山クジラの田舎暮らし

岩手県北の田舎に生息する「山クジラ」です。定年後の田舎暮らしや趣味の山行きのことなど、発信していきます。

『街の灯り』女だてらわけあり酒場10=風野真知雄著

2014-04-18 07:46:09 | 読書

風野真知雄の「女だてらわけあり酒場」の第10巻『街の灯り』を読んだ。これが最終巻である。第10巻は2013年12月の刊行だ。書店の店頭にあるのは知っていたが、増税もからんで書籍購入も控えめにしているので手を出さないでいた。このシリーズは妻も読んでいるので、出版されていることは知らせ買わせようとたくらんだが、妻はこうしたことにはマメでないので、一昨日久慈市の会合に行った際時間があったので書店に立ち寄った際に「吉原裏同心」の新刊と合わせて買ってしまった。

「女だてらわけあり酒場」は母の(おこう)がやっていた酒場が火事で焼け、常連の3人組が再建したものを(おこう)の娘(小鈴)が受け継いで女将になる。この酒場は、時の南町奉行・鳥居耀蔵ににらまれる酒場なのであった。この本の最後の下り

 麻布一本松坂の小さな飲屋。ここの若い女将が妖怪と言われた南町奉行鳥居耀蔵の苛烈な弾圧にも屈せず、その後も幾人かの蘭学者の逃亡を助けたという。「女だてらにあの妖怪とたたかって」麻布界隈の人がそう噂した。これはペリーがやってくる少し前の、江戸の片隅の小さな物語……。

作者が折り込みの著者メッセージで「ちょっとした史実から発想を広げた、手法的には明治以来の大衆文学の王道であるように思います」と書いているが、まさにそうだと思います。


ようやく朝飯づくりに妻が復帰

2014-04-18 07:26:19 | グルメ

おはようがんす。お腹に来る風邪で、この2日間は妻に代わって私が朝食をつくってきた。わが家は土曜日を除く毎日を妻が朝食をつくり、以前は夜は毎日私だったが、義妹が定年を前に退職して家にいるようになったので、火、木、土の3日分の夕食を担当させ、残りの月、水、金、日の4日間の夕食と土曜の朝食を私が担当している。一昨日は朝晩をつくったので、結構大変だった。義妹はずーと勤めに出ていて、そのほとんどの期間は母親に食事をつくってもらい、亡くなったあとは姉である私の妻がやっていたのでほとんど料理の修行はしてこなかった。そんな意味では、自分でつくった方が安心ではあるのだが、何事も経験が大事だと思い、勉強の意味で担当させている。

今朝のメニューは、宮古の魚菜市場で買ってきた魚の干物を焼き(タナゴに似た味だが名前は忘れてしまった)、ラディッシュの酢の物、ユキナの辛し和え、生揚げの煮物、これにサラダがついた。味噌汁はダイコンと油揚げ、凍り豆腐。

今日は、特別養護老人ホームから注文の入ったコメを精米業者に渡す巣作業をしてから、昨日につづいて畑から積んである薪を運んで小屋に積む。午後は予約してある眼科の検診。毎日が日曜日といってもやることが次から次へと出てくる。