きのうは近所の〇〇さんと前々から予定していた桑名市にある「重要文化財」に指定されている
「六華苑」に行くことができました。
家から車で30分もあれば行けるところです。
風は少々強めでしたが天気もよく、蒸し暑くなくていい日でした。
六華苑は「諸戸清六邸宅」は日本一の山林王と呼ばれていた桑名市の実業家一族の邸宅で大正2年の建物だそう。
この洋館は「鹿鳴館などを設計したイギリス人の建築家が手がけたもので
ヴィクトリア朝住宅の様式です。
揖斐川と長良川を望める敷地面積は約18000㎡の広大な敷地になっていて
洋館と和館が繋がって建てられていた。
資産や財力は数えることが出来ない位の山林持ちの一族だったらしい。
蔵や日本庭園で構成された邸宅をそのままに残されていた。
代々引き継いできたここの持ち主は平成の始めごろまでは住んでいたらしいが
維持するのが困難になり桑名市に寄贈をしたとか、、、
その建物の見学をしてきたのです。
諸戸清六さんは父の事業の失敗でこの当時のお金で1千両もの莫大な借金をかかえ
18歳で米や塩、肥料を売りながらこの土地船馬町に移り、わずか2年で借金を返済
した。
時間是れ金也の精神を貫き、
質素な生活で華美にならず、公共事業への投資には惜しまなく
水道施設を設置し、一般に公開して桑名市に消火栓を設けた。
家から近いところにこんなにも偉大な人が過去には
いたんだぁ~と感激しましたよ。
頭の回転もいい人だったのでしょうね。
写真の中の静六さんも素敵な人でしたよ。
この邸宅では結婚式も出来るらしく、ちょうど式の前撮りでしょうか、カップルと鉢合わせしたよ。
幸せになってね。 おめでとう。
洋館内の一部写真を撮りました。 キッチン 客間
バルコニー 書斎の椅子 各部屋に暖炉が設置してある。
バルコニーからの庭の景色
和館では 客室20畳はある。とにかくも和室も何部屋あっただろうか、
廊下も畳敷と板張りの長~~~い廊下。
一旦外へ出てから庭園の方には今にも崩れそうな
煉瓦つくりの「米蔵」がありました。
昭和20年の空襲で2棟崩れたとか、今は3棟建っています。
ここが庭園の入口でした。本邸の玄関をはいって奥の方、
庭に出ると辺り一面の「菖蒲」が咲いていたよ。
推敲亭と呼ばれ畳3畳に障子が貼られ、
月見や歌詠みなどに使われていたところ。
ここからの眺めは格別でした。
石の大黒もありましたよ。結構な大きさでした。
堪能して丁度お昼タイムになり、予約してあったレストランに。
「六華苑」から車ですぐ近いところでした 店内からの風景
めったに口に入らないイタリアンランチにカメラを向けながらおしゃべりも弾みました。
パン。
美味しかったです。
とても家では真似出来ない料理に「六華苑」繋がりで気分も最高。
貧乏育ちのわたし、その時間だけお金持ちになった気分でしたよ。
レストランから歩いてすぐの所に「七里の渡跡」があり13年に行われた伊勢神宮の式年遷宮に伴い、
内宮の宇治橋の鳥居を譲り受け、ここに5月31日に建てられたことを聞き、見に行ってきました。
七里の渡跡、新しい番屋が見える。5月31日に「お木曳き」が20年に一度
建て替えられる。
伊勢の国の東の入り口だった為にここに建てられたとのことでした。
きのうは一日いい勉強にもなりました。
日頃ボ~~~としている頭にも刺激され、今住んでいるこの地区の歴史も調べたら
すごい人も出てくるかもしれないねぇと言いながら無事帰りました。
お近くの方はぜひ一度出かけてみてください。