山クジラの田舎暮らし

岩手県北の田舎に生息する「山クジラ」です。定年後の田舎暮らしや趣味の山行きのことなど、発信していきます。

『生物学で楽しむ』

2012-07-16 09:53:48 | 読書
 『生物学で楽しむ』=吉野孝一著=は、講談社のブルーバックスの1冊である。自分で買ったのではなく、義父の書棚から見つけておいたもので1985年に第一刷が出ている。
 著者は、筑波大学講師(1985年当時)で、大学と高校の授業を受け持ち、その授業が学生たちに人気を集めているという。サケマスの護身術に始まり、最後の風土病の話まで全30話の生物にかかわる話である。私も、生物学系の学校を出たものとして、面白い読み物として読んだ。同時に、書かれたのが1980年代ということから言えば、生物学の進歩もこの本の中身にすべて反映されているとは言えない状況でもあろうかと思う。

原発なくせの集会に注目

2012-07-16 08:58:34 | 社会
 岩手県沿岸北部は今日も雨である。昨日は霧雨程度だったので、雨ガッパを着て田んぼに入り、除草機などを逃れて稲の間に残っているオモダカを抜いた。そろそろ白い花をつけ始めている。種をつけさせると来年また大変なので、その前に抜き取ってしまわなければならない。ちょうど岩手県から青森県境にかけて梅雨前線があって、今日一日は雨で終わりそうでうっとおしい上に、さすがに田んぼに入る気にもならない。
 さて、今日は東京・代々木公園で「さよなら原発10万人集会」があるとのことだ。福島第一原発の事故で、原発という技術が未完成で、いったん事故が起こればその被害が、時間的にも空間的にもとんでもない広がりを持ち、人類の生存に重大な脅威となることが明らかになったが、野田どじょう内閣はこのことが理解できず、大飯原発の再稼動を強行してしまった。その背景に、日本経団連などの「もうけ」しか考えない勢力がいることも明らかになった。よく「国の主人公は国民」というが、この国の主人公は財界ででもあるような態度ではないか。最近の反原発の運動は、草の根的な広がりを持っているという。私も、一市民としてこの集会に駆け付けたいような思いはあるが、そうもいなかないので、岩手の北端から集会の成功を祈っている。
 国民の声を無視するものに、国民自身の手で「退場」の審判を突き付けなければならないと思う今日この頃である。