「腸腰筋(ちょうようきん)」という言葉は、今までに何度も聞いたことがある言葉でした。ジムのインストラクターがレッスンの時などによく使っていたし、「鍛えなければならない大切な筋肉だ」という認識は、ボクの意識の中にも間違いなくあったんですよ。
ただ「その筋肉の部位が具体的にどこなのか?」ということに関しては極めて大雑把な理解で、「『腸腰筋』というくらいだから『腸』と『腰』のあたりの筋肉なんだろうな」「太腿の上&骨盤あたりの左右一対の筋肉だよな」程度にボクは理解していたんですよ。
で、昨日のことです。蔦屋書店に行ったら「Tarzan」という雑誌が目に留まりました。「Tarzan」はスポーツ&健康系の雑誌で、ボクも時々立ち読みをすることがありますし、以前に数回買ったこともある雑誌です。
懐かしいアニメの主人公「キン肉マン」のイラストと大きな「腸腰筋」の文字に惹かれ、手にとってパラパラとめくってみました。すると…
●人生を劇的に変える”ミラクル筋肉”大研究!
●プロが推す、いま話題の筋肉
●腸腰筋があなたを救う!
●なければ絶対に困るスペシャルな筋肉
●ヒトとして必要な筋肉
●多くの障害の原因は腸腰筋が働いていないから
などの、刺激的な見出しや言葉のオンパレードです。しばらく立ち読みをしていたのですが、迷わずこの「Tarzan」を購入しました。そして、自宅でじっくりと「腸腰筋の大研究(笑)」に取り組んでいるというわけです。
そもそも「腸腰筋」とは、その実態は「大腰筋」と「腸骨筋」という2つの筋肉の総称でした。ボクが大雑把に理解していた部位は、「腸骨筋」のあたり(正確には違うけど)でした。具体的に部位を示しますね。
「大腰筋」は脊髄自体や脊髄の横から太腿のつけ根にねじれてくっついている筋肉で、「腸骨筋」は左右に張り出した骨盤にくっつき太腿の内側にねじれてくっついている筋肉です。ともにインナーマッスル(身体の深部にある筋肉)なんですね。この2つの筋肉の総称が「腸腰筋」で、股関節の屈曲と姿勢の保持に重要な役割を果たしています。
この雑誌「Tarzan」では、これらの「腸腰筋の基本事項(特に重要性)」を解説したあと、「腸腰筋が衰える日常のNG習慣やチェック項目」、「腸腰筋をほぐしてゆるめるセルフマッサージ」、「腸腰筋を整えるストレッチ」、「腸腰筋を鍛えパワーを高めるトレーニング」と順を追って具体的に説明されていました。いやぁ〜なんか、保健体育の勉強をしているみたいな気分です。写真やイラストがたくさん使われているので、とてもわかりやすかったです。
まずは「腸腰筋」に対する正しい知識をしっかり理解したうえで、「セルフマッサージ」や「ストレッチ」に取り組みたいと思いました。腸腰筋をケアしたり鍛えたりすることは、ボクが楽しんでいる卓球やランニングにも好影響を及ぼし、競技人生を延ばしてくれるでしょうからね。