山クジラの田舎暮らし

岩手県北の田舎に生息する「山クジラ」です。定年後の田舎暮らしや趣味の山行きのことなど、発信していきます。

オオウバユリが咲く

2012-07-27 07:26:39 | 日記
 わが町をふくむ東北北部も「梅雨明け」となった。昨日は、強い日差しが照りつけ田んぼでの作業はまたたくまに汗みどろの状態となり、したたる汗でパンツまでびしょぬれ状態。今朝は朝の4時ころからヒグラシが鳴き、「夏が来たよ」といっているようだ。それでも今朝は、雲が出てお日様は顔を出していない。
 夏の訪れを告げるように、山林の中などでオオウバユリの花が咲きはじめた。オオウバユリは北海道と本州の中部以北にユリ科の植物で、花が咲いた時に下部の葉(歯)が欠けているのを「姥」に例えたともいわれる。それにしても「オオウバ」は少し気の毒な気がする。色合いも地味で、ユリの仲間では目立たない存在である。
 写真は、わが家の庭に咲いたものである。

田んぼに殺菌剤を散布

2012-07-26 18:49:12 | 農作業
 田んぼに殺菌剤を散布した。写真がその実物で「コラトップ」という薬剤だ。昨年は「無農薬」でやってみたのでこの薬にも縁がなかったが、今年の水稲指導会で県の久慈農業改良普及センターやJAの担当者らが「イモチ対策で必要」というので、推奨農薬の「コラトップ」を採用してみた。
 イモチ病について、旺文社の国語辞典では「稲の病気。葉・茎・穂首などが菌におかされ小さな斑点ができ変色し、種子ができなくなる病気」と書いてある。もちろん、大学時代にはイモチ病についても学んだのだが、現在の防除の到達点には及びもない。
 昨年、田の一部で「イモチ」の気配を感じていたので、最終的に今年の稲作りでは殺菌剤を採油することにした。「コラトップ」は3㌔粒剤で、粒剤散布機を使って6㌃の田を歩かなければならない。1㌃あたり3~4㌔の散布ということなので、2枚を一昨日散布し、3~4日置いて残りの田に3㌢以上水を入れてから散布し、再び3~4日おいてから水を普通に入れるということになる。
 田を守ることのむずかしさを感じる今日この頃である。

岩手の山歩き11=青松葉山

2012-07-25 07:26:34 | 山行き
 青松葉山については4月に一度投稿した。その後、大学の同級会の席でT君から、青松葉山には登山道ができているとの話を聞いた。せっかく道なき道を歩いたと思っていたら、夏場も歩けるようになっているらしい。
 北上山地は、兜明神などのように山頂部に岩を残したなだらかな山容の山が多い気がする。いずれにしても、人が入り込んで山の雰囲気とか環境とかが大きく変わっていくのは残念である。
 最新の青松葉山の情報は正確にわかり次第またお知らせしたいと思う。

ギョウジャニンニクの播種講習会

2012-07-24 18:19:46 | 農作業
 洋野町山菜栽培研究会のギョウジャニンニク播種講習会が24日開催され、会員である私も参加した。場所は大野権谷地区の間沢さん(研究会副会長)の圃場だ。午前10時会場に行くと、今回も30人近い人が集まっている。まずその熱意にびっくり。講習会では久慈農業改良普及センターの職員が、ギョウジャニンニクの播種から定食までの過程を説明。間沢さんが今年採取した種子を準備してあった圃場に蒔きつける。苗床にびっしりと蒔いていくのにまたびっくり。ギョウジャニンニクの発芽率は40%程度だそうで、厚く蒔いておかないとだめなのだそうだ。また、種は熟して黒くなったものはほとんど発芽しないので、2~3個黒くなった状態のものでその下が黄色くなっているのを採取し、すぐ水につけておきできるだけ早く蒔かないと発芽しないとのことだ。我々の常識では、種子は良く熟したものを採ると思うのだがギョウジャニンニクは違うらしい、これも新しい発見だった。種を蒔いた年は地面の上に芽が出ず、土の中で「鱗茎」の小さなものができるという。そして翌春、一枚葉の芽を出すというのだ。これも私の知識の範囲を超える。
 とりあえず間沢さんの圃場からギョウジャニンニク種をもらってきた。林間での発芽は成績が良いようなので、爺様が植えてしまったケヤキの下にでも蒔いてみようと思う。来春には間沢さんから4年物の株が配分されるという。これまで、植えてきた何本かの苗とともに本格的に栽培の取り組みをしてみたいと思っている。
 なお、ギョウジャニンニクの栽培は播種から収穫まで6年くらい見ないといけないらしい。いずれにしても気の長い取り組みになると思う。

岩手の山歩き10=五葉山

2012-07-23 07:30:30 | 山行き
 五葉山(1,351㍍)は北上山地の南部に位置している。五葉山本体には一度登ったきりである。1991年代まだ次男坊が小学生のころ、仕事関係のSさんを誘って4人で11月のはじめに登った。もう奥羽山脈には雪が来ていて、沿岸の山なら大丈夫だろうと、盛岡から車を走らせ大船渡側から赤坂峠登山口に着いた。

 すぐに登山道になって、畳石の前を通って行く。

 さらに行くと、山頂部の準平原状の場所に出る。とりあえず山頂に立って、写した記念写真が最初のもの。山頂近くに塔のような岩がたっていた。

 山頂から戻って「しゃくなげ荘」という避難小屋の中に入って昼食をとった。
 五葉山は、やはりツツジやシャクナゲなどの花が咲く季節こそベストシーズンだろうと思う。
 五葉山周辺では愛染山に登った。1回目は住田町からで、2万5千分の1の地図に登山道らしきものがあるので、それを探していったのだが、廃道になっていて低い笹薮を漕いで山頂まで行った。帰りは避難小屋らしきものの近くを通って下山したのだが、あちこちで鹿の鳴き声がして心細かった(この時は単独)。
 2009年に妻を誘って、釜石側から登った。峠に車を止め、作業道らしいなだらかな道を1時間近くも歩いて、登りに入る。この日も登山者は我々2人だけだった。

 稜線に出ると、牛が寝たような五葉山の姿が目の前に見える。
 このほか、鳩ノ峰コース、五葉山神社を経由するコースなどがあるらしいが、まだ試していない。