炎に魅せられて

丸山俊夫があなたの薪ストーブライフを応援します。

槍ヶ岳登山(前編)

2011年08月21日 12時52分12秒 | 登山・ハイキング
8月14日~16日のお盆休みを利用して、何とか登山がしたい。

しかも日頃連休が少ない我社だから、この3連休は大チャンスなのだ。

3日間あれば、充実した登山が可能だ。


ということで、今年は槍ヶ岳を目指すことにした。


しかし、14日は毎年恒例の謙信公祭の準備で、朝3時に起床して出かけなければならない。

これがなければ、朝早くから上高地へ向かったのだが、

こういったお役目も仕方がない。

不安なのは、少ない日程で山頂まで行けるのかどうかということであった。


まあ行けるとこまで行けばいいのだ。

途中で戻ったところで誰にも迷惑をかけることはない。

そう思えば気が楽になった。


それにしても、本日中(14日)に上高地をクリアできれば楽なのである。

沢渡駐車場から上高地に向かうバスは、17時30分頃が最終らしい。



幸いお祭りの準備は順調に進み、早めに終了することができ、

13時頃には家を出発することができた。


そして上高地にバスが着いたのが、17時ちょっと前。

この日に向かえるところは、明神池が限界かな。

ということで、明神池にあるお宿嘉門次小屋に電話を入れ、

遅くなるけど素泊まりで泊めてほしいと連絡をした。


18時頃、嘉門次小屋に到着




一人用と小さいが桧風呂はなかなか豪華



外は涼しく気持ちがいいので、ずっと外のテーブルで飲んでいた。



翌15日、朝6時に小屋を出発。

さあ、本日の目的地は、槍ヶ岳山頂寸前にある槍の肩である。


はたしてどこまで行けるか?


明神橋



8時、横尾に到着。

山荘前で30分休憩。

横尾



10時44分、ババ平キャンプ場に到着。5分休憩。

ババ平キャンプ場




水俣乗越分岐となる大曲り







槍沢・天狗原分岐の近くで35分間昼食タイム。









ここでもチングルマに出会えた。

 


先ほどより少し歩いたら、既に変化していた(チングルマ)




この日、後にも先にも槍の穂先が見えたのは、ここでの一瞬だけだった。

殺生小屋が見え、そのもっと先の(槍の左側)には、

本日宿泊予定の槍ヶ岳山荘も見えた(13時58分)。

標高が低いところなら、20分程度で到着するであろう。

しかし、既に3000m級である。

20~30歩歩いては休む繰り返し。

まだ1時間以上の道のり。




すっかり雲の中に入ってしまい、景色が悪いどころか、雨も当たってきてしまった。


15時23分、何とか目標とした槍の肩に到着した。






およそ9時間30分の行程であった。




実はここで素晴らしい出会いがあった。

というか、予定していたことであるが、


新穂高温泉から登って来たチーホンさんと山小屋で会ったのだ。

当初より、僅かな日程でハードなので、ここまで来ずに帰る可能性もあると伝えておいたのだが、

彼がここで待っていてくれていることも励みになったのだ。


しかし、標高3000mの高所で知り合いと会えるということそのものが、

とても素晴らしい気持ちである。

当然酒を飲み交わした。




槍ヶ岳登山(後編)につづく。



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