皆様こんにちは。総合診療医からの健康アドバイスの時間です。
今日の沖縄は、晴れ。予想最高気温は26度と、暖かいですね。プロ野球西武ライオンズの山川選手が昨日の試合で、日本人選手最速の100号ホームランを打ちました。沖縄県出身者として誇りに思いますね。今年も去年同様、ホームラン王を獲ってほしいですね。そして、サニブラウン選手の100メートル9秒99もすごい記録です。来年のオリンピックの楽しみが増えましたね。では、本題へ。
免疫療法の画期的新薬として、小野薬品はPD-1をブロックする抗体薬品オプジーボ(一般名ニボルマブ)を開発しました。
悪性黒色腫にかかったカーター元米国大統領にこの薬を使ったところ、肝臓と脳の転移も含めてがんが完全に治癒したと発表され、世界に衝撃を与えるニュースとなりました。
また、PD-1をブロックする抗体薬としてペムブロリズマブがメルク社によっても開発されました。
これらのPD-1阻害薬は肺がんの患者さんの一部で劇的な効果を示しました。
肺がんも悪性黒色腫と同様に数多くの遺伝子異常を持つために免疫療法の標的になりやすいからでしょう。
日本でも、高額なこれらの薬剤が多くのがん患者さんに使用されることによって医療費が莫大に増えたため、社会問題ともなりました。
米国では、2015年に非小細胞性の肺がん患者で、がん細胞の50%以上にPD-1を表現しているケースにおいて、ペムブロリズマブの使用が認可されました。
また2017年には、ミスマッチ遺伝子異常を持つがんに対しての使用も認められるようになりました。
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