弥右衛門の暇つぶし

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西安ー敦煌 K367列車 9月7-8日 2018

2018-10-18 21:48:27 | 河西回廊シルク・ロード
西安ー敦煌 K367列車 9月7-8日 2018

9月7日、敦煌へ移動します。K367列車は10時27分発ですがホテルを2時間前に出ました。 タクシーはすぐにホテル前で捕まえましたが、駅前が工事で構内に入れず、だいぶ離れたところから歩きました。そして保安検査、これが厳しい。スーツケースの中にあった果物ナイフと小さいカッターは没収です。ナイフはドイツ製の高価な物だったのでがっかりです。やっと50分前に待合室に到着、蚊がいましたが気にしない、気にしない。ここソフトクラスの待合室は列車が入ると乗車案内があります。それで20分前にキャビンへ。上下左右4ベッドで窓側に固定のテーブルがあります。トイレも清潔で綺麗です。スーツケースはベッドの下に入れます。定刻、静かに列車は走り出しました。最初の停車駅、西安西駅でしょうか、敦煌へ帰るビジネスマン風の人が乗ってきました、二人だけです。車窓からは黄土と畑が見えます、木は少ない。そして18:50蘭州駅に着きました。この駅はこの路線の主要駅でここから列車はほぼ満員になりました。我がキャビンも満席です。カボチャの種をもらって一緒に食べるのですが、私だけ上手く食べられず殻ばっかりすててました。 そして30分も走ると右手に黄河が見えてきます、観ると大規模なつり橋がこの大河にかかってます。井上靖先生は旅行記の中で、蘭州を過ぎると山裾を走りやがて2000メートルを超す風光明媚な峠を越えるとありますが、残念、闇夜で何も見えません。あくる朝7時ごろには日が上ってきます。観るとそこはゴビ砂漠です。小石が多い砂漠の意味だそうですが、まさにその通りです。そして風力発電の風車が何百、いや何千機も見えます。中国はこの不毛の砂漠を発電所に変えてしまいました。これは驚きです。そして敦煌駅へは約30分遅れで到着、駅舎も新築、立派です。丸一日の汽車の旅でしたが、退屈もせず快適なものでした。


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