飲酒とカリウム

　皆様こんにちは。総合診療医からの健康アドバイスの時間です。

　今日の沖縄は晴れ時々曇り。予想最高気温は32度です。昨日、フィリピンの東海上で発生した台風13号は、勢力を強めながら、沖縄地方へ近づいています。八重山諸島は明日から、本島地方は明後日の木曜日から影響があります。中心気圧が980ヘクトパスカルと弱いように思われますが、台風は台風です。対策はしっかりやりましょう。兎に角、停電だけは避けたいですね。では、本題へ。

 

 

 

　飲酒が大量長期となり、血液中のカリウム濃度が下がると全身の筋肉に悪い影響を及ぼします。

　ひどい場合には、筋肉の細胞が壊死して、細胞内の物質を血液中に放出してしまいます。

　カリウムは細胞内に多い物質でもあるため、低カリウム血症によって筋肉の壊死が起こると、カリウムの血液濃度が一時的に上昇するため、カリウムの濃度が正常となることがあります。

　これは、体内の総カリウム量は下がっているので、マスクされたカリウム欠乏状態と呼ばれいます。

　このため、アルコール依存症の患者さんでは血液検査によってカリウムの濃度を注意深く評価することが重要となります。

 

ハートライフ病院のドクターカー。

 

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