医療の賢い選択キャンペーン

　皆様こんにちは。総合診療医からの健康アドバイスの時間です。

　今日の沖縄は晴れところによりにわか雨。そして真夏日。明日から二学期が始まるという学校も多いのではないでしょうか。まだまだ日中は暑いので、風どうしのいい教室で授業ができればいいですね。街中では各教室に冷房を入れようという話も出ているようです。暑くて集中できないですからね。では、本題へ。

 

 

 

 

　医療で革命的なキャンペーンが世界的に広がっています。

 

 

　それはChoosing Wisely Campaign （チュージング・ワイズリー・キャンペーン）、すなわち医療の賢い選択のためのキャンペーンです。

 

 

 

 

　これは医療者と患者の双方に対するキャンペーン活動。

 

 

　もともと、医師のプロフェッショナリズムから始まったもので、科学的エビデンスに基づいて、必要でない医療介入の情報について医療者と患者がシェア出来るようにするための活動です。

 

　2012年にアメリカで始まり、2014年にはカナダ、そして世界中に拡大していきました。

 

 

　日本でも2013年12月に私たち総合診療医の指導医メンバーで有志連合を組織し、日本での活動を開始しました。

 

 

　そして「チュージング・ワイズリー・イン・ジャパン：あなたの医療ホントはやり過ぎ？～レス・イズ・モア～」を、カイ書林から2014年春に出版しました。

 

 

 

 

　その中で、我々有志連合が考えた、不要な医療介入についての5つのリストを発表しています。

 

 

 

 

　この書籍には英語のアブストラクトをつけておりましたので、この分野の世界の研究者が読んでいました。

 

 

　おかげで、2015年には高麗大学に私も招聘され、我々の活動についてのソウルで講演を行うことができました。

　2016年10月15日、日本でのこの活動のキックオフセミナーも開催されることになりました。

 

 

南部徳洲会病院のペッパーくん

 

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