タケ・タケ・エヴリバディ!

当ブログは「竹林や自然と共に生きる」をメインテーマに、管理人の田舎暮らしの様子をお届けします。

「火の鳥」黎明編・未来編

2024年01月06日 | 読みました!見ました!

昨年のこと。いつもおじゃましている50foxさんのブログ「ON MY WAY」で、「やっぱり手塚治虫はすごい!〜「火の鳥 望郷編」」という記事を拝見しました。

 

やっぱり手塚治虫はすごい!~「火の鳥 望郷編」(手塚治虫著;角川書店)を読んで~ - ON  MY  WAY

図書館に行くと、話題の本を紹介するコーナーに、目立たないながら置いてあったのは、マンガの本だった。それが、手塚治虫の「火の鳥望郷編」だった。なんでも、この11月3日...

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あぁそうだったよなぁ…。ブログの記事を読みながら、当時の記憶が少しずつ蘇りました。ボクが高校生から大学生、さらに社会人になってしばらくの頃、手塚治虫のライフワーク「火の鳥」はいつもボクの本棚にありました。たしか、朝日ソノラマの大型サイズの本でした。いつの頃でしょう。たぶん20代後半の頃だな。いつの間にかそれらは処分され、ボクの本棚から消えていきました。

50foxさんのブログを読み、ボクの胸中に「あぁ!もう一度『火の鳥』を読みたい!」という気持ちが沸々と湧き上がりました。「チャンスは年末年始だ」ということで、中央図書館の蔵書検索システムで検索し、予約をすることにしました。するとなんと!文庫本や単行本だけでなく、当時ボクが読んでいた大型サイズの朝日ソノラマ版も蔵書があり、貸出可能であることがわかりました。すばらしい!


時空をこえて存在する超生命体・火の鳥を狂言回しに、過去と未来を交互に描きながら、テーマである「生と死」「輪廻転生」という哲学的な問題を深くえぐる、手塚治虫の代表作にしてライフワークとなった作品。そこには手塚治虫の歴史観から、遠い未来への予測的な視点のみならず、宇宙とは何か、といったスケールの大きな問への挑戦をも描かれています。


これが、手塚治虫のオフィシャルサイトに掲載されていた、「火の鳥」の紹介文です。

はい。第1巻「黎明編」と第2巻「未来編」を、さっそくお正月に読了しました。いやぁ〜奥が深い!すばらしい!読み進めるに連れて、この作品を初めて読んだ10代の頃の記憶も蘇ってきました。「そうそうそうだ、猿田彦っていたよなぁ」

「黎明編」の舞台はヤマタイ国。ヤマタイ国に仲間を皆殺しにされたクマソ国の少年イザ・ナギが、ヒミコに忠誠を尽くす猿田彦のもとで弓の修行を積むうちに、2人が親子のような愛情で結ばれていきます。

「未来編」の舞台は西暦3404年、もはや地上は荒廃しきり、世界にわずか5つしかない地底都市メガロポリスから物語は始まります。ヤマトの山之辺マサトは美しい女性型ムーピーのタマミと同棲していますが、上官にタマミの殺処分を命じられ、亡命のため死の大地にエア・カーで繰り出します。その最中、2人は遭難してしまうも、地上に生命を復活させようと尽力していた猿田博士に救助されます。しかし、愚かな人類は(コンピュータの決定に従い)核戦争を起こし、人類は滅亡……

「未来編」は事実上「火の鳥」の最終回です。「火の鳥」は、初回の「黎明編」と最終回の「未来編」を1巻と2巻に配置し、それ以降は過去と未来を繰り返しながら歴史の間を埋めていき、最後は「現在」で完結する…という斬新な手法で手塚治虫が手掛けた作品なのですよ。すばらしい!そんなこともこの2冊を読み進めながら思い出しました。

何と言ってもこの「火の鳥」での注目人物は「猿田彦」ですよね。「黎明編」での猿田彦、「未来編」での猿田博士。これからも各編で登場する猿田彦の子孫たちに注目ですね。たしかボクはこの「火の鳥」、全巻を最後までは読み切っていないんですよ。どのあたりまで記憶が蘇るかはわかりませんが、これから順に図書館から借りて読みたいと思います。

そうそう。「猿田彦」と言えば、以前にこんなブログ記事を書いていたことを思い出しました。よろしければ、御覧ください。

 

猿田彦(さるたひこ) - タケ・タケ・エヴリバディ!

女房が「たまにはBROOKS以外のコーヒーもいいんじゃない?」「面白い名前のコーヒーがあったのよ」と、スーパーからドリップコーヒーのティーバッグタイプのやつを買ってき...

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変わっていくお正月の風習

2024年01月05日 | 徒然なるままに

年末年始のお休みが終わり、ボクは今日から仕事が再開しました。と言っても明日からは3連休ですので、本格的に仕事がスタートするのは来週からって感じですけどね。

さて、わが家は一昨年と昨年に義父母が相次いで逝去しましたので、2年連続で「年賀欠礼」でした。ボクら夫婦は年齢的にも還暦を超えていますので、意図的に「そろそろ年賀状も精選しよう」と考えて始めていたのとも相まって、形式的に年賀状をやり取りをしていただけの(いわゆる一筆もコメントのない)知人には、この機会に年賀欠礼ハガキをお送りすることをバッサリと断舎離させていただきました。

考えてみれば2年間の喪中期間の前にはコロナ自粛期間がありましたので、ボクの周りにかつて当たり前のようにあったお正月の風習の中には、もう4年以上も行っていないものがあります。4年間もそれをしなくても何ら問題が生じないということは、きっと「必要ない」ということですよね。年賀状同様に、こちらもバッサリと断捨離しようと思っています。喪が明ける来年以降も「もうや~めた」です。

世の中にはには「長年の習慣だから…」という理由だけで、「これって必要なのかなぁ…」と思いながらも惰性で続けていることが結構あります。もちろん、その習慣が始まった頃にはそれなりに意味があったんでしょうけどね。時間の経過とともに人の生活習慣や価値観が変わっているのに、見直しをされないまま続いてきたことです。コロナや喪中をきっかけに、「本当に必要だと自分自身が判断するもの」との区別を明確にしていくことが必要だと思います。これは個人だけではなく、町内会や職場などの組織も同様ですよね。

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団欒(乃南アサ)

2024年01月04日 | 読みました!見ました!

年末に図書館から借りていた文庫本の「団欒(乃南アサ)」を、年末年始に読了しました。乃南アサさんの小説を読むのは、ボクにとって初めてです。

乃南アサ(のなみ アサ:1960年8月19日生まれ) 

『幸福な朝食』(1988年)以降、サスペンス、推理、大河小説と多彩な作品を、巧みな構成と緻密な心理描写で紡ぐ。『凍える牙』(1996年)で直木賞受賞。ほかに『鎖』(2000年)、『晩鐘』(2003年)、『水曜日の凱歌』(2015年)など。

これが乃南さんのプロフィールです。「お相撲好き」という一面もある女流作家です。

この「団欒(だんらん)」は1990年代に書かれた短編集で、収録作品は「ママは何でも知っている」「ルール」「僕のトんちゃん」「出前家族 」「団欒」の5編です。

この5編が、どれもぶっ飛んでる家族の物語です。たしかに家庭にはその家独自の習慣ややり方ってあると思うので、法律を犯さない範囲で他人に迷惑をかけなければ自由だとは思います。

だけど嫁ぎ先や配偶者の実家が「ママは何でも知っている」のような狂った家だったらたまらないです。「ルール」にあるような潔癖家族は、程度の差はあれこういう家はありそうな気がします。「僕のトんちゃん」の夫婦は、行き過ぎた悲劇というかやっぱり許容範囲を超える歪みがあったと思います。はっきり言えば気持ち悪い。「出前家族」は、高齢化が進んでる現代では絵空事とは思えない話でした。ボクも高齢&一人暮らし&認知症になったら、こうなるかも(怖い)。「団欒」に登場する家族は、「気にするところが違うでしょう!」って突っ込みどころが満載の、ズレまくってる家族でした。

いやぁ〜ブラックユーモア満載のこの短編集「団欒」。面白かったな。乃南アサさんの小説、機会があったらまた読みたいな…と思いました。でもまだ、今はお腹がいっぱいです。(笑)

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菊水ラインナップ!

2024年01月03日 | 食いしん坊バンザイ

昨年末に、現在は新発田市に勤務している元同僚がご覧のような「菊水ラインナップ」を贈ってくれました。

いやぁ〜嬉しい。お酒好き・日本酒好きのボクとしては、何よりも嬉しい贈り物(お歳暮)です。アルミ缶入りの生原酒。格別の旨さ。強いアルコール分。フルーティーで飲みやすい。まぁこの「菊水」。とにかく口あたりが良くて美味しいけれど、危険なお酒であることは間違いないです。

一般的には「ふなぐち菊水」として有名ですが、こんなにもたくさんの種類があるとはボクは知りませんでした。まずはその違いを紹介しますね。

「菊水ふなぐち一番しぼり」元祖生原酒→金色の缶です。
「菊水ふなぐち一番しぼり:新米新酒」→できたての新酒:緑色の缶です。
「菊水薫香ふなぐち」:→酒粕焼酎を使って香り高く醸造:黒いラインの缶です。
「にごり酒・五郎八(ごろはち)」:→濃厚でコクのあるにごり酒です。

さっき「危険なお酒」と書きましたが、通常の日本酒のアルコール分が14〜15°なのに対して、菊水は19°で五郎八は21°という高アルコール濃度なんですよ。調子に乗ってグイグイいくと、エライことになります。口あたりがいいから余計に危険なんですよね。年末年始に帰省していた長男はその危険察知能力が低く、調子に乗って撃沈しておりました。(笑)

この「菊水ラインナップ」、もうしばらくチビリチビリと楽しむつもりです。あっ実際には、今日も「チビリチビリ」ではなく「グビリグビリ」とやっちゃいましたけどね(笑)。まぁ、お正月だからいいですよね?

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連日の大事故発生!

2024年01月02日 | 徒然なるままに

何ということでしょう。昨日の元旦に北陸地方を襲う大地震が発生して多くの犠牲者や被害が発生しており、未だ被害状況すら把握しきれていない状況下であるというのに、今日1月2日には、羽田空港で飛行機の接触&火災事故が発生しました。

今日の午後5時55分ごろ、羽田空港のC滑走路上で日本航空516便が、海上保安庁の航空機と接触し、火災が発生しました。516便の乗客367人+乗員12人は全員脱出したとのことですが、海上保安庁の方は今現在5名の乗員の安否が確認されていないとのことです。

いやしかし、家族で楽しく過ごしたい年末年始のお休み期間中に発生した連日の大きな災害&大事故に、ボクらは心を痛めています。特に地震やそれに伴う津波や火災の被害を受けた石川県の様子を映像をTVの映像で見るにつけ、被災者の皆さんからはなんとか頑張ってほしいなぁ…と願っています。新潟県内でも、新潟市西区等の被災状況はかなりひどいものです。

これから被災地支援に向け、さまざまな取組が展開されると思います。物的支援、人的支援、経済的支援……。自分自身にできそうなことを、少しでもいいので被災地のために協力したいと考えています。平成16年の中越大震災の時にボクらが全国の皆さんから受けたご恩を、少しでもお返しする時です。アクションはなかなか起こせませんが、起きたアクションに協力することならボクらにもできます。そのためには、様々な情報を的確に収集しなければならないと考えています。

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