タケ・タケ・エヴリバディ!

当ブログは「竹と生きる・竹を生かす」をメインテーマに、管理人の田舎暮らしの様子をお届けします。

二王子蕎麦(新発田)

2024年10月14日 | 食いしん坊バンザイ

昨日のブログ記事に書いた「城山温泉」でゆっくり温泉を堪能した後、ボクは以前から噂に聞いていた「新発田の旨い蕎麦屋」に行くことに決めていました。それが「山麓に佇む隠れ家」的な「二王子蕎麦」というお店です。

「ホントにこの先に蕎麦屋なんてあるのかな?」って感じるほどの細い道を車で走らせ、ようやくたどり着いた「二王子蕎麦」は、まるで「一般の田舎の農家じゃないの?」っていう佇まいでした。実際、暖簾がかかっていなければ、ここが蕎麦屋さんであるとは気がつかないことでしょう。

お店の中は古民家風で、大きくて太い真っ黒な梁のある部屋が、昔風の衝立で仕切られています。全体的にウッディーな雰囲気は、とても落ち着きます。

テーブルには、お蕎麦以外のメニューもありました。鮎、岩魚、キノコ、山菜など、「冷酒を一杯やりたいな…」ってメニューが揃っています。

こちらは、お蕎麦のメニューです。ボクは「二王子そば」と「天ぷら盛り合わせ(小)」を注文しました。

はい。注文したお蕎麦が運ばれてきましたよ。ビックリしたのは、蕎麦が「へぎ」に入っていたことです。「へぎ蕎麦」ってボクら中越地区に住む人間にとっては珍しくないんですが、「へぎ蕎麦」=「布海苔蕎麦」っていうのがボクの固定観念でした。だけど、こちらのお蕎麦は「海藻つなぎ」ではなく、外一(そば粉10:つなぎ粉1)の「The 蕎麦」のはず。ビックリしました。

いやぁ〜美味かった!「布海苔蕎麦」じゃない「へぎ(に入った)蕎麦」って初めて食べました。一口ずつ括られて盛り付けてあるので、とても食べやすいです。味も申し分なし。時期的にまだ新蕎麦ではないはずですが、香りもとてもいいです。

天ぷらも美味しかったです。ミョウガ・レンコン・インゲン・さつまいも・えのきなどの野菜天に、大きな海老天が1本。天つゆが透明だったのも初体験でした。

トロットロのそば湯も、最後の1滴まで美味しくいただきました。蕎麦は、集落で栽培された地元の玄蕎麦を使用しており、毎日使う量だけの殻を剥き、石臼で製粉しているそうです。丁寧に打った蕎麦はツルツルと滑らかなのど越しで上品な味わいでした。昆布出汁を利かせた濃く甘めのつゆと、蕎麦の相性もヨカッタです。あぁ美味かった!

そうそう写真は撮り忘れましたが、お店の廊下には「熊の毛皮」と「鹿の毛皮」が展示されていました。おそらく近隣で捕獲され猟銃で撃たれた獣の皮と推察されます。いやぁ〜野趣あふれるお店のムードと美味しい料理に、さらに強烈なスパイスとなっていましたよ。

「新発田に来た時には”二王子蕎麦”に行く」というのを、ボクの定番にしようと決意しました。


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