山形弦楽四重奏団 ブログ

演奏会のお知らせ・日々の活動など

出羽コミュニティーセンター文化祭(今井記)

2014-10-25 22:38:30 | 演奏活動
 山形Q復帰の最初のコンサートは、日頃からお世話になっている出羽コミュニティーセンターの文化祭コンサートでした。復帰の舞台として、これ以上相応しいものはないと申せましょう。

 お天気も良く、昨年の評判を聞いて駆けつけて下さった、、、かどうかはわかりませんが、満員御礼の盛況の中、無事コンサートを終えることが出来ました。このような地域に根ざしたコンサートは、お客様との距離も近く、本当に貴重な機会だと思っております。終演後、「素晴らしかったです!」など、沢山の方々が直接声をかけて下さるのも嬉しいことです。

 ご恩返しのつもりが、おそばにコーヒーに紅花ソフトに、最後には手土産のお団子まで、至れり尽くせりのおもてなしを頂いてしまいました。スタッフの皆様、そしてご来場の皆様、本当にありがとうございました!健康に気をつけて頑張りますので、今後とも宜しくお願いいたします☆
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山形Q 練習日誌54-Vol.2(今井記)

2014-10-24 22:35:34 | 練習日誌
 健康上のアクシデントにより、他メンバーから1回分の遅れをとって始まった、山形Qの54回定期へ向けての練習。遅れは一回分なれど、既に音楽が動き出しており、わかっていたことではあるものの焦りが募ります。しかし状況を理解した上で、出来なくなったこと、逆に良くなったところなど、忌憚のない意見を言ってもらえる仲間の存在というものは本当にありがたいものです。復帰はしたものの、これで良いのか?大丈夫なのか?とモヤモヤと抱えていた不安が大分軽くなりました。
 
 本日はハイドンのOp.33-1とベートーヴェンのOp.131を最初から見て行きました。Op.33-1は、セットの中で唯一のmollなれど、重くならず、和声の変化などで魅せるハイドンならではの諧謔味はさすがです。そしてベートーヴェンのOp.131は、No.5の途中でタイムアウト。遠くから眺めていたときは、見るものを圧倒していた険しい山の峰は、登ってみれば何とかなるもの、、、なんて甘いものではなく、直にふれてみて増々その厳しさを思い知らされたといったところです。しかしその姿は、眺めていたときの何倍も美しい。「そこに山があるから」、そんな理由で挑戦したくなる、まさに名作です。千里の道も一歩から、まずはじっくりと取り組んでいきたいと思います。
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山形Q 練習日誌54-Vol.1(倉田記)

2014-10-11 23:59:59 | 練習日誌
 芸術の秋深まり、田んぼのあちこちで煙のニオイがしています。

 さて、オケの休みの日はまず山形Qの練習。来週は日本センチュリー交響楽団との共演のためまた大阪へ向かいますので、しばらく練習日をとれない予定。今日は、メンバー今井女史は大人の事情でお休みでしたので私がかわりに練習日誌を書きます。

 1月に行われる第54回定期演奏会へ向けた第1回目の練習日。とりあえず初日と言うこともあって、プログラムされた曲を全部やることが目標。

 F.J.ハイドン op.33-1から。全曲演奏を目指していて、今回で53曲目。(残り15曲)。足かけ15年かけて演奏してきている作曲家ですが、どうも演奏会のオープニングで使用する場合がほとんどで、スタートの曲なので少々の緊張もあり、曲頭から乗りに乗って演奏出来たことがあまりありません。曲もシンプルな場合が多いので、アラも目立つし、どうにもこうにもなかなか乗り越えられません。長くやってきても毎回演奏のアプローチの仕方も試行錯誤。今回こそは!と思って毎回臨んでいます。今回はとても情熱的な短調の曲なので、曲作りもじっくりと。

 次に小松崎恭子さんと共演するW.A.モーツァルト フルート四重奏曲 K.298を練習。譜面を今日配ったこともあり、とりあえず通すだけ。実は全楽章演奏していたことが発覚。後は音楽するだけ。

 そして、メインのL.v.ベートーヴェン op.131。この曲で、山形Qは、L.v.ベートーヴェンの弦楽四重奏曲をすべて演奏したことになります。(やっと!!)

 ベートーヴェンの後期作品は分かりづらい、演奏するのも難しい、聞いている方も難しいなど色々言われることもありますが、じっくり付き合ってみれば名作の世界にどっぷりはまってしまいます。まとまった作品としては、ベートーヴェン生涯最後の弦楽四重奏曲で、7つの部分から出来ている曲です。以前は7楽章という扱いでしたが最近では、7つの部分がある単一楽章の曲という解釈になりつつあります。そして40分以上も休み無く演奏するのですから演奏者にとっては、困難きわまりないし・・・!!

 練習してみて思ったことは、この曲はベートーヴェンのカタログのような曲、言い換えればメニューのような、索引のような・・・・・・。7つの部分はそれぞれ、作曲家ベートーヴェンの作曲技法を駆使した、後(のち)の作曲家に残した見本曲の集合体のような印象。バッハの平均律とは少し違うのかな・・・。ベートーヴェンの音楽の見本市みたいな感じです。この1曲でベートーヴェンが全て分かると言ってもほぼ間違いではないでしょう。田園交響曲やラズモフスキー第2番、大フーガなどなどが頭に浮かぶ曲想の所が多々あります。

 練習はまだ始まったばかり。乗り越え無くてはならないものは、多そうです。

 弦楽四重奏団は4人そろってこそ!1人かけても寂しいので、他のメンバーに健康だけは気をつけてねのメッセージで(写真)のお茶を差し入れしましたとさ。

 
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赤湯にて(今井記)

2014-10-07 23:59:59 | スナップ
 本日は高畠にて山響スクールコンサート。帰りがけに、いつも山形Qのチラシを置いて頂いている「珈琲田園」さんにお邪魔しました。

 「珈琲」という文字がぴったり、時間がゆっくり流れるお店です。

 昭和の正当派洋食、Bセットを堪能しました!


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大江町スクールコンサート(今井記)

2014-10-06 23:59:59 | 演奏活動
 第53回定期が無事終わるや否や、山響はモーツアルト定期に突入。それも昨日ようやく終了、さて今日は何だったかといえば、スクールコンサートでした。山響ではなく、大江在住らびお氏の縁でつながった、山形Qでのお仕事です。
 
 あいにく台風の影響で雨脚が強く、体育館で予定していた演奏会場が雨音でうるさいということで、急遽音楽室に変更。先生方は狭くはないかと心配して下さいましたが、生徒さんの人数も少なかったため、結果的に間近で演奏に接する事ができて、なかなか出来ない経験だったと喜んでいただけました。こちらとしても真剣な表情で聞き入る生徒さん、先生方の熱が伝わってきて、相乗効果で良かったように思います。

 山響でスクールコンサートをする時も思うのですが、子供は本当に反応をダイレクトに伝えてきて、つまらないと感じた時でもそれを全く隠そうとしませんから、やり甲斐がある一方で、とても怖い存在でもあります。しかし幸い、山形Qのスクールコンサートで、そのような辛い反応をされたことは一度もなく、今回も皆目をキラキラさせて演奏を聞き、質問コーナーでも積極的に参加してくれました。
 
 なんと帰り際には全員で玄関までお見送り。見えなくなるまで手を振ってくれる生徒さん、先生方の姿を見て、教育というものについて色々感じ入ってしまいました。

 音楽でなにかを教え諭そうとは思いませんが、子供たちは楽しい、素敵だと感じるものにはとても敏感です。楽しかった、良かったと思える経験を重ねることは、きっとそれぞれの心の中に沈殿し、なにかの折にそれを取り出した時、ちょっとした力になれることもあるのでしょう。そのお手伝いが出来れば、こんなに嬉しいことはありません。こどもたちの笑顔を見て、改めて音楽をやっていて良かったなーとしみじみ感じた一日でした。
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山形弦楽四重奏団14周年。

2014-10-02 23:59:59 | 雑記
 昨日の第53回定期演奏会ご来場ありがとうございました。今後も地味ながらこつこつと活動を積み上げて参ります。10/1は、山形Qの誕生日。恒例の記事を書きます。

昨年の記事
山形弦楽四重奏団13周年。
 
 この1年で演奏した曲目をあげておきます。

・L.v.ベートーヴェン 弦楽四重奏曲第2番 ト長調 Op.18-2
・L.v.ベートーヴェン 弦楽四重奏曲第13番 変ロ長調 Op.130

・F.J.ハイドン 弦楽四重奏曲 ト短調 Op.20-3
・F.J.ハイドン 弦楽四重奏曲 ニ長調 Op.33-6
・F.J.ハイドン 弦楽四重奏曲 ト長調 Op.54-1

・W.A.モーツァルト 弦楽四重奏曲第14番 ト長調 K.387「春」
・W.A.モーツァルト 弦楽四重奏曲第15番 ニ短調 K.421(417b)
・W.A.モーツァルト 弦楽四重奏曲第16番 変ホ長調 K.428(421b)
・W.A.モーツァルト 弦楽四重奏曲第17番 変ロ長調 K.458「狩」
・W.A.モーツァルト 弦楽四重奏曲第18番 イ長調 K.464
・W.A.モーツァルト 弦楽四重奏曲第19番 ハ長調 K.465「不協和音」
・W.A.モーツァルト フルート四重奏曲第3番 ハ長調 K.Anh,171(285b)
・W.A.モーツァルト クラリネット五重奏曲 イ長調 K.581
・W.A.モーツァルト ディヴェルティメント第1番 ニ長調 K.136

・F.メンデルスゾーン 弦楽四重奏曲第3番 ニ長調 Op.44-1

・紺野陽吉 弦楽二重奏曲

・山田耕筰 弦楽四重奏曲第2番 ト長調

・幸松肇 弦楽四重奏のための4つの日本民謡集より
「ソーラン節」・「八木節」・「南部牛追い唄」・「会津磐梯山」・「最上川舟唄」

             他

**アンコール等の楽章抜粋曲は割愛させていただきました。以前の我々と違い極端にプログラムを狭めた1年となりました。同じ曲を何度も演奏機会に乗っけて本番を経ながら曲の理解を深めました。メンバーの体調不調もあり、14年度前半は演奏会制限をしていましたので、団体として集中して練習に励むことが出来ました。ハイドンよりモーツァルトをよく演奏したのは初めての経験でした。

 15年目の活動はどうなるでしょうか?こうご期待!(写真)先日の東沢バラ公園でのリハーサル風景
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ありがとうございました(茂木記)

2014-10-01 23:59:59 | 演奏活動
 第53回定期演奏会を終える事が出来ました。

 多くの方にご来場いただき、本当にありがとうございました。

 山形交響楽団が取り組んできたモーツァルト交響曲全曲演奏「アマデウスへの旅」の最終年を迎えた今年、「もう一つのアマデウス」と題し山形Qでモーツァルトの弦楽四重奏曲から《ハイドンセット》の6曲を二回の定期に分けて演奏してまいりました。後半戦の三曲も難曲揃い。メンバー一同、今回の演奏会で完成したとは考えておりません。6つの作品それぞれ、また別の機会に繰り返し演奏してゆく事が大切な事です。これからも引き続き取り組んでまいります。

 次回は、年が明けた1月。ベートーヴェンをたずさえて文翔館に現れます。

 どうぞよろしくお願いいたします。

 次回まで、案内役としてヴァイオリンの今井東子がご一緒いたします。
   
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