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A&Pの☆お宿千夜一夜

美味と心地よい宿を求め、各地をむしゃむしゃ修行中!

紅葉の京都・三尾1 栂尾(とがのお)高山寺でにっこり

2012-03-10 15:00:00 | 近畿・遊
2011年12月は宿泊予定が6泊。

仕事多忙な時期なので、初回はパブロフの記念日にあわせて近場の京都へ。

宿が冬以外はあまりお肉が出ない「摘み草の宿」だから、できれば前後のお昼

でお肉を食べたいと考えました。

11月は山形の「時の宿 すみれ」でお肉を堪能した後、地元・大阪が不完全

燃焼に終わったから、お店選びは慎重に。

京都市内経由なら多数の候補が出そうだが、コース的には面白くない。

もう十数年前にドライブで立ち寄ったあの店はどうだろう?と町名と店名を

ひらがなで記憶していた店をネット検索。

いまだ人気があるようで、初日のランチに決定。

そこから宿の前後のコースを考えました。

最終的に、早朝から紅葉が残っていそうな三尾~お茶~ランチ~いくつかの

道の駅~美山の合掌集落とパン屋さん~宿。

翌日は宿~京都市内か来た道を戻り、ランチ~おやつにパンかケーキ屋さん。

原則、宿以外の予約はしないというアバウトコースを作成。



三尾(さんび)とは、京都市北西部の北から順に

栂尾(とがのお)、槙尾(まきのお)、高雄(たかお)の事で、紅葉の名所。

鳥獣人物戯画の絵巻物と明恵上人で知られる栂尾山 高山寺。

運慶作の珍しい釈迦如来像がある槙尾山 西明寺。

空海(弘法大師)が真言密教を始めた高尾山 神護寺。 

の名刹があります。

しかーし、前日京都は嵐のような悪天候。

紅葉も散りそうな勢いでしたが、なぜか朝には天候も回復。

雨あがりなら、しっとり、つややかな景色も写真に撮れそうです。

早朝、大阪の自宅から京都方面を見る。暗雲たれこめた感じ。
車でまずは三尾の1番北、栂ノ尾を目指します。

道は空いており、曇天ながら、まだ紅葉も残っていて期待が高まります。

   

最初の目的地は世界遺産 高山寺。

鎌倉時代に後鳥羽上皇の助力により、明恵上人が再興したお寺。楓で有名。

 

そこには11月のみ有料=12月は無料の50台分の駐車場があるのです。

トイレは駐車場の北の端にあり、お土産物屋さんや自販機もここに。

11月は地元民は紅葉渋滞をさけて、あまり三尾には近づきません。

でも毎年紅葉は12月上旬まで残っているし、新緑の時期もおススメ。

ここから槇尾・栂尾までは徒歩移動し、最後はバスで戻ります。

それでは飲み物とおやつを持って、数時間の散策に出かけましょう。

さて、どれくらい早朝かというと、高山時の開門は8時半。

ですが12月上旬の週末なら、紅葉シーズンの名残でまだ団体客も来るので、

8時頃にはたぶん入場できます。

駐車場側からだと裏口から入る事になります。

途中、入場券売場があるので「もう入れますか?」と聞いてみて下さい。

 ←竹製の通行止め。↓ 細い山道だから三脚禁止なんですね。




ここで表参道からの道と合流。

朝、人の少ない雨上がりの小道は風情があります。


  国宝の 「鳥獣人物戯画」はレプリカ。

オリジナルは東京と京都の博物館にあります。

見学は別料金。左は世界遺産の認定証?


   苔が柔らかそう。 

   カリンでしょうか。 

紅葉だけで十分という方も、向かって左手にある

「日本最古之茶園」の石標と茶畑はぜひご覧下さい。



鎌倉時代の初期、宋から茶種をもらった建仁寺の栄西禅師。

まず九州の背振山に植えられたが、明恵上人に贈られたことにより上人が

栂尾に移し植えた為、ここが茶の発祥地となっています。

ここから茶畑は広まり、京都では仁和寺、醍醐、宇治、葉室(松尾)にも造ら

れました。

室町時代に流行した茶の本・非を飲み分ける「闘茶」という茶の会では、栂尾

の茶は味、香ともに最も優れた品質で本茶とされ、他は非茶とされました。

       

高山寺を後に、よく写真で見る石畳のある表参道~正門から出ます。


   お天気はいまだ曇。 

 周山街道=車道移動  

   

 冬の準備も済んだ白雲橋を渡る。

   長岡京が本店の筍で有名な料亭。

「槙ノ尾」のバス停の向いに清滝川に続く坂道があり、
   案内もしっかり。

途中には使用しているのかと思う石段や、民家に興味深いものが。
    

西明寺へ続く朱色の指月橋。




次回は1番こじんまりしていて、今回のんびりできた西明寺をご紹介します。

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