毎日、ネットやTVでは、
希望の党の敗因は「排除」・・・と定番のようになっているが、
大地一人は違うと思う。
理由は、
「新しい保守政党は、現状では、必要ではない」
・・・ということだろう。
小池さんは基本的に「保守系の人」だ。
自分でも、そう言っている。
とすれば、希望の党も小池さんがトップである限り、
保守政党となる。
自民党との違いは、権力争いの部類だ。
基本理念の違いではない。
かつての新自由クラブや自由党や日本新党や国民新党や新党さきがけ・・・と似ている。
しかも、自民党に比べたら、
希望の党は、「蟷螂の斧」・・・という気がする。
じゃあ、わざわざ希望の党は存在しなくてもいいのでは?
・・・と国民は判断したんだろう。
ただし国民は「みんなの党」のような政党は、いつも求めている。
でも、「みんなの党」も内部分裂により消滅したし、
うまくいかへんな。
じゃあ、なぜ「みんなの党的なもの」は、うまくいかへんか?
理由は・・・
日本人は、官僚批判や権力批判をよくするが、
自分が、「権力や名誉というエサ」を与えられたら、
ホイホイ言って受け取る。
官僚批判をする親父も、
いざ自分の娘が官僚と結婚するとなると、
ウハウハになる。
つまり日本人の中に、そういう「Snobbishな上昇志向」や
「お役所による経済的な締め付け」がある限り、
健全な市民政党は育たない気がする。
そう。
希望の党の敗因は
「排除という悪臭」ではなく、
「悪臭」を生み出した「俗物的な上昇志向」や
「お役所中心の経済の仕組み」なんやって思う。
「あの女性のアイラインは太すぎる」という。
しかしアイラインが太すぎるのではない!
そもそも目が小さすぎるのだ。