炎に魅せられて

丸山俊夫があなたの薪ストーブライフを応援します。

薪ストーブと環境

2010年02月27日 08時52分06秒 | 環境
カーボンニュートラルを前提にCO2量を試算した大学がありました。

2009年7月に東北の新聞やYahoo!ニュースでも取り上げられたそうですが、

薪ストーブ1台で、CO2削減量が、ハイブリッド車の5倍にも及ぶというものである。


宮城県の河北日報の記事を転載します。

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7月30日7時32分配信 河北新報

薪(まき)ストーブ1台でハイブリッド車5台分の二酸化炭素(CO2)削減効果がある―。
東北大大学院環境科学研究科の新妻弘明教授の研究室が、
こんなユニークな試算を出した。
カーボンニュートラルを前提に、
木質バイオマスの積極的な利用の有効性を、数字で示した格好だ。


研究室は、薪ストーブ愛好者約100人のグループで、
宮城県川崎町の里山で薪をつくる「川崎―仙台薪ストーブの会」と連携。
薪の生産量や消費量、伐採地の森林再生状況を調べ、CO2削減効果を計算した。


熱効率が高い欧米製の薪ストーブは、
1台当たり年間約6立方メートルの薪を消費する。
薪の発熱量と同等のエネルギーを生み出すのに必要な灯油の量を1200リットルと算出。
その量の灯油の燃焼で排出されるCO2が削減できたと考えると、
薪ストーブによるCO2削減量は年間約3トンとの結果が出た。


ハイブリッド車については、ガソリン車(燃費1リットル15キロ、年1万キロ走行)に比べ、
ガソリンの消費量を4割節約できると想定。
ハイブリッド車の年間CO2削減量は約0.6トンと計算され、
薪ストーブの方が約5倍の効果があった。

薪ストーブ1台のCO2削減量を太陽光パネルに換算すると、
60平方メートル分に相当するという。

研究室は「薪ストーブの会」全体の活動に伴うCO2削減効果についても検証した。
初年度の2007年11月~08年5月の実績から、
森林再生によるCO2吸収量は7トン、
暖房用灯油の不使用によるCO2削減量は39トンで、
会の活動で利用する自動車からのCO2排出量2トンを差し引き、
CO2削減量を年間44トンと算出した。


薪の生産が効率化された08~09年シーズンのCO2削減量はさらに増えると予想されるという。


研究室の池上真紀助教は「薪ストーブのCO2削減効果は意外に大きく、
環境に良いことが定量的に裏付けられた。
東北地方の木質バイオマス資源は人口に対して余裕があり、
薪ストーブの会のような活動は他の地域でも可能だ」と話している。


 
最終更新:7月30日7時32分

[河北新報]


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※この記事は、数ヶ月も前に、ニュースサイトをコピーし転載したものです。ご了承ください。



環境への貢献を裏付ける形となり、

私としてはとてもうれしいです・・・。


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