総合診療医からの健康アドバイス

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ヒスタミン食中毒が起こる状況

2021-10-25 10:53:39 | 医療情報

 皆様、こんにちは。総合診療医からの健康アドバイスの時間です。

 今日の沖縄は晴れ時々曇り。予想最高気温は28度です。先週は涼しい日もありましたが、今週は暑さが戻るようです。しかし、軽石被害が増えています。国頭村の辺士名漁港は一面軽石で灰色になっています。船のエンジンに入り込んで、故障の原因になるので、漁に出られないそうです。あんなに離れたところの海底火山、風に乗ってやってくるようです。厄介ですね。では、本題へ。

 

 

 前述のように、ヒスタミン食中毒の原因となる魚は、「ヒスチジン」というアミノ酸を多く含む赤身魚である。

 

 代表的な魚は、マグロ、ブリ、サンマ、サバ、イワシ。

 シイラは、別名マヒマヒで、青魚でかつ赤身魚だ。

 

 これらのヒスチジンを多く含む魚を暑い夏に「常温で放置」するとヒスタミンを産生する菌が増殖し、ヒスタミンが生成されるのである。

 

 これらの魚をフライで調理すると細菌を死滅するが、ヒスタミンは消えない。

 

 今回もフライした魚であった。

 

 地球温暖化の影響で毎年の夏が猛暑となっている。

 

 そんな中で赤身魚を暑い室内で放置すると、ヒスタミンがたくさん作られる。

 

 私は、地球温暖化のためにヒスタミン食中毒ケースが増えると思っている。

 

 

 

 知念岬からの眺望

 

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