総合診療医からの健康アドバイス

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ジカウイルス感染症とギラン・バレー症候群とのリンク

2017-09-26 11:19:00 | 医療情報
 皆様こんにちは。総合診療医からの健康アドバイスの時間です。
 「暑さ、寒さも彼岸まで」という言葉があります。先週の土曜日は秋分の日。その前後三日間はお彼岸と言われてますが、こちら沖縄は真夏の気候に逆戻りしたかのような暑さです。熱中症の危険があります。朝晩はほんの少しだけ涼しくなりましたけど、気を抜くと危ないです。水分と休養は大事ですね。では、本題へ。
 
 
 
 
 ジカウイルス感染症はもともと症状の軽い感染症とみなされていたため医学的にあまり重視されていませんでした。




 しかしながら、2013年にフランス領ポリネシアでアウトブレイク(患者の大量発生)がみられときに、感染症のあとに手足の筋力が低下するギラン・バレー症候群(全身の末梢神経が障害される病気)を合併する頻度が高いことがわかり、注意されるようになりました。
 
 
 
 
 ギラン・バレー症候群をおこすといっても、これはもともとまれに起こる症候群であり、適切な治療をタイミングよく行えば十分に回復が見込める可能性のある病気です。
 
 
 
 
 しかしながらその後さらに問題となる合併症が報告されることになったのです。
 
 
 この後は次回に続きます。

 

 

万座毛から万座ビーチホテルを望む

 

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