猛暑続きの時期も過ぎ、夜には虫の音が聞こえる様になってまいりました。
山形Qのリハーサルもそろそろ頻繁になってまいります。
本日のリハーサルは、9月15日に白鷹町あゆーむで行われる演奏会の準備で、紺野陽吉の作品を整理しました。
今回の演奏では、出来るだけ紺野陽吉の自筆譜に寄り添った演奏を目指そうということでアプローチを試みています。
出征の直前に急いで作曲家の清瀬保二の元に預けられた紺野氏の楽譜には、もし彼が戦争から帰還できたならば、その後に実演を聴きながら修正を加えていったであろうと思われる部分がいくつも含まれています。
そうした部分の音は我々に作曲家・紺野陽吉が成長の途上であったことを伝えるものであり、手直しを加えることで作品がさらに大きく成長し完成度を上げたであろうことを示しています。
同時に、その若者が未来に有していた素晴らしい可能性を戦争が奪った事実を伝え、非常に多くの可能性を無慈悲に飲み込んだ虚無をこの先に再現してはいけないと諭します。
一方で、紺野陽吉が未完の作品まで清瀬保二に預けて行ったことから、彼は戦場から帰還した後に作品を完成させるつもりで、将来への希望とともに楽譜を預けていったのではないかとも考えられます。
9月15日の演奏会では、まずはじめに、紺野陽吉が楽譜に託した未来への希望を演奏から感じて頂けたら幸いです。
チラシを貼らせていただいたり、置かせてもらう活動をしています。
ただいま4箇所
山形Qのリハーサルもそろそろ頻繁になってまいります。
本日のリハーサルは、9月15日に白鷹町あゆーむで行われる演奏会の準備で、紺野陽吉の作品を整理しました。
今回の演奏では、出来るだけ紺野陽吉の自筆譜に寄り添った演奏を目指そうということでアプローチを試みています。
出征の直前に急いで作曲家の清瀬保二の元に預けられた紺野氏の楽譜には、もし彼が戦争から帰還できたならば、その後に実演を聴きながら修正を加えていったであろうと思われる部分がいくつも含まれています。
そうした部分の音は我々に作曲家・紺野陽吉が成長の途上であったことを伝えるものであり、手直しを加えることで作品がさらに大きく成長し完成度を上げたであろうことを示しています。
同時に、その若者が未来に有していた素晴らしい可能性を戦争が奪った事実を伝え、非常に多くの可能性を無慈悲に飲み込んだ虚無をこの先に再現してはいけないと諭します。
一方で、紺野陽吉が未完の作品まで清瀬保二に預けて行ったことから、彼は戦場から帰還した後に作品を完成させるつもりで、将来への希望とともに楽譜を預けていったのではないかとも考えられます。
9月15日の演奏会では、まずはじめに、紺野陽吉が楽譜に託した未来への希望を演奏から感じて頂けたら幸いです。
チラシを貼らせていただいたり、置かせてもらう活動をしています。
ただいま4箇所