著者は35歳くらい、我が子たちより若いことに先ず驚きました。
「日本の高齢者の格差と貧困は極めて深刻」→「安易な脅しや警告のレベルのものではない」→「高齢者の貧困=下流化」・・これが誰にでも起こり得る身近な出来事としてすでにはじまっているという。
のっけから強烈です。
要するに、国が定める「健康的で文化的な最低限度の生活」を送ることが困難な高齢者のことで増えているというのですから、ショッキングですよね。
しかも他人事ではないらしい^^;
生活保護加入者が増えているというニュースもあります。
生活保護を受ければ「健康的で文化的な最低限度の生活」を送る事が前提の収入が得られ、医療や介護費無料あるいは安い、おまけに必要な医療介護の現物支給があり、所得税や住民税も減免・・・って、年金暮らしより余程いいじゃないかと思ってしまいますが、その生活保護や生活困窮者に接する仕事をしてきた著者の考えは全くそうではありません。
様々な問題点を取り上げ、どうすればよいかの提言が書かれています。
でも、私にはうなずける事ばかりではありませんでした。
いろいろな事情で生活出来なくなることはあり、それは仕方ないですが、多くの人は人に迷惑かけないようできるだけ頑張ろうとしているんですよね、けなげに。
以前(2014年)に放送されたNHKスペシャル「老後破産」私も見たと思います。
他の番組とかぶっているかもしれませんが、確か国家公務員の男性が退職して寝たきりの重い病気になり、年金だけでは困窮する生活になって困っているというご夫婦のことをとりあげていたのを覚えています。
公務員なら(特に国家公務員なら)老後は安泰のイメージだったので驚いたのを覚えています。
まさに老後を迎えて病気になったら、普通の生活が送れなくなってしまうシナリオになるんですね。
そうなると私たち夫婦のどちらかが病気になったらもっと大変だと背筋が寒くなります。
金銭だけでなく、老々介護など、体力面の不安も出てきますしね。
この本にはもっと様々な問題点が具体的に書かれています。
いまや仕事を失った若者さえ孤独死(=孤立死)しているのが増えているとニュースで聞きました。
結婚率も出産率も下がっているそうですし、年金の支給を現役の労働力に頼る構図は根底から崩れていそうです。
何しろ我等団塊世代が老人突入の時代に入りましたし・・・^^;
(そういえば年金機構?の職員が横領した数億円は穴埋めできたんでしょうかね?)
貧しくても楽しく暮らしたいけれど、先行きの不安は拭いようもありませんで、憂鬱になりますね。
読みながらもこれじゃ下流老人のみならず、その予備軍?の若い人の方がより危機感を抱くばかりだと暗澹の思いです。
頑張って働いて、多少の蓄えもできれば、あとは年金で人並みの生活はできるだろうという目論見は、たしかに甘い!と感じ入っていますが、この先なんとか平穏無事にと願わずにおれません(@_@;)
・・・病気になったらどうする?認知症になったらどうする?事故や災害に遭ったらどうする?長生きしたらどうする?
人間万事塞翁が馬。。。
それにしても、確かに、今の若い人たちが高齢期になって不安を抱かなくて済む社会になって欲しいものです。
でもその理想に近づくには課税がもっと増加するのでしょうね。
ゆりかごから墓場までという北欧やイギリスは、今も変わらず手厚い社会保障が成り立っているのでしょうかね?
※『続・下流老人』も出版されています。
一緒に借りてきましたが、読むのはパスしました^^;
藤田孝典 1982年(昭和57年)生まれ
2015年発行
「日本の高齢者の格差と貧困は極めて深刻」→「安易な脅しや警告のレベルのものではない」→「高齢者の貧困=下流化」・・これが誰にでも起こり得る身近な出来事としてすでにはじまっているという。
のっけから強烈です。
要するに、国が定める「健康的で文化的な最低限度の生活」を送ることが困難な高齢者のことで増えているというのですから、ショッキングですよね。
しかも他人事ではないらしい^^;
生活保護加入者が増えているというニュースもあります。
生活保護を受ければ「健康的で文化的な最低限度の生活」を送る事が前提の収入が得られ、医療や介護費無料あるいは安い、おまけに必要な医療介護の現物支給があり、所得税や住民税も減免・・・って、年金暮らしより余程いいじゃないかと思ってしまいますが、その生活保護や生活困窮者に接する仕事をしてきた著者の考えは全くそうではありません。
様々な問題点を取り上げ、どうすればよいかの提言が書かれています。
でも、私にはうなずける事ばかりではありませんでした。
いろいろな事情で生活出来なくなることはあり、それは仕方ないですが、多くの人は人に迷惑かけないようできるだけ頑張ろうとしているんですよね、けなげに。
以前(2014年)に放送されたNHKスペシャル「老後破産」私も見たと思います。
他の番組とかぶっているかもしれませんが、確か国家公務員の男性が退職して寝たきりの重い病気になり、年金だけでは困窮する生活になって困っているというご夫婦のことをとりあげていたのを覚えています。
公務員なら(特に国家公務員なら)老後は安泰のイメージだったので驚いたのを覚えています。
まさに老後を迎えて病気になったら、普通の生活が送れなくなってしまうシナリオになるんですね。
そうなると私たち夫婦のどちらかが病気になったらもっと大変だと背筋が寒くなります。
金銭だけでなく、老々介護など、体力面の不安も出てきますしね。
この本にはもっと様々な問題点が具体的に書かれています。
いまや仕事を失った若者さえ孤独死(=孤立死)しているのが増えているとニュースで聞きました。
結婚率も出産率も下がっているそうですし、年金の支給を現役の労働力に頼る構図は根底から崩れていそうです。
何しろ我等団塊世代が老人突入の時代に入りましたし・・・^^;
(そういえば年金機構?の職員が横領した数億円は穴埋めできたんでしょうかね?)
貧しくても楽しく暮らしたいけれど、先行きの不安は拭いようもありませんで、憂鬱になりますね。
読みながらもこれじゃ下流老人のみならず、その予備軍?の若い人の方がより危機感を抱くばかりだと暗澹の思いです。
頑張って働いて、多少の蓄えもできれば、あとは年金で人並みの生活はできるだろうという目論見は、たしかに甘い!と感じ入っていますが、この先なんとか平穏無事にと願わずにおれません(@_@;)
・・・病気になったらどうする?認知症になったらどうする?事故や災害に遭ったらどうする?長生きしたらどうする?
人間万事塞翁が馬。。。
それにしても、確かに、今の若い人たちが高齢期になって不安を抱かなくて済む社会になって欲しいものです。
でもその理想に近づくには課税がもっと増加するのでしょうね。
ゆりかごから墓場までという北欧やイギリスは、今も変わらず手厚い社会保障が成り立っているのでしょうかね?
※『続・下流老人』も出版されています。
一緒に借りてきましたが、読むのはパスしました^^;
藤田孝典 1982年(昭和57年)生まれ
2015年発行
なにがあってもおかしくない世の中ですから、今、今日、この時だけに目を向けて、うまいものを・・・たらふく。そして笑って生きましょう(^^♪
この本は・・・そうですねぇ・・・^^;
感想は書きづらいです^^;
でも子供たちの将来たしかに心配になります^^;
いや、今も心配ですけどね(^^ゞ
このまま、体が動くうちは、80歳でも、働きたいと思っておりますが、現実はどうなるかわからぬ日々。
子供を頼ることなど到底できない社会情勢と、人間関係。
しかし、憂鬱になったら、今が勿体ないので、今、今日、この時だけに目を向けて、うまいものを・・・たらふく。そして笑って生きてます。
(^○^)(^○^)(^○^)(^○^)(^○^)
その本・・・痛そうですね・・・。