今年3月で常勤の仕事を退職したボクは、今年の最優先ミッションとして「父が建て住んでいた家の片付け」に取り組んでいます。ボクらもかつて住み、今の住居と隣接しているこの家。父が逝去してもう15年になるのですが、父母の代のみならず祖父母やそれ以前の代からの遺物も多く残る、わが家の歴史がたっぷり詰まった家なんです。父の死後、「ボクが退職したら片付けるぞ!」と家族に宣言して、ずっと後回しにしていたんですよ。面倒くさかったしね。今年になって始めたその片付けの様子を、このブログで何度か記事にしてきたんですが、覚えている方はいらっしゃいますか?
その片付け作業もほぼほぼ目処がついて、ようやく「来年になったら解体工事を始める」計画について、業者との打ち合わせを行う段階までこぎつけました。片付け作業は「あと1割以下」で終了する段階まできたのですよ。
でも、その残り1割が厄介なのです。実は最後に残った片付けの対象は、「仏壇」と「神棚」なのですよ。
わが家はボクが8代目。江戸時代の寛政年間に、初代が本家から分家して以来200年以上の歴史があります。その本家(もう既に家は断絶しています)というのが、以前にブログでも紹介した有名人を輩出している旧家でね。詳しくはこちらをご覧ください。
まぁそんなことで、(おそらく)江戸時代から引き継がれていると推測される仏壇が、今もご覧のように仏間に鎮座しているわけです。さすがにこれを燃えるゴミと燃えないゴミに分別して、市のゴミ回収に引き取ってもらう勇気はボクにはありません。菩提寺の住職にも相談し、「仏壇じまい」のお経をあげていただいて仏壇や先祖代々の位牌等は処分し、新たに小さな位牌を作ることにしました。
先日その「仏壇じまい」の儀式を行うため、菩提寺の住職からわが家においでいただいてお経をあげていただきました。わが家の歴史とご先祖様に思いを馳せながらね。「仏壇じまい」は無事に終了し、ようやくこれでボクの肩の荷も下りました。
これで天下晴れて8代目・八百政が、先祖代々受け継がれてきた仏壇を処分いたします。でも、過去帳と御本尊(かけ軸)はちゃんと保管しておくし、小さいけれど新しい位牌も作りますからね。ご先祖様、勘弁してくださいね。なんとか今年中に仏壇と神棚を片付けて、来年の家の解体にこぎつけたいと思っています。
ところで、住職と一緒に仏壇の抽斗(ひきだし)の中を整理していたら、すごいモノが出てきたんですよ。この続きは、数日後にまたブログ記事で