総合診療医からの健康アドバイス

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世界で3番目に多い大腸がん

2021-05-06 10:39:02 | 医療情報

 皆様、こんにちは。総合診療医からの健康アドバイスの時間です。

 今日の沖縄は雨。昨日、気象台が梅雨入りを発表しました。予想最高気温は27度です。皆様、大型連休はいかがお過ごしになったでしょうか。いい思い出が出来たらいいですね。しかし、当ブログ再開一発目ですが、言わして下さい。高速道路の出口では本線で減速しないで下さい。側道に入ってから減速して下さい。今まで何度もヒヤリとしました。では、本題へ。

 

 大腸がんは世界で3番目に多いがんである。
 
 
 
 2018年には約180万人が発症し、約88万人がこのがんで死亡している。
 
 
 
 大腸がんの発生頻度を国別にみると、国民の平均所得によって異なることがわかる。
 
 
 
 すなわち、高所得の国ではその発生がほぼ一定であるか、徐々に減る傾向を示している。
 
 
 
 日本に加えて、北米やヨーロッパのいくつかの国々、そしてオーストラリアやニュージーランドなど。
 
 
 
 日本では、1990年代から年齢調整罹患率はほぼ横ばい状態だ。
 
 
 
 高所得国で大腸がんが減っている年齢層は50歳代以上。
 
 
 
 その理由は、大腸がんの危険因子の変化から説明されている。
 
 
 
 大腸がんの危険因子は、肥満、加工肉摂取、運動不足、食物繊維摂取不足、そして喫煙である。
 
 
 
 高所得国で大腸がんが減っている理由は、タバコを吸う人や飲酒量が減っていることが大きいと考えられている。

 

 

 

 出口の500メートル手前から減速する人もいます。取り締まってください。

 

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