4.『One more time, One more chance』1997年 作詞・作曲 山崎将義 歌手 山崎まさよし
いつでも探しているよ。どっかに君の姿を。向かいのホーム。路地裏の窓。こんなとこにいるはずもないのに
山崎まさよしさんの"One more time, One more chance"です。
前回の城之内ミサさんの『あの頃』と同じ情景を歌っていながら、
全く印象が異なっています。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※
私達は、自分というメガネを通じてしか世界をみることができない。
色や音を感じる感性というメガネだけでなく、気持ちという重たいメガネをかけている。
たとえば、月をみるとき、
赤く大きく見えるときは、不安を感じ、
白く小さく見えるときは、淋しくなる。
黄色く中くらいに見える月は楽しく…。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※
『One more time, One more chance』
たいせつな人を失い、長い年月が流れ去っても傷の痛みが癒えない。
そんな景色を歌った歌です。
あの頃はうまくできなかったけれど、もう一度やり直せるなら、
全てを掛けて、たいせつなものを守りたい。
もう一度チャンスがほしい。
そして、いつでもいるはずのない場所で、いるはずのない人を探している。
たいせつなものを失った喪失感と、うまくできなかった自分を責める気持ち。
世界の全てが喪失感と自責の念というメガネを通して現れてくる。
とても辛く、悲しい世界。
せつなく、苦しい世界を歌っている。
『はず』なのに…、
この歌から伝わってくるのは、たいせつな徹夜仕事の後の夜明け前に感じるような、
すがすがしい疲労感です。
山崎まさよしさんの優しい歌声と、優しいメロディーが、せつない歌詞を優しく、
すがすがしい作品に変えています。
そして、…
この歌は、失ったものを直接歌っているのではなく、
たいせつなものを失くした心の穴の大きさを歌っています。
穴が大きければ大きいほど失ったものがどれほどたいせつだったかが分かります。
せつなさの後ろで、素晴らしい時間を過せた幸せを讃えている。
そう思えることが、
この歌が発しているすがすがしさの理由の一つかもしれません。
Fin.
いつでも探しているよ。どっかに君の姿を。向かいのホーム。路地裏の窓。こんなとこにいるはずもないのに
山崎まさよしさんの"One more time, One more chance"です。
前回の城之内ミサさんの『あの頃』と同じ情景を歌っていながら、
全く印象が異なっています。
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私達は、自分というメガネを通じてしか世界をみることができない。
色や音を感じる感性というメガネだけでなく、気持ちという重たいメガネをかけている。
たとえば、月をみるとき、
赤く大きく見えるときは、不安を感じ、
白く小さく見えるときは、淋しくなる。
黄色く中くらいに見える月は楽しく…。
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『One more time, One more chance』
たいせつな人を失い、長い年月が流れ去っても傷の痛みが癒えない。
そんな景色を歌った歌です。
あの頃はうまくできなかったけれど、もう一度やり直せるなら、
全てを掛けて、たいせつなものを守りたい。
もう一度チャンスがほしい。
そして、いつでもいるはずのない場所で、いるはずのない人を探している。
たいせつなものを失った喪失感と、うまくできなかった自分を責める気持ち。
世界の全てが喪失感と自責の念というメガネを通して現れてくる。
とても辛く、悲しい世界。
せつなく、苦しい世界を歌っている。
『はず』なのに…、
この歌から伝わってくるのは、たいせつな徹夜仕事の後の夜明け前に感じるような、
すがすがしい疲労感です。
山崎まさよしさんの優しい歌声と、優しいメロディーが、せつない歌詞を優しく、
すがすがしい作品に変えています。
そして、…
この歌は、失ったものを直接歌っているのではなく、
たいせつなものを失くした心の穴の大きさを歌っています。
穴が大きければ大きいほど失ったものがどれほどたいせつだったかが分かります。
せつなさの後ろで、素晴らしい時間を過せた幸せを讃えている。
そう思えることが、
この歌が発しているすがすがしさの理由の一つかもしれません。
Fin.
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