Saganore Resort Hotel LakeGeorgeの南端に位置する1883年開業、Historic Hotel of Americaの一つ。カミさんの幼馴染はここで30年働いていて、最近リタイァーした。
何年か前の夏にカナダ、アメリカの各地を訪れたことがある。 かみさんの幼馴染がスコットランド系のアメリカ人と結婚して、ニューヨーク州とカナダ国境モントリオールに近いLake Georgeに住んでいるのでそこを訪れた。マンハッタンのPennsylvania駅からAMTRAKで一路、北へ、約3時間でAlbany駅に着く予定だったが、なんと1時間半の遅延。途中で止まったきりで動こうとしない。その間何のアナウスもなし。冷房か効き過ぎで寒い。皆さんカーデガンなど荷物から出して着ていた。しかし誰も車掌に苦言を結いに行く人がいないよう。これが当たり前なのでしょうか。ビックリしました。 Albany駅で待ち合わせだったので、まことに申し訳なかった。Albanyから車で約一時間でLake Gearge到着、彼らの住まいは湖畔から少し山側に入った昔牧場であった所にある。 Lake Georgeは夏はマンハッタンやAlbanyからの避暑客でにぎあう、森と湖の静かなリゾート。
そのお宅のテラスで初めて野生のハミングバードを見てとても感激した。 小説の中の記述なのでこの小鳥について多少の知識はあったが、あまりにも小さく、蜂にしては大きく、なんといってもその飛ぶ姿に感動した。
この地は冬は大変厳しい寒さなので、夏に南から渡って来るのだろうと察するが、この季節どこの家でも蜜の入った瓶をテラスに提げて小鳥が来るのを待っているそうだ。 ハミングバードが来てくれると何か気持ちが安らぐと言う。 まったくその通りだろう。
いつもカナダ、アメリカの郊外にいくと野生動物や鳥に多く出会うが、自然が豊かと言か、人口密度が少ないのだろう。 このお宅も隣家までは500メートルも離れており、裏庭だけでも千坪はありそうだった。 ここには鹿やほかの大型動物も来ると言っていた。
そんな閑散としているところなので自然災害には充分な備えをしているそうだ。 自家発電機、井戸、パラボラアンテナによる衛星TV受信等(これは奥さんが日本のTVを観るため)、万全だそうだ。
もう一つ、護身用の銃、これも絶対必要だそうだ。 ご主人は銃のコレクターでもあるのだが、なんと鍵のかかった銃庫には拳銃、ライフル銃含めて20数丁が保管されていた。 また大型のリボルバーが常にベットの枕の下に置いてあるそうだ。
安全も自分で守る、アメリカでの銃規制は難しそうです。 奥さんは日本に行くと必ず着物、民芸品とか日本ゆかりの品物を持ち帰り、それらを居間に飾っている。訪問者が欲しがると販売する。結構繁盛しているようでした。でこのご夫婦すでにリタイァーしていて日本中旅をしている。中でもだいぶ前に徳島県祖谷のアメリカ人アレックス・カーが経営する「昇龍直」にも泊まっている。日本人が知らない日本の古い情緒が残っている穴場を回っているよう。脱帽です。
裏庭、この右奥に赤い鳥居がある。
Sagamore Resortの持ち船でランチクルーズがある。蒸気船なので振動がなくスムースで静に走る。