山形弦楽四重奏団 ブログ

演奏会のお知らせ・日々の活動など

山形Q 練習日誌73-vol.8(茂木記)

2019-09-28 23:16:10 | 練習日誌
 いよいよ9月も終わりにさしかかり、本番まで残すところ3週間となりました。

 一番手強い宿題、プログラムノートを書いております。

 ほぼ出来上がった、と思ったところで、少し手直しをする必要が出来ました。

 印刷に間に合う様に頑張ります。

 本日は五重奏の日ということで、シューベルトの「鱒」を練習してきました。

 一番お若い三崎屋さんからも積極的にプランのご提案をいただき、打ち解けた雰囲気のなかで音造りが本格化しています。

 ほぼ仕上がっていますが、ここからたくさん遊んで行くのが山形Q。

 気の抜けない練習は、これからなのです。

 とても、楽しみ。。。

チラシを貼らせていただいたり、置かせてもらう活動をしています。
 ただいま15箇所及び山形市内公民館
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山形Q 練習日誌73-vol.7(茂木記)

2019-09-24 22:17:41 | 練習日誌
 猛暑を耐え抜き山盛りの予定をこなし、なんとか今月を乗り切れそうだ、、、という感じで9月も終盤に。

 表に出てあたりを見回せば田んぼが一面黄金色に染まり、刈り取り間近の様子です。

 青いツナギを着てコンバインを操作する農家の方を見ると、ナウシカを思い出すなぁ〜。

 すいません、忘れてください。

 いつもの様に定期演奏会の演目を一通りチェックしてまいりました。

 三人になってから毎回、モーツァルトの「アダージョとフーガ」に取り組んでおりますが、今回演奏する第三番は3つのパートの役割がとてもバランス良く組み上げられている感じがします。

 とてもしっかりと組み上げられいて、煩悩を捨て呼吸を整え作品に寄り添わないと事故が起きるので、男三人で座禅のごとく瞑想しヨガの呼吸を修練しつつ、厳かにリハーサルを進めて、、、

 というほど思いつめる三人ではございませんので、

 肩肘を張らず、リラックスして和やかに作品に親しんでおります。

 今回のプログラムは、癒されます。。。

 次のリハーサルも楽しみです。

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 ただいま15箇所及び山形市内公民館
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山形Q 練習日誌73-vol.6(茂木記)

2019-09-20 22:50:52 | 練習日誌
 急に秋めいて肌寒いくらいになってきたと思っていたら、台風が接近中とのこと。

 なかなか気候が安定しないなか、体調管理と楽器の管理に気を使う日が続きます。

 皆様も体調など崩されませんよう、ご自愛ください。

 本日は、山形交響楽団の業務の谷間、貴重な山形Qリハ日でした。

 モーツァルトとシューベルト、若くして亡くなった二人の天才の作品が、フルオーケストラの中で頑張った耳をほぐしてくれます。

 そして貴重な休みの日に家庭を抜け出し室内楽に耽るメンバー一同、奥様方に頭が上がりません。

 感謝の心を胸に、頑張ります。

 さて、今回のリハーサルでは、シューベルトの 弦楽三重奏曲 変ロ長調 D471を丁寧に仕込んでまいりました。

 19歳の若くフレッシュなシューベルトにより書かれたこの作品の響きは、とても透明度が高く流麗。

 鱒が身を休める清流を思わせる美しさがあります。

 第2楽章は断片しか残されていないため第1楽章のみの演奏になりますが、10月20日の演奏会でお届けいたします。

 演奏される機会が少ない作品ですので、ぜひ生の音色に触れていただきたいです。

 会場でお待ちしております。

チラシを貼らせていただいたり、置かせてもらう活動をしています。
 ただいま11箇所
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山形Q 練習日誌73-vol.5(茂木記)

2019-09-16 23:06:13 | 練習日誌
 本日はピアノの小林路子さん、コントラバスの三崎屋義知さんとともに、シューベルトのピアノ五重奏「鱒」を合わせました。

 小林さんは、何度も「鱒」を演奏されているので、何が起きても大丈夫な安定感。

 そしてコントラバスの三崎屋さんが至極頼れる土台を職人技で創ってくださるあたりは、弦楽四重奏で土台作りに励むチェリストにとって天国。

 これから本番まで、楽しい合わせが続きそうです。

 今回はざっくりとした打ち合わせで終了。

 次回以降、詳細を詰めてまいります。

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戦没作曲家紺野陽吉の音楽 AYu:Mコンサート 終了

2019-09-15 21:45:23 | 演奏活動
 戦没作曲家紺野陽吉の音楽 AYu:Mコンサートを無事に終えることが出来ました。

 今回、クラウドファンドにより寄せていただいた資金により、紺野陽吉の楽器を修復するところから準備が行われました。

 ただし修復されたとはいえ70年以上の時間を御蔵で眠っていた楽器ですから、いきなり演奏会する作品の全てを演奏すると負担が掛かり過ぎるので、今回の演奏会では弦楽二重奏曲の第二楽章にのみ用いさせていただきました。

 優しくふくよかな音色のする楽器で、一緒に弾いていると、のどかな田園風景を思わせる曲想がほんのり秋色に染まるような、季節を感じる音色に包まれるのでした。

 続く第三楽章は秋の祭囃子を思わせる曲想ですし、良い流れで楽章をつなぐことが出来ました。

 とても素敵な経験をさせていただき、感謝の気持ちでいっぱいです。

 その後、弦楽三重奏では紺野陽吉が遺した楽譜の通りに演奏を進め、第三楽章の途中で終わりと致しました。

 戦争が摘み取った若人の未来に想いを寄せつつ、演奏を終えました。

 会場へは、白鷹町の皆様のみならず、かつて紺野陽吉が通った長井の高校の生徒さん達をはじめ、県内外より多くの方々にいらしていただきました。

 陽吉さんが紡いだ縁の広がりを目の当たりにし、残された作品がこの先益々多くの縁を紡いでゆくのだということを思い、旅立ちの後もなお人々の心へ語り続ける作曲家の仕事の偉大さに心を打たれます。

 この度の素晴らしい企画を創り上げてくださった全ての皆様と会場へ足を運んでくださった皆様、まことにありがとうございました。

 そして四半世紀の時を費やし紺野陽吉の作品を白鷹の地へ届けてくださり、彼の魂が再び故郷に根をおろすためにご尽力をくださった小宮多美江先生に、深く深く御礼を申し上げます。
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山形Q 練習日誌73-vol.4(茂木記)

2019-09-14 22:27:56 | 練習日誌
 明日9月15日は「戦没作曲家紺野陽吉の音楽 AYu:Mコンサート」にて演奏を致します。

 弦楽二重奏の第二楽章では、紺野陽吉の使っていたヴァイオリン(修復済)を用いての演奏となります。

 長い時間眠り続けた楽器が奏でる音色は、きっと、作品を遺したご主人のもとまで届くことでしょう。

 本日もリハーサルを行い、二重奏と三重奏の両作品を丁寧に仕上げてまいりました。

 明日も心を込めて演奏させていただきます。

 白鷹町文化交流センター あゆーむ にて、午後3時開演です。

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 ただいま10箇所
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山形Q 練習日誌73-vol.3(茂木記)

2019-09-02 21:19:46 | 練習日誌
 三人目。

 これまでに紺野陽吉の二重奏を共演したヴァイオリン奏者の数です。

 最初は今井女史と、次に妻と演奏し、そして今月の白鷹公演で中島氏と。

 合わせどころも、フレーズの起伏も、三者三様に個性が出ます。

 中島氏の演奏には、男性ならではのパーワーを活かした表情が加わるので、私にとって新しい響きで作品が再び耳に吹き込まれる貴重な経験。

 弦楽三重奏のリハーサルもつつがなく捗り、15日の白鷹公演に向け順調に準備が進んでおります。

 あと二週間で、白鷹町文化交流センターあゆーむへお届けにあがります。

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