さて今日は、51回定期のオールモーツァルト・プログラムを練習。特に15番を重点的に。
「ハイドン・セット」中、唯一の短調の名曲です。伝わってくる感情はもちろん、切なく憂鬱な面がありますが、音楽や音色は、あくまでもモーツァルトの軽やかさがないといけません。そのへんが実に難しい。
「わかるよっ!俺の胸で思う存分泣くがいい。さあ、一緒に声をあげて泣こうじゃないか!」
・・・と、やってしまうとブチ壊しになってしまう。かと言って、胸にうったえかけるような切々としたこの詩は、機械的には処理できない。・・・ウエットでもドライでもなく。凡人が移入しにくいところにある感情です。
「今日の月の光は、なんと悲しい色をしてるんだろう・・・」
強いて言えば、こんな趣でしょうか。月自身は別に悲しくも何ともない。ただきれいなだけ。しかし、その美しさの質が哀愁を帯びたものに感じられる、というような。
ではそれをどう表現するのか、と言われると自分でもわかりにくい。しかし、とにかく言えることは、まず「音」として即物的に美しくないといけない。フワフワでもゴリゴリでもなく、キラキラしてないと。・・・ああ、語彙が貧困ですね。
ということで各自、要研究。次回からは、3月の庄内定期の準備に入ります。
「ハイドン・セット」中、唯一の短調の名曲です。伝わってくる感情はもちろん、切なく憂鬱な面がありますが、音楽や音色は、あくまでもモーツァルトの軽やかさがないといけません。そのへんが実に難しい。
「わかるよっ!俺の胸で思う存分泣くがいい。さあ、一緒に声をあげて泣こうじゃないか!」
・・・と、やってしまうとブチ壊しになってしまう。かと言って、胸にうったえかけるような切々としたこの詩は、機械的には処理できない。・・・ウエットでもドライでもなく。凡人が移入しにくいところにある感情です。
「今日の月の光は、なんと悲しい色をしてるんだろう・・・」
強いて言えば、こんな趣でしょうか。月自身は別に悲しくも何ともない。ただきれいなだけ。しかし、その美しさの質が哀愁を帯びたものに感じられる、というような。
ではそれをどう表現するのか、と言われると自分でもわかりにくい。しかし、とにかく言えることは、まず「音」として即物的に美しくないといけない。フワフワでもゴリゴリでもなく、キラキラしてないと。・・・ああ、語彙が貧困ですね。
ということで各自、要研究。次回からは、3月の庄内定期の準備に入ります。