総合診療医からの健康アドバイス

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診断における人工知能の応用ケース

2017-05-25 09:26:14 | 医療情報
 皆様こんにちは。総合診療医からの健康アドバイスの時間です。沖縄地方は梅雨に入り、もうすぐ二週間ですが、前半は大雨続きでしたが、最近は雲ってはいるけど雨はパラパラばかり。県内のダムはようやく60%台へと増えてはいるものの、平年の80%台はまだまだだそうです。梅雨の時期に降らないと夏が心配ですね。では、本題へ。
 
 
 
 
 2012年にGoogleは、YouTubeを何千時間も見せることによってAIを学習させ、猫を識別できるようになった、と報告しました。




 Googleはまた、2014年に買収したAI開発専門企業のDeepMind社を使って、人間よりビデオゲームを上手に行うことのできるAIも開発したと報告しています。
 
 
 
 
 医療の診断分野でのAIの開発も進んでいます。


 California HealthCare Foundation (CHCF)という会社は、糖尿病患者における糖尿病性網膜症という重要な合併症の早期診断ができるようにと、Kaggleというウェブサイトを立ち上げて、何千もの網膜画像を学習させました。
 
 
 これをベースにコンテストを展開しました。
 
 
 最終的には、Benjamin Grahamという英国の統計学者が85%の診断精度をもつAIを開発し、賞金をゲットしました。

 

(本文とは関係ありません)

 

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