タケ・タケ・エヴリバディ!

当ブログは「竹林や自然と共に生きる」をメインテーマに、管理人の田舎暮らしの様子をお届けします。

ラストマイル(映画)

2024年11月23日 | 読みました!見ました!

妻が友人との飲み会に参加することになり、長岡駅前の居酒屋までボクが送迎をすることになりました。自宅から駅まではバスで30分弱かかるわが家では、飲酒を伴う会合の送迎は夫婦が互いに協力し合う体制が確立しております。バスの本数も少ないしね。

そんなわけで18時から21時までの3時間、ボクに自由な時間が訪れました。まぁ「一旦自宅に戻って時間になったら迎えに行く」という選択肢もあるわけですが、「妻とは行きにくい(スタミナ系の)飲食店で外食」「カフェでゆっくり読書」「映画館で映画鑑賞」「蔦屋で面白そうな本の散策」など、「どうやって過ごそうかな?」って考えるのもまた楽し。滅多にない機会なので、有意義に過ごさなきゃね。

で、映画館(T・ジョイ長岡)の上映スケジュールを確認したら、18:20〜20:40というボクの条件にぴったりの映画がありました。しかも、以前に「見たいなぁ…」と思っていた映画です。随分前(8月)に封切られた映画で、上映は1日のスケジュールの中でこの時間帯1回のみ。「これはボクに『この映画を見よ』という神の啓示だ!」と考え、映画に決定です。

映画の題名は「ラストマイル」。まずは映画のWebサイトから、紹介文を引用しますね。


テレビドラマ「アンナチュラル」「MIU404」の監督・塚原あゆ子と脚本家・野木亜紀子が再タッグを組み、両シリーズと同じ世界線で起きた連続爆破事件の行方を描いたサスペンス映画。

流通業界最大のイベントである11月のブラックフライデー前夜、世界規模のショッピングサイトの関東センターから配送された段ボール箱が爆発する事件が発生し、やがて日本中を恐怖に陥れる連続爆破事件へと発展する。関東センター長に着任したばかりの舟渡エレナ(満島ひかり)は、チームマネージャーの梨本孔(岡田将生)とともに事態の収拾にあたるが……。

主人公・舟渡エレナを満島ひかり、梨本孔を岡田将生が演じ、事件に巻き込まれる関係者役で阿部サダヲとディーン・フジオカ、捜査を担当する刑事役で「アンナチュラル」の大倉孝二と「MIU404」の酒向芳が出演。さらに「アンナチュラル」から三澄ミコト役の石原さとみ、中堂系役の井浦新、久部六郎役の窪田正孝ら、「MIU404」から伊吹藍役の綾野剛、志摩一未役の星野源らが再結集する。主題歌も「アンナチュラル」「MIU404」に続き米津玄師が担当した。


いやぁ〜面白かったです。まずは映画の中で重要な役割(宅配便の老配達員)を演じた火野正平さんの冥福を祈りながら、映画はスタートしました。ボクが見ていたTVドラマ「アンナチュラル(石原さとみ)」と「MIU404(星野源と綾野剛)」もコラボされていて、それもまた楽し。つい最近、星野源のエッセイ集を読んだばっかりだったしね。

ワンクリックで、夜注文した物が次の日には家に届くというこの便利な世の中で、大いなる歪みを被った人たちがいることを再確認することになる映画です。スマートフォンの登場によりこの数年間で大きく変わったボクたちの生活。便利さと引き換えに、現代人が失ったものとは?…なんて考えながら、見ていました。

あくまでも映画なので実際とは異なる部分もあるでしょうが、ポチるだけでほしいものがすぐに届くことが当たり前になったボクら現代人に向けて、そこにはたくさんの人達の努力と労力が詰まっていることを伝えてくれる意味でも、面白かったです。

ただね。映画にはいろいろな要素が詰まりすぎていて、ボク自身は回収しきれない伏線がいくつかありました。特にロッカーに残された謎のメッセージの意味、これがよくわからなかったんだよなぁ。その点ではちょっとモヤモヤ感が残りました。他の映画を見た皆さんは理解できたのでしょうか?

でも、ハラハラ&ドキドキし、考えさせられ、最後は少し安心もし(母子家庭に笑顔が戻ったシーン)、楽しめた映画でした。映画の舞台となった季節がブラックフライイデーでリアルタイムの臨場感もあり、気持ちがグッと入り込みましたね。火野正平さんをはじめ、いい俳優さんもたくさん登場しています。あぁ!面白かった!

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする