やる気をだすセリフ

落ち込んだ自分を奮い立たせる、気に入ったフレーズを集めます。
言葉には力があるからです。

子供のころ燃えたことを思い出してみよう。

2005-07-03 21:30:16 | Weblog
子供のころ燃えたことを思い出してみよう。恥ずかしいけど、つまらないことに真剣だった自分がかわいい。子供のころの思い出を捲ると時空を超えてた自分に出会えそうな気がする。

小学校6年とき、雑誌に宇宙飛行士の訓練で、目を回さないようにする訓練というのがあった。それをまねて、くるくる回ったら、目が回って気持ち悪くなった。その後、家族で動物園に電車で行った。動物園に着いたら、吐いてしまった。

アポロ8号が月軌道を回って無事帰還すると信じていた。私の思ったとおりになったと喜んだ。アポロ11号の月面着陸の中継放送の時、故障しかけたテレビをたたきながら見た。雑誌の付録の月面着陸機を作って、独特の形を嘗め回すように四方から眺め続けた。

私は乗り物酔いがひどかったので、ロケットに乗りたいとは思わなかったが、宇宙開発にかかわりたいと思って会社を決めた時があった。

そんな、私に、甘酸っぱい青春を思い出させてくれたのがこの本。

新聞社の科学部担当記者になった"ぼく"は、社会部から頼まれて、過激派が起こした爆発事故をを取材した。現場写真でミサイルの実験だとわかったが、高校時代の仲間が設計したロケットに似た形状の部分に気づいた。その疑問を解くために高校時代の仲間と連絡をとろうとするが、連絡が取れない。高校時代、火星に行きたいと、天文部を乗っ取って、ロケット部にしてしまった"ぼく"とその仲間。それぞれ、ロケットとつきず離れずの人生を歩んでいたが、最近、"ぼく"以外の仲間は集まって、ロケットを作っていることを突き止める。高校時代は一度も打ち上げに成功していなかった。打ち上げ成功の夢を捨てきれない男たちの青春小説。ちょっぴりミステリー仕立てのストーリー。絡んでくる女性記者もかわいい。

夏のロケット

文芸春秋

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