これ以上ないというくらい最高の日和に恵まれ、まさに真っ盛りという紅葉の見ごろを堪能してきました。
07:30新宿発のバスは談合坂と諏訪湖のSAで休憩を取りながら上高地を目指しました。乗客は32名。運よく2列シートに一人で座れたうえ、平日のため、沢渡での乗り換えなし。快適でした。
12:15の定刻よりほんの少し早めの到着。岳沢上部にはガスがかかっていて奥穂から前穂にかけての吊り尾根稜線は見えません。木々も紅葉には程遠く、最盛期でしたらあふれているはずの河童橋の観光客もまばらでした。
でも涸沢は紅葉しているはず。はやる気持ちを抑えながら歩み始めます。
昔の吉城屋は明神館になっていました。明神岳を眺めながら昼食。この辺りまでは観光客の散策コースになっているようです。
下山してくる登山者のザックはカバーが掛けられています。先ほど見上げた吊り尾根はガスっていましたから上は雨だったのでしょう。でもここから見上げる空からは雨粒が落ちてくる気配は微塵もありません。
タハラッチは真夏の半袖のTシャツ1枚なのに汗びっしょり。登山者の中にはレインギアを着ている人が多かったのでビックリしています。
懐かしい屏風岩の絶壁が見えてくると横尾はもうすぐです。
陽射しの降り注いでいる岸壁にモンシロチョウが飛んでいました。
初日は横尾山荘泊まり。最近建て替えられたのでしょう。山小屋とは思えないほどきれいで、風呂も快適。ロゴ入りのタオルもくれました。ただし山の中ですから石鹸やシャンプーは使えません。トイレもウォシュレットこそありませんが清潔。広めの2段ベッドの上段がねぐらとなりました。
夕食もなかなかのもの。飯、味噌汁、お茶はお代わり自由。飯の炊き具合もよくて味もそこそこ。きれいに食べ尽くしました。
夕食後、外に出ると満天の星空。50年前、この前でキャンプをしたときの降るような星空には及びませんが、ほかの人たちは感激していました。
たぶんタハラッチの目が悪くなっているので、星の数が少なかったのかもしれません。
ときおり稲光が光ってたので、写真マニアはがっかりしていましたよ。