ユーラシア大陸 一人旅、Bishkek Kyrgyzstan 9/11, 2019 (3)
9月11日、キリギスタン滞在2日目、今日はBishkek郊外の山に登り、そこからパラグライダーで飛びます。ワクワクしてます。 パラグライダーツァーのオペレイターと郊外の”革命犠牲者メモリアル”で落合い、オフロード仕様の4WD車に乗り換え、険しい山道を登ること約40分、1,700メートルの頂上尾根に到着、ここまで高い木は無く、自然の放牧地です。 途中、道端にまだ皮が付いている牛の屍骸がありました。 ここから北にBishkek の遠景が望めます。周りは新雪が積もり始めている2,000-3,000メートル級の山々、絶景です。
ハーネス(座席)を腰に固定し、カラビナでタンデム用のグライダーを装着、準備完了。 少し風があるので他のパイロットにクライダーが上がるまで補助してもらいます。そしてグライダー上がると谷に向かって走ります。5メートルも走るとファット滑空し始めます。離陸成功!! あたりの景色が障害物なしで目に入ってきます。パイロットはグライダーの上昇、下降を知らせるバリオメーターの音で巧みにグライダーを操り上昇気流の中心の捉えて上昇していきます。トンビがくるくるワオ描いて上昇していくのと同じ操作をします。眼には見えないのですが、そこかしこ上昇気流が在るようです。 何処のベテランパイロットも皆同じ顔をしている、日焼けした精悍な顔立ち、風を読む鋭い眼光、信頼がおけます。 このパイロットはロシア語、キリギス語だけで話が通じませんが、それは問題になりません。かれこれ4-50分滑空し、記念碑の先の平地に向け着陸態勢に入ります。ゆっくり左右に振って高度を下げ風上に向かって着陸。遥か遠くに離陸した雪山が見えます。 やぁー、素晴らしいフライトでした。キリギスタンとパラグライダー、ちょっとイメージ出来ませんが、首都Bishkekの南側,国土の約40%は3,000-7,000メートル級の天山山脈、支脈が連なり,中央アジアのスイスなどと言われる地理条件です。アル・アルチャ自然公園などへハイキングに行くツーリストが昨今増えているようです。素晴らしい一日でした。
風が少しあったが、あまり良い陽気なのでしばらくぶりに自転車で深大寺まで出かける。小一時間で到着。まぁ、いつもと同じ雰囲気でも、改めて写真にすると新しい様子が見れる。
山門をくぐり中に入ると、立派な本殿、ここには国宝の釈迦如来像がある。
特別展示館に入場料300円を払うと拝観できるが、入口の案内板を観て満足。
門前には植物園の高台で浄化された地下水が出てて、この水でこねたそばを食べられる蕎麦屋が軒を連ねている、深大寺そばとして名を轟かせているが、お味はどうなのでしょうか。
店によって味は違うようだが、私が試した店はいずれもそばをこねるときの水回しが何処も上手くないないような気がした。どうゆうことかと言うと、そば粉10割ではそばを切った後ある程度の長さを保つのが難しい。そこで割り粉を混ぜてつなぎ易くする。その割合は店によって違う。それに水を入れて(この水が深大寺の湧水と言うふれこみ)こねるわけだが、この水の量でやらかい、かたい出来上がりが決まる。やらかいそばは食べるとグチャしていて美味くない。だけどつなぎ易い、茹でていてもそばが切れない。そんなこととで水回しとこね方が名人の打つそばと機械打ちなどとの決定的な違いです。それにつなぎのために混ぜる粉の選定、例えば秩父で取れる地粉とか、粉の種類の他に山芋とかいろいろ研究されて混ぜられて、適度に固く捏ね上げ、長くもなく短くもなく適度な長さのそばに茹で上げる、これが名人技です。ここまでは要求しませんが、残念ながら数多くある深大寺門前蕎麦屋さんのそばは一般的にヤラカイような気がします。そしておつゆ。これも樽詰めの醤油にタシと砂糖を混ぜ、数日間土間の上で寝かせ、表面にうっすらカビが出たら(発酵したら)取だして、これを元つゆとして、これにイワシ、カツオ(なにを使うかは店の秘密)の活節でとっただしを割ってあじを整える。これでないといい味は出ない。 てな訳で、そばも難しい。あれだけ有名になり、軒を連ねていると味が勝負だと思いますが。味の分かるそば喰いが少なくなったのかしら。
まぁ、お節介な話でした。