皆様、こんにちは。総合診療医からの健康アドバイスの時間です。
今日の沖縄は晴れのち曇り、所によりにわか雨。予想最高気温は24度です。週間天気を見ると、明日からしばらくの間雨模様で、来週に少しまとまった雨が降りそうです。ダムの貯水率が過去十年で最低を記録しています。貯水率が改善されることを願っています。そして、節水ですね。では、本題へ。
英国の王室医学会アカデミーが、英国における価値の低い医療介入のリストを発表した。
しかもそのリストは40にも上っている。
王室医学会アカデミーがリーダーシップをとり、発表したが、そのリストを作成したのは英国内のそれぞれの専門学会である。
例えば英国救急医学会の推奨では、軽い傷の洗浄には滅菌水を用いる必要はなく、通常の水道水で良いと述べている。
英国総合医学会の推奨では、体力が不良な高齢者で予後が1年未満と考えられるような場合、症状を抑える薬以外の薬についてはなるべく減らすべき、としている。
英国放射線医学会の推奨では、レッドフラッグの無い腰痛や神経症状のない腰痛ではMRI検査などの画像検査はすべきではない、としている。
レッドフラッグとは、安静にしても良くならないことや全身症状を伴うことなどを意味している。
腰痛があって医療機関を受診するときに、このような病歴について問診をを行わずに、直ちにMRIなどの画像検査をやろうとする医療機関の質は低いと考えた方が良い。
2012年にアメリカでスタートしたこのキャンペーンは世界的に広がり、日本を含む約20カ国が参加している。
今回の王室医学会アカデミーの参入により、英国内でもこのキャンペーンが加速するだろう。
沖縄本島北部、本部町の風景です。
これを実践するだけで、楽しく食事をして、健康的に若々しく、やせることができます。高血圧や糖尿病も予防するので、コロナウイルスにもかかりにくくなると思います。「病気にならない食事の極意」よろしくお願いします。
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