ドラキュラ伝説・ブラン城、トランシルヴァニア地方ルーマニア 一人旅 9/28、2019
9月28日、今日はドラキュラ伝説のブラン城、トランシルヴァニア地方を周るツァー、英国、スコットランド、フランス、インド、アメリカからの観光客7人の小グループツァーに参加。最初の目的地はブカレストから北へ200キロの”シナイア”,2000メートル山々が連なるカルパチア山脈の中にあるリゾート地、スキーリゾートとして有名だけど、見どころは”ペレシュ城”。19世紀末、ルーマニア王室の夏の離宮としてカルロ1世が8年をかけて建造、イタリア・ルネッサンス、バロック、ロココ様式の内装装飾が見所、特に木造の装飾は素晴らしい。宮殿内には160の部屋があり絵画、彫刻、陶磁器、金銀宝飾品、中世の武器などが展示されている。一見の価値あり。
約一時間見学した後、次の目的地ブラン城に向かう。シナイアからさらに北西へ約1時間ブラン村に到着。ドラキュラの伝説説明はともかくこの14世紀末に建てられた城は、この地方のメインスポットで村全体が観光客向けの門前町、城下町の様相。浅草の仲見世の様相です。ペレシュ城に比べ見どころは少ない印象ですが、伝説が先行しているようで、休日でもあったので大変にぎわってました。
さらに北東に向けて走ること30分、最終目的地”ブラショフ”に到着。この町は12世紀にドイツ系のサクマン人によって切り開かれ、ルーマニア、ハンガリー人の3民族によって発展したとのこと、鋭角な塔を持つドイツ風の建物が多く見受けられる。中世の街並みを残す落ち着いた美しい古都。2時間の自由時間があり、ここで遅い昼食、そして18時にブラショフを出て、ブカレストには21時過ぎに到着、長い一日でしたが、細かい気使いができるガイドで、参加者全員満足、良い1日でした。
Bucharest, Romania 9/27-30, 2019 ブカレスト、ルーマニア 一人旅 ユーラシア大陸を西へ(13)
9月27日、ワルシャワ・ショパン空港をLO641便でルーマニアへ向け飛び立つ。 1時間半のフライトでブカレスト・アンリコアンダ国際空港に到着。事前に予約したタクシーで市内のホテルへ。16時少し前にはチェックインを終え、観て歩きにでる。 第一印象、ワルシャワでは碧眼金髪の人が多いが、ここは黒、茶の目、髪の毛の人がマジョリティー、ラテン系の人と見受けられる。その昔、東ローマ帝国、トルコ帝国の侵略を受けて混血が進み現在のルーマニア人と成ったようだ。正確にはローマ、スラブ、マジャール、トルコ人がご先祖とのこと。納得。 それと何といっても天候。ワルシャワに比べ気温が10度以上もあり、雲も高く、滞在中雨が一日も降らなかった。 ブカレストはワルシャワの南東約1,500キロに位置するがこれほど気候が違うとはびっくり。
20世紀初頭にはバルカンの小パリと称賛され、バロック、アールヌーヴォー建築様式の建物が立ち並んでいたとのこと、が、長年続いた共産党独裁時代に多くの建築物が破壊された由、現在旧市街にその面影を見ることができる。もう一つ、この町はいたずら書きがひどい。ヨーロッパ各国落書きはひどいが、ここはものの見事のいたずら書き、これも残念なことだ。
先駆者のブログ、YouTubeの報告ではネガティブなコメントが多い、それに影響され滞在を短くしたが、私にはこの街も、トランシルヴァニア地方も親しをもてた。
明日は郊外のペレシュ城、ドラキュラ伯爵ゆかりのブラン城、古都ブラショフを訪れます。