『生物学で楽しむ』=吉野孝一著=は、講談社のブルーバックスの1冊である。自分で買ったのではなく、義父の書棚から見つけておいたもので1985年に第一刷が出ている。
著者は、筑波大学講師(1985年当時)で、大学と高校の授業を受け持ち、その授業が学生たちに人気を集めているという。サケマスの護身術に始まり、最後の風土病の話まで全30話の生物にかかわる話である。私も、生物学系の学校を出たものとして、面白い読み物として読んだ。同時に、書かれたのが1980年代ということから言えば、生物学の進歩もこの本の中身にすべて反映されているとは言えない状況でもあろうかと思う。
著者は、筑波大学講師(1985年当時)で、大学と高校の授業を受け持ち、その授業が学生たちに人気を集めているという。サケマスの護身術に始まり、最後の風土病の話まで全30話の生物にかかわる話である。私も、生物学系の学校を出たものとして、面白い読み物として読んだ。同時に、書かれたのが1980年代ということから言えば、生物学の進歩もこの本の中身にすべて反映されているとは言えない状況でもあろうかと思う。