総合診療医からの健康アドバイス

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薬剤ゲノム学の応用例

2018-02-01 11:00:03 | 医療情報
 皆様こんにちは。総合診療医からの健康アドバイスの時間です。
 早いもので今日から二月。一年の十二分の一が終わりました。あっという間ですね。今週末から来週にかけて、また寒波がやってくるそうです。東京都心でも雪が降り、もしかしたら積もるかもしれないそうです。この前のように日常が乱されることのないように祈ります。では、本題へ。
 
 
 
 
 数年前まではまだ10パーセント程度の医師のみが、薬剤ゲノム学のような新しい知識を用いた新世紀の処方システムを採用するのみでした。
 
 
 
 
 その後の薬剤ゲノム学の発展により、さまざまな薬剤の作用や副作用のあり方が個々人のゲノムレベルで予測できるようになり、徐々にではあるが、実際の臨床現場で用いられるようになってきています。
 
 
 
 
 例えば、薬剤ゲノム学で分析されるものに、薬剤を分解代謝する酵素の遺伝子型分類があります。
 
 
 人によって薬が分解されやすい、あるいはされにくいというのがあります。
 
 
 ある薬剤を分解する能力の高い人はウルトララピッド・メタボライザーと呼ばれています。
 
 
 それに続いて、ラピッド・メタボライザー、ノーマル・メタボライザー、中間型メタボライザー、スロー・メタボライザー、などと言う分類が用いられています。
 

 

 

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