皆様こんにちは。総合診療医からの健康アドバイスの時間です。しかし、テレビはどこを見ても、金正男氏暗殺事件の話題ですね。実行犯の女性はテレビのドッキリだと思っただの、別に二人の男性が関わっているだの、情報はかなり錯綜してますね。そういえば、すっかりトランプ氏の話題はどこかへ行ってしまった感じです。いつ解決するのでしょうか。では本題へ。
病院や診療所で患者さんやその家族に対して医療者がよく用いる医学用語に関連した誤解はかなり多く、さまざまなパターンがあります。
これらの代表的な誤解例について知ることにより、分かりにくい医学用語について、日常語で分かりやすく、かつ正しく言い換えるための工夫に役立つと思います。
この新シリーズでは、我々が以前行った調査のなかから判明した、医学用語の代表的な誤解例について紹介します。
分かりにくい医学用語についての誤解例
Q1. 「腫瘍」についての誤解
1. がんの状態であり命にかかわる病気である
2. 全身に転移することが多いので手術などの早期治療が必要である
3. 成長が遅く、体のほかの部分に転移したり周囲の組織を侵したりしない
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Q2. 「抗がん剤」についての誤解
1. すべてのがんに効く薬なのでがん患者のほぼ全員に用いられる
2. 根治させることはできないので主に末期がんに用いられるものである
3. 副作用が多く治療効果も小さいため患者が希望する場合にのみ使用される
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沖縄本島北部、名護市の海岸です
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