A&Pの☆お宿千夜一夜

美味と心地よい宿を求め、各地をむしゃむしゃ修行中!

友家ホテル2 温泉編

2012-02-26 15:00:00 | 甲信越・宿
友家ホテルのある大湯温泉は、福島県との県境にある魚沼市、奥只見湖の西

に位置し、越後駒ヶ岳より流れ出る清流・佐梨川を挟み合う温泉地。

同じ名前の温泉は秋田にもありますが、養老2年、行基の開湯から1300年

と歴史的には新潟の方が古いよう。

混同しないように「越後大湯温泉」と書くこともあるようです。

大河ドラマ「天地人」で兼継・お船が訪れたゆかりの地だそうです。

泉質 単純温泉(弱アルカリ性・低張性温泉)
泉温 源泉55度 源泉35度
効能 神経痛、筋肉痛、関節痛、冷え性、疲労回復、健康増進など

温泉は、水のように見えて、入るといつまでもぽかぽかが続き、湯冷めしない。

一晩中入れて、趣の違う5つのお風呂を順にご紹介します。


貸切露天風呂(非温泉)。

本館端にあり、よく雑誌等で写真も見ます。

空いているかは履物で判断。

「予約制にしてしまうと時間に縛られ、ゆっくりと寛げないから」このシステム

にしたそうで、客数が少ない時は、全て貸切になる事もあるようです。



木製の鍵、ハニカム(蜂の巣状)の棚や、バタフライチェアがおしゃれです。
  

反対側



川が近い。運が良いと岩魚が泳いでいるのを見られる事もあるそうです。




川見の湯治ゆ 扇風呂

「お風呂で楽しむ」をコンセプトとした貸切湯。

川のすぐ真横、タイル張りのシンプルなお風呂。

体温くらいの温度のお湯。

夏は戸を開け放つので、半露天風になります。

 カンバンを貸切中にし↓しんばり棒(別名 用心棒)でロック。



ほのぼのしたお言葉に、ああ、温泉に来たんだぁと実感。
 

心ウキウキ足取りも軽く、階段を下りると
 
 川と同じような目線で温泉につかれます。 

   冷茶コーナー。

龍神の湯

名前の由来で不思議な話があるので、宿のホームページを見て下さいね。

主に女性用  夜 7時~10時、 朝 8時~11時 男性用

 階段をおります。 



右手に1人分ずつのブースに仕切られた、洗い場が3つ。

人がいてもお互いに丸見えでないので、気にならない女性向きの構造。




銘石庭園風呂

ここは他と離れていて、別館の1階にあります。

長い年月激流に揉まれ、丸みを帯びた銘石のみを使用し、配石。

石に湯をかけると、一層風情が増します。

主に男性用  夜 7時~10時、 朝 8時~11時 女性用

 階段を下りて  のれんをくぐると、 

休憩コーナー←左・右→洗面スペース

そして正面、ついたての奥が着替える場所になっています。



 壁に映し出される時計。 手書きがレトロ。

入るとまさに大浴場。


  

広すぎて落ち着かないので、窓の外へ。

野天風呂 

庭園風呂の奥にあり、窓から出入り。

40度からの源泉かけ流しのため、季節営業で4月~12月初めを予定。

(10月半ばより庭園風呂の温泉加水)

大雨等、悪天候時も入れない場合があります。

夜は暗めの照明なので注意が必要。

 ローソクが用意されていたから、星を見ながら入れそう。

野天風呂からの眺め   


湯上がり処

とても広くて、空間の使い方が贅沢というか、この宿のようにおおらか。

    
温泉の後で、朝昼晩とビール飲んだり、

   

ビリヤードやゲームに興じたり、

 マッサージ機で夕食の事を考えたり、



ディベッドでまどろんだりする幸せ。

それが温泉での正しい過ごし方だと思う。


実は私はここが、1番

友家ホテルらしい場所なのではないか

と密かに思っています。

というのも広い場所に点在しているので、薄れていますが、実はご主人

夫婦の趣味が色濃く出ているような気がします。

昔、川沿いで眺めも良く、広いので、不謹慎にも社交ダンスをする人向け

にいいのではと思った事があるのですが、ご主人夫妻は同じ踊りでも違う

踊り好き。

ジャンルにとらわれず、ブラジル、ヒップホップ、レゲエ、ソウル・・・

とにかくいい音楽好き。

そのコレクションが、水害にあったのは本当に残念でしたが、以前は

この空間にDJブースもあり、音楽好きの間ではここは、

「ボサノヴァ温泉」と呼ばれているらしい。


もちろん、お風呂上りに冷たい麦茶を飲んだりもできます

併設の読書スペースには、雑誌や本が山積み。




次回はお待ちかねの夕食!

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