宮本亜門さんが、五輪貴族を非難しておりますが、
「5年前に言ってくれ!」
という感じです。
直前になって、そんなこと言っても仕様がなかろうもん!
官僚や派閥の領袖もそうですが、
こういう人たちは、毎日、コツコツ、
めんどうな仕事をしてくださっております。
いわゆる五輪貴族の人たちもそうです。
招致は、多数派工作など、本当に大変だし、
その他、いろいろな準備が大変だったでしょう。
(バッハ会長は、会長ですから、苦労は絶えないはずです。
本当に、ご苦労様です)
それがやっと成功して、リオ五輪の帰りの飛行機の中で、
ワインで乾杯したくもなるでしょう。
その気持ちすっごくわかります。
こういう面倒なことは誰かがやらねばならないのであって、
彼らを非難する人に対して、「じゃあ、あんたやって!」と頼んでも、
「めんどうだで、ウチ、いやだて(注:名古屋弁)」と言うに決まっている。
それでいて、五輪貴族が、
ちょっと贅沢なそぶりを見せると、
「お金使っとる。あいつら、すかん。特権階級やで」
と文句を言います。
俺は、「あんたら、何言うとるんや?」
…と思います。
実務というもんは面倒なもんです。
そういうものをやる人がおるから、
世の中、うまく回っています。
そういうものをやると、
裏がわかるので、
多少のプラスアルファの「役得」もあります。
怖い思いをして、
山の中に行って、マツタケを見つけることもあります。
野ブドウ、野イチゴ、ワラビ、ゼンマイ、を見つけることもあります。
うまい空気を吸えるし、きれいな景色も見られます。
そういうのは、臨時労働報酬です。
たまには、ふところに入れても、よかろうもん!
だから山歩きは楽しいんです。
話を変えますが、
派閥への非難は、昔からあって、
派閥解消はずっと言われたけど、
結局今でも残っている。
官僚もそうです。
実務をする人は必要だからですよ!
いわゆる五輪貴族も、当然、なくならないでしょう。
すっごく大変な仕事なので、
逆に、特権化する部分はあるのでしょう。
繰り返しますが、自由主義の世の中、
「五輪の仕事」、自分がやりたければ、
非難する人はやればいいんです!
でも、「あれは、ワシらには、めんどうな仕事」
と思っているから、やらないだけの話です。
宮本さんも、五輪貴族の悪口言わんと、
自分で、五輪招致の仕事をしてみるといい。
いかに大変かがわかるから。
また五輪に参加する選手に関して言えば、
飛行機の中で、エコノミー席で縮こまっていても、
オリンピックに参加できたことで、
ほとんどの選手は、大満足なんじゃないでしょうか?
(結論)を申しますと・・・
1.
五輪貴族に文句があるなら、
日常的に問題視してください。
直前になって言ってもしようもあらへん!
2.
五輪貴族に文句があるなら、
民主主義の世の中、
自分でなってください!
たっぷり汗をかいてくださいませ!
その大変さをじっくり経験してみてください。
(国際舞台なんか、コブラもサソリもワニもいまっせ!)
3.
オリンピック参加選手は、
エコノミーかて、十分、喜んでまっせ
・・・以上、何事もそうですが、
まず自分で体験してから、
「善悪」を申し述べてほしいものです。
「隣の芝生はきれいに見える」もので、
これをそのまま言ったら、それは子供の感想になります。
そんな子供の感想で、世の中、回るもんですか!
以上、五輪貴族の肩をもって書いてみました。
少なくとも、バッハさん、いい人なので、歓迎したいですね!