総合診療医からの健康アドバイス

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慢性疾患患者ケア用アプリ

2017-10-13 11:06:57 | 医療情報
 皆様こんにちは。総合診療医からの健康アドバイスの時間です。
 やっぱり今年は変。昨日の那覇市の最高気温が31.7℃でした。平年より約3℃高いそうです。北海道の十勝地方では冠雪を記録したそうです。縦に長い日本列島ですね。沖縄はまだまだ真夏日が続きます。水分と睡眠は十分とりましょう。では、本題へ。
 
 
 
 
 m-Healthでは、慢性疾患を抱えている患者さん向けのアプリも開発されています。
 
 
 従来の医療システムの介入方法では、そのような患者さんが必要とする医療費は莫大な額となっていました。
 
 
 
 
 ところが、機能が高度に進化したアプリはコストや合併症のリスクを減らしながらケアの質を上げていくことに成功したものもあります。
 
 
 
 
 たとえば、糖尿病は長期で多額なケアを必要とする代表的な慢性疾患です。


 Medtronic Diabetes 社はIBM社のWatsonと連携してアプリを開発し、ウエアラブルな血糖モニターを装着し、患者の食事や運動や活動状態もモニターすることにより糖尿病患者の3時間後の血糖を正確に予測するシステムを開発しました。
 
 
 
 
 従来の自己血糖測定は、指先に針を刺して血液を採取しなければできませんでした。
 
 
 血液を採取しなくても血糖をモニターできるテクノロジーの開発は画期的です。


 Diabetes+Me社のアプリも同様なアプリを開発しており、コストを低下させて患者アウトカムを改善させることを示しています。
 
 
 
 
 また、スイスの製薬ノバルティス社は、Google社が開発した血糖測定用コンタクトレンズを用いた臨床試験をスタートする準備をしています。
 

 

 

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