午後10時にチェックアウト。
もちろん秘湯スタンプも押印してもらう。
この日は午後2時から
~隠れ湯に流れる古(いにしえ)の調べ~
「クラヴィコードコンサートin嵐渓荘」
が開催される。
奥様が企画された第1回のコンサートで、宿予約後に決定したので、気づい
た時には既にチケットは完売。
午後からのコンサートだし、その日の宿まで高速を使っても2時間はかかる
から日も暮れてしまうしと、1度はあきらめました。
それが前夜聞いてみたら、1組キャンセルが出たらしく無事参加できることに。
でも、後から考えると
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「デザート多目に用意しておいて良かったね」と、
ご主人夫婦が話していた事から推測するに、
もしかして無理やり1枠つくらせた?のかもしれない。
繊細な音色のクラヴィコードは、小規模のサロンのような会場向き。
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リニューアルされた宴会場は、天井も高く、趣も含めてぴったりの場所でした。
当日は空調も止めて演奏を聴きました。
新聞の取材も来ていたし、デザートが前夜と同じなのも美味しかったから許す。
コンサート後のお茶を猛スピードでいただき、
ご主人夫婦へのご挨拶もそこそこに、その日の宿へ急ぐ私達でした。
この春にはすでに第2回のコンサートも決定しているそうです。
他にも嵐渓荘を楽しむ方法はたくさんあります。
妙湶和樂 嵐渓荘 滞在時のヒント
送迎バス
幼稚園バス?と思うようなラブリーさ。
地元のコミュニティバスひめさゆりの停留所。
川にいるのは?
この近くの川には お魚?モクズガニ?
青く塗られた謎の石。
このあたりは宴会場と同時にリニューアルの新居
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玄関横の歓迎の文字は
なんと男性スタッフさんの手書き。
新潟県の人は市町村名と名字、後は都道府県と名字が原則。
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売店にあるTシャツ
↓似顔絵にてます↓
妙湶和樂
以前は「癒しの隠れ湯 嵐渓荘」。
新潟県のテレビの天気予報
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貸切露天風呂の守り神?
三叉を持った海神みたいです。
ネプチューンは海の神様だけど、ここの温泉は海水のようにしょっぱいし・・・
地震も司る神だから、この地を守ってほしいものだ。
広い敷地に3つの異なる建物。
いつもはおだやかだけれど、時々牙を向く自然。
宿泊客は全国から来るし、もちろん地元客にも人気。
老若男女の希望に答え、カラオケからラウンジまで一通り揃っていて、
水車や卓球場、炭焼き小屋まである懐かしい風景。
あらゆる人を受け入れるこの宿は、とても懐が深いと思う。
部屋や館内にはたくさん説明が書かれている。
くすっと笑わされる時も、それが煩わしい時もあるのが人間で・・・
大勢の人が利用するからと、駅でいろいろなアナウンスを流すように
客を導いてくれる、とても日本的な宿。
そんな宿を経営する4代目の「らんけいごお」様と知り合ったのは、
2004年の秋の事だからまだ7年。
でも、もう7年な気がします。
その年の夏、彼は奥さんを病で失くし、そして家業の宿は水害に遭う。
初秋、はじめて会った私達に彼は一連の悲劇をサラリと語った。
「宿をしているからいずれ再婚しなくては・・・」
彼は私達夫婦より年下だけれど、精神的にはずっと年上に思えた。
数週間後の10月後半、追い打ちをかけるように新潟を震災が襲う。
その後、実際に会うよりもメールのやりとりの方が多かったけれど、
4代目はいつしか当主となり、全旅連の県役員で多忙なはずなのに、
素敵な女性と出会って結婚。
新居と宿を改築しと、順風満帆に見えた矢先、100年に1度と言
われた前回の水害から、わずか7年目の昨夏、再び水害に遭った。
彼に言わせると「試練にあうとそれを乗り越えるべく、がんばれる」
らしい。
多くの共通知人も、そんな彼を心配する事なく「ほおっておいても
大丈夫」と言いながら、でも、彼の幸せを願っている。
波乱万丈なのにそれを感じさせない粘り腰。
コシヒカリみたいな新潟の男の今後を、私達も密かに見守りたいと
思っています。
(2011年11月上旬 銀杏の絨毯の頃に宿泊)
もちろん秘湯スタンプも押印してもらう。
この日は午後2時から
~隠れ湯に流れる古(いにしえ)の調べ~
「クラヴィコードコンサートin嵐渓荘」
が開催される。
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奥様が企画された第1回のコンサートで、宿予約後に決定したので、気づい
た時には既にチケットは完売。
午後からのコンサートだし、その日の宿まで高速を使っても2時間はかかる
から日も暮れてしまうしと、1度はあきらめました。
それが前夜聞いてみたら、1組キャンセルが出たらしく無事参加できることに。
でも、後から考えると
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「デザート多目に用意しておいて良かったね」と、
ご主人夫婦が話していた事から推測するに、
もしかして無理やり1枠つくらせた?のかもしれない。
繊細な音色のクラヴィコードは、小規模のサロンのような会場向き。
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リニューアルされた宴会場は、天井も高く、趣も含めてぴったりの場所でした。
当日は空調も止めて演奏を聴きました。
新聞の取材も来ていたし、デザートが前夜と同じなのも美味しかったから許す。
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ご主人夫婦へのご挨拶もそこそこに、その日の宿へ急ぐ私達でした。
この春にはすでに第2回のコンサートも決定しているそうです。
他にも嵐渓荘を楽しむ方法はたくさんあります。
妙湶和樂 嵐渓荘 滞在時のヒント
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新潟県の人は市町村名と名字、後は都道府県と名字が原則。
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ネプチューンは海の神様だけど、ここの温泉は海水のようにしょっぱいし・・・
地震も司る神だから、この地を守ってほしいものだ。
広い敷地に3つの異なる建物。
いつもはおだやかだけれど、時々牙を向く自然。
宿泊客は全国から来るし、もちろん地元客にも人気。
老若男女の希望に答え、カラオケからラウンジまで一通り揃っていて、
水車や卓球場、炭焼き小屋まである懐かしい風景。
あらゆる人を受け入れるこの宿は、とても懐が深いと思う。
部屋や館内にはたくさん説明が書かれている。
くすっと笑わされる時も、それが煩わしい時もあるのが人間で・・・
大勢の人が利用するからと、駅でいろいろなアナウンスを流すように
客を導いてくれる、とても日本的な宿。
そんな宿を経営する4代目の「らんけいごお」様と知り合ったのは、
2004年の秋の事だからまだ7年。
でも、もう7年な気がします。
その年の夏、彼は奥さんを病で失くし、そして家業の宿は水害に遭う。
初秋、はじめて会った私達に彼は一連の悲劇をサラリと語った。
「宿をしているからいずれ再婚しなくては・・・」
彼は私達夫婦より年下だけれど、精神的にはずっと年上に思えた。
数週間後の10月後半、追い打ちをかけるように新潟を震災が襲う。
その後、実際に会うよりもメールのやりとりの方が多かったけれど、
4代目はいつしか当主となり、全旅連の県役員で多忙なはずなのに、
素敵な女性と出会って結婚。
新居と宿を改築しと、順風満帆に見えた矢先、100年に1度と言
われた前回の水害から、わずか7年目の昨夏、再び水害に遭った。
彼に言わせると「試練にあうとそれを乗り越えるべく、がんばれる」
らしい。
多くの共通知人も、そんな彼を心配する事なく「ほおっておいても
大丈夫」と言いながら、でも、彼の幸せを願っている。
波乱万丈なのにそれを感じさせない粘り腰。
コシヒカリみたいな新潟の男の今後を、私達も密かに見守りたいと
思っています。
(2011年11月上旬 銀杏の絨毯の頃に宿泊)