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センサ発光回路の改良

2005-09-11 23:58:14 | 電子工作
サークル内のマイクロマウスの回路図の問題点がいろいろ明らかになってきた。今日は、センサ発光回路の別の問題点を見つけ、改良策を考えた。

サークル内の現行のセンサ発光回路図は従来型と新型の2種類がある。新型の方は従来型に比べ、直流電流増幅率のバラツキの影響を受けやすく、安定した範囲で大電流を流すことができないことから、従来型の方がよいとされてきた。

ところが、今回問題が発見されたのは従来型のほうで、次のようなことである。

もしトランジスタのコレクタ側の断線等でコレクタ電流が正常に流れなかった場合、ベース‐エミッタ間に大きな電流(最大40mA近く)が流れることになり、ベース側に接続されているマイコンのポートが永久破壊となるおそれがある。

これについては、従来型の回路図の抵抗値を変更することで、改良することができる。

・100Ω→220Ω
・3.9Ω→3.3Ω

もっとも、これはTinyマイコン(H8-3664,H8-3694)の大電流ポートでActiveLowで使うための対処である。H8-3067マイコンで使用する場合は正常動作であろうがすでに許容電流を超えて使っているのが現状であることを昨日の記事で述べた。それにしても故障例を聞いたことがないのが不思議である。

一応、改良前と改良後の比較に使ったExcelのワークシートを公開している。(→トランジスタのコレクタ電流