昨日の山響「テルサ20周年」コンサートを終えて休日の今日は、2月3日に迫った山形Q定期のための最後のリハーサル。
山形でも「まん延防止」が出てしまったので、いつものコミュニティ・センターは使わせてもらえません。「マスクを外す活動」の中に管楽器演奏が含まれるためです。つまり、私たち弦楽器は良いにしても、ゲストのクラリネットとの練習ができない。
ということで「やまぎん県民ホール」の練習室でリハーサル。ここは、そういう制限が無いのでありがたい。使用料はかかりますが非常に良心的。この料金でこの施設が…と考えると、都市部ではあり得ない好条件です。
文翔館もそうですが、これが山形の文化を支えている大きな要素でもあります。良い施設があっても、利用することで存続が脅かされるようでは意味がない。…やはり山形は豊かなところなのです。
さて、クラリネット川上氏が来る前にシベリウス。純度が高く、力みやすい曲なので、そこが要注意。気を抜くとすぐに飽和してしまう。
そして川上氏合流の後、クロイツァー。穏やかな曲想だけに、メリハリが必要。淡々とした部分で意気込むと、かえって全体が平坦になってしまう。
そして新曲。細部の整理。込み入った部分の合わせどころなどを確認。初めはよくわからなかった全体の構造が、はっきりしてきました。
さて、あとは本番を残すのみ。本来ならせっかくのの初演ですから、作曲者にも来ていただいて、お客さまにも紹介したり、ひと言もらったりしたかった。今の状況からすると、それも難しく残念です。
しかし、そんな中でも来てくださったお客さまに、少しでも良い演奏を聴いてもらえるよう頑張ります。

チラシを貼らせていただいたり、置かせてもらう活動をしています。
ただいま21箇所
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