だいぶ暖かく、ようやく春の陽気。気分も春めいて…と言いたいところですが、山形は緊急事態宣言下。
奇しくも去年、泣く泣く中止にした定期演奏会と同じプログラムを再演すべくリハーサルを重ねているところでの緊急事態。
しかし、去年のように何もかもがストップするということはありません。あの頃は、未知の恐ろしいものが迫り来る恐怖がありましたが、この一年でコロナ対策のノウハウも随分と培われました。
その証拠に、山響をはじめ、クラシックコンサートによって感染が拡大したことはありません。これまで以上に気を緩めずにしっかり対策をすれば、クラシックコンサートは、安全な楽しみであることが証明されてきているとも言えます。
それを鑑みた判断でしょうが、今回の緊急事態でも、ホールが閉鎖になるようなことはなく、もちろん山響の演奏会も通常通り行われます。
私たち山形Qも、気を引き締めつつ、次回定期へ向けて準備を進めます。
ただ、日頃の練習に使わせてもらっているコミュニティ・センターは高齢の方も利用する機会が多いので、より厳しい対策の徹底が求められます。各部屋には、スプレーと雑巾が用意され、使用した団体は帰る前に全ての机その他を消毒することが義務。館内はマスク着用。マスクができない人の使用は不可。…つまり、管楽器の練習はできません。
ということで今日は、メンバーの男3人、弦楽三重奏のリハーサル。
特筆すべきは、清瀬保二「弦楽三重奏曲」。変拍子を駆使して、日本の民俗的な躍動感や高揚感が、西洋の様式に込められています。いわゆる現代曲とは違う魅力にハマってきました。これは、ぜひたくさんの皆さんに聴いていただきたい。
今後はメインのモーツァルト「ホルン五重奏」の練習にも取り掛からないといけないので、別の会場を探します。
…苦労の絶えない世の中ですね。
チラシを貼らせていただいたり、置かせてもらう活動をしています。
ただいま15箇所
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