場もないほど出ていたのだが、なにが変わったんだろう?
暫く出会いを堪能し、山の神様に感謝の祈りを捧げ収穫した。

このちょっと上にも出るので楽しみだ。
その前に斜面を数歩登りそこから左斜面を覗きこむ。
こちらはイッポンが出る場所なのだ。
眼をキノコ目モードにしてよく見る。



ウラベニホテイシメジ(イッポン)
ありました。 ありましたよ! やっぱり出てた!!
もうニコニコですよ。
45度近い斜面なので、足元に注意しつつ記念撮影し収穫した。
まだ出始めだろうかと思ったら、バクサレがいくつか見られた。
どうも先週出始めたハシリが雨で腐ったようだ。
どちらにしろ、ここが出ているなら他のポイントも出ているだろう。
今日は幸先が楽しみだ。
斜面をトラバースしながら登る。
そしてシバッカブリの出るシロを覗いた。


うほ! 株立ちしてる!
ここ数年はポツポツと出ていたのでとてもうれしい。
感謝を込めて収穫した。
それからすぐ近くの、カワムラフウセンタケが出る場所を覗くが、まだ出ていなかった。
いつも出るのが遅いので次回に期待。
そして去年ヒラタケが出ていた藤の枯れ木


バクサレていました。残念。

その後、イッポンが出るポイントを覗くが、出ていなかった。
代わりに出ていたのが



不明菌
ここでは見たことないキノコが出ていた。
正体が分からないので写真だけ撮っておいた。

この場所は、余り広くないのですぐに帰り道になる。
下っている途中に


ウラベニホテイシメジ(イッポン)
ひとつだけ見つけたので神様に感謝して収穫した。

車に戻り場所移動。
30分程走って別のシロを覗く。
ここはサクラシメジとイッポンがポツポツ出る場所だ。
終盤にはヒメサクラシメジやアカモミタケが出る場所でもある。
要するにモミ林なのだ。

ところが、ここには不明菌(多分毒)がちらほら出ているだけでお目当ての
キノコは見つからなかった。
先行者がいたのかもしれない。

車に戻り標高を上げる。
先週幼菌だったハタケシメジの群生地を覗いてみた。


ハタケシメジ
めっちゃ出ていた。
雨をたっぷり吸いこんだらしく、大きな株でぼこぼこ出ていた。
嬉しい悲鳴を心の中で叫んだ。
山の神様に感謝しながら収穫したら、20Lのビニール袋パンパンに収穫出来た。
まだいくつか幼菌があったのでそれは残してきた。
ここのハタケシメジはとても元気みたいだ。

更に標高を上げる。
クリタケポイントの覗くのだ。
その前に昨年成菌で見つけたムレオオフウセンタケのシロ2か所を覗いてみたが
出ていなかった。
もしかしたら先行者が収穫したもしれない。
気を取り直してクリタケポイントに向かう。
ポイントまでにポツポツキノコを見かけたがどうも腐生菌が多いようだ。
ルスラもちらほら見られる。
で、クリタケは出ていませんでした。
今年は遅いようで、まだマメすら見られなかった。
仕方ないのでイッポンのシロに向かう。
テクテク歩いて20分ばかり。
途中で


カラカサタケ幼菌
成菌もちらほら見られたけど出始めもあるんだね。
土の中ではそれぞれの菌根菌がどんな戦いを繰り広げているのだろう?
まあカラカサタケは腐生菌ですが・・・

んで、イッポンがよく出る場所に到着し、キノコ目で散策を始めるのだが


ウラベニホテイシメジ


クサウラベニタケ


右がクサウラベニタケ、左がウラベニホテイシメジ

そんでこんな風に生えていたりする。


右がウラベニホテイシメジ、左がクサウラベニタケ

これビギナーには厳しいんじゃね?
これは傘の色が違うのでわかりやすいが、ごくたまにそっくりな色合いのクサウラベニタケもある。
まさしくビギナー殺し的罠なのだ。
やばいな、騙される人がいませんように・・
参考に裏から見た写真も載せておく。


右がウラベニホテイシメジ、左がクサウラベニタケ
比べてみれば違いが分かるかもだけど、これは成長具合や個体差も関係してくるので
あまり参考にはならないな。

一番わかりやすいのは、やはり匂いだと思う。
ウラベニホテイシメジは、さわやかな粉臭。
クサウラベニタケは、嫌な粉臭。
跡は味を確認するって手もある。
ウラベニホテイシメジは、苦みあり。
クサウラベニタケは、無味。
但し、毒を口に入れるのは余りおすすめ出来ないのだ。
やるなら自己責任でやってちょ!

んで、そこら一帯を1時間かけてプラプラ散策した。
計20本程度の収穫があった。
全てウラベニホテイシメジで、老菌は見られなかった。

一部アカマツの畔にこいつが出ていた。


ヌメリイグチ

久しぶりに見た。

最初に思ったほど、菌は活発に成長していないようだった。
次回の雨に期待かな。
13時を回ったところで帰路に付いた。






そして翌10月13日
最近外ればかりのチャナメ狙いに行ってきた。
一つ目の尾根はスルーして、2つ目の尾根に向かう。
走りのチャナメが出る場所なので、その後の指標になるのだ。
チャナメが出ていればそのまま標高を上げていくし、なければ
チャナメの見込みは無いので別行動をすることになる。

えっちら向かい途中にあるハタケシメジのシロを覗く。

ハタケシメジ
成菌がポツポツ出ていた。
ん~来るのが早かった可能性が高い。
ハタケシメジは有難く収穫した。

んで、2つ目の尾根に取りつく。
チャナメのシロを覗いてみたがなにもなし。
こりゃ今年も外れだ。
少々散策したがクリタケすら見られなかった。
来るのが全然早いってことか。
そんな中



ウラベニホテイシメジの老菌
ここのイッポンは9月上旬に発生するから、老菌といえど1か月以上残っていたのだろう。
まだ柄は辛うじて生きていたので、柄だけ頂いた。

このまま標高尾を上げても無駄なので戻り、一つ目の尾根を見てみる。
やはりバクサれたイッポンしかなかった。
どうしようもないので、沢合いの倒木をちょこっと見てみる。


ナラタケ


ヌメリツバタケモドキ

ナラタケが申し訳なさげにポツポツ見られたので、有難く収穫する。

いよいよ何もなくなり、入ったことのない場所に行ってみる。
カラマツハ林だ。
20分かけて移動すると、駐車した場所に小指の先程度の大きさのハナイグチがあった。
ちょっと期待して林道を歩いて散策する。
結果、ハナイグチ数個とバクサれたハタケシメジが見つかった。
また、カラマツ林らしく



ホテイシメジ
これは旨いらしいが、食べると酒が飲めなくなるやつだ。
悪酔いするらしい。
しかも毒が抜けるのに1週間以上かかるらしい。
俺は酒飲みではないが、なんか気が進まないので食べたことはない。


結局、大した収穫がないまま帰宅したのだった。

来週は雨が降らないらしい。
どうしよう・・・・・・


謎のフウセンタケ2と3及びオオイチョウタケの試食結果

2024-10-06 19:57:41 | 考察
今しがた表題の通り試食をしてみた。

まず、謎のフウセンタケ2の写真


このきのこの特徴は
①傘の半分から上に、写真の赤丸内にあるような
 ブツブツの模様があること。
②匂いについて、芝臭さが少なく、チチタケの乳液が乾いた時のような、煮干しのような匂いが
 若干含まれていること。
③切断面を見たとき、傘と柄の色が、若干黄色掛かっていること。
④幼菌時、傘の周辺部は紫がかっているが、成菌になるにつれ茶色になり
 最終的に傘全体が茶色になる。

続いて謎のフウセンタケ3の写真

ブツブツの模様がない。

匂いに芝臭さがなく、クリフウセンのような匂いが微量にする。
傘の切断面が紫を帯びる。

2と3の写真比較


左が謎のフウセンタケ2
右が謎のフウセンタケ3
傘の切断面に違いがあることが分かる。
また、柄の下方が2は紫に見え、3は白いままだ。

調理したもの

①謎のフウセンタケ3
②謎のフウセンタケ2
③オオイチョウタケ

フライパンにオリーブオイルを引き
まず①謎のフウセンタケ3を炒めた。
次にフライパンを洗わず、③オオイチョウタケを炒めた。
最後にフライパンを変えて、オリーブオイルを引き
②謎のフウセンタケ2を炒めた。
全て味付けは塩のみ。
若干焦げ目がつく程度炒めた。


味比べ
①謎のフウセンタケ3から試食した。
 芝臭さは全くない。
 塩のみだが旨味が十分ある。
 味としては謎のフウセンタケ1に近いように感じた。

②謎のフウセンタケ2
 芝臭さは全くない。
 匂いに煮干し臭さがあるように、本当に若干、独特な風味があるが
 チチタケが好きな人には喜ばれる風味と言える。
 旨味は十分ある。

両者共、食感に違いは見られなかった。
歯ごたえは、まあフウセンタケらしい、シャキシャキとまでは言わないが
きのこらしい歯ごたえ(マッシュルームのような感じ)

其々旨味は十分だった。
今後も狙っていきたい。

ちなみにこの手のフウセンタケは、冷凍すると少々えぐみが発生するので
出来るだけ生のままで調理することを進める。
味が全然違うのだ。
てか、自己責任で食べてください。

余談であるが、傘にブツブツの模様がある、黄色の強い黄土色のフウセンタケは
とんでもない程芝臭い。
匂いの確認は、とても大事なのだ。







え?
オオイチョウタケ?
油で炒めたのがいけなかったのかね?
もういいや。